
東胆振地震から一年、災害備蓄品を見直してみた
一年前の9月6日は東胆振大地震(※)がありました。
(※「平成30年北海道胆振東部地震」)
(地名で「胆振=いぶり」と読む)
東胆振地震では大規模停電、液状化現象、土砂災害などが起きました。
震災から一年経っても、被災地ではいまだに仮住まいで不便な暮らしをされている人々がいます。
(※「おばんです」は「こんばんは」を意味する北海道弁。おばさんという意味ではない)
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北海道のブラックアウトで一般家庭で困ったことは何か
先日、台風の時にも書きましたが…
(その時の内容はこちら→お弁当のバナナに絵を描いた話と台風と地震と停電の話 )
私の故郷は北海道。
北海道は台風が滅多に来ないはずなのに、昨年の東胆振地震(平成30年北海道胆振東部地震)の前日は北海道に台風が来ました。
台風で大量の雨が降っていたせいで、土砂崩れなどの被害が大きくなったとも言われています。
昨年この北海道胆振東部地震の時、転勤族の我が家は内地に住んでいました。
(※「内地(ないち)」とは北海道外を意味し主に本州のことを指す)
北海道にいる私の親族・友人は幸いなことに無事でしたが、全員が無事だと判明するまでには時間を要しました。
友人宅は家屋の被害がありました。
この東胆振地震では、北海道全域で停電になる 大規模停電(ブラックアウト)が起きたのは、全国のみなさんもご存知でしょう。
停電時の備えは大丈夫ですか?
集合住宅(マンション・アパートなど)は水を組み上げるポンプに電力を使うため、
集合住宅は停電時は水道も使えなくなります。
日本では、大きな地震や停電でエレベーターが停止した場合は、点検業者が安全確認をしてから運転再開されるのが通常のようです。
エレベーターのある建物に住んでいた人達は、停電中は水道が使えず、
エレベーターは電力が復旧した後も点検待ちで数日間使えなかったので、買い物や水の確保が大変だったと言っていました。
非常階段の電灯は、停電が長時間になったためにやがてつかなくなってしまったそうです。
子ども連れなら手もつながなくてはなりません。
手に持つ懐中電灯より、
両手が空くヘッドライトの方が良かったと言っていました。
お湯は沸かせますか?
水や食料の買い置きはありますか?
スマホの充電ができるバッテリーはありますか?
真冬だったらどうしますか?
真夏だったらどうしますか?
フィリピンで暮らす我が家の災害備蓄品
フィリピンは電力供給が安定せず、たびたび停電があり、台風が多かったり火山帯なので地震もあったりします。
マニラ首都圏のBGC(ボニファシオグローバルシティ)にキラキラできない引きこもり気味な駐在妻としてやってきた私は、フィリピン生活五カ月で、すでに停電3回と地震1回を体験しています。
水不足でマニラ首都圏は断水になった地域もあり、BGCの私の住む建物は断水を免れましたが、同じBGCでも知人宅は断水になりました。
(フィリピンの停電の話は「お弁当のバナナに絵を描いた話と台風と地震と停電の話 」にも書いています。アメリカではblackoutで通じるらしいですが、フィリピンでは停電はpower interruption という表現がよく使われるようです。)
(雨季なのに水不足の話は→マニラ”水不足関連ニュース続報”)
水の買い置きはもちろんのこと、災害時に安全な水を確保するためには、日本でも海外でも携帯型浄水器やカセットガスコンロがあると良いかと思います。
フィリピンのマニラ首都圏に住む日本人駐在員の家庭の多くは、コンドミニアムと呼ばれる高層マンションに住んでいると思います。
エレベーターが使えない時は階段を使わなければなりません。
コンドミニアムの避難訓練(evacuation drill)に参加したことがありますか?
明かりがついている状態でも、子どもを連れて階段をひたすらぐるぐる回って降りるのは、しっかり歩ける幼稚園児でも大変でしたよ…
フィリピンは暑いので玄関に置いているのはサンダルの人も多いでしょうが、避難時にサンダルはお勧めしません。階段で危ない目にあいますよ。
停電時に非常灯はつくかもしれませんが、停電が長引けば消えてしまいます。(実際、北海道のブラックアウトの時に親族が住んでいた建物は非常階段の灯りが消えてしまったそうです)
電力が復旧後もエレベーターは点検待ちで、すぐ使えないことも予想されます。
暑さ対策に電池式の扇風機があると熱中症対策になります。(私は暑さに弱いので日頃から使用)
電力を使用しない団扇や扇子もあると良いです。扇子なら非常持ち出し袋にも入れられますので、日本から持参をお勧めします。
北海道のような寒冷地の場合はカイロやカセットガスストーブなどの寒さ対策用の備蓄が必要ですね。
寒冷地でなくても、水害で衣服が濡れると低体温症になってしまいますので、非常持ち出し袋に入れる着替えは濡れないようにパッキングすることをお勧めします。
薄くて軽いアルミ製ブランケットが非常持ち出し袋にあると、体の保温や目隠しにもなりいいですね。(製品によってカサカサ音の強さが違うので、静音タイプがお勧め)
非常階段を子どもと一緒に降りるため、すぐ持ち出すもの、備蓄するものをもう一度整理しなければと思ってます。
ヘッドライトはあらかじめヘルメットにつけておくと良いと、胆振東部地震の頃に日本のテレビ番組で観ました。
ヘルメットをACE Hardwareで購入しましたが、プラスチック製の心許ないもので、後に付属パーツが壊れて使い物にならなくなりました…
手指消毒アルコールについてはこちらもご覧ください
フィリピンはデング熱流行地なので、虫除けがあった方がいいと思います。
(以前書いたデング熱の話はこちら→デング熱注意!の大使館メールとたびレジの安全対策メール)
フィリピンで暮らす我が家の備蓄食料
食料は期限があるので、日本から持参したものの期限に余裕があるうちに、現地で買える備蓄品を探します。
タンパク質がとれるものやビタミンがとれるものもあるといいと思います。
写真に写っている食料品で日本から持参したものは右下の赤線内のものだけで、後は全てフィリピンに来てから買ったものです。
写真にはありませんが、日本からはアルファ米やフリーズドライ食品も持ってきました。
写真の日本のカップ麺等は、フィリピンのBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)のスーパーで購入したものです。
シリアルや牛乳など日頃よく食べるものは少し多めに買い置きし、古いものと新しいものを入れ替えるローリングストックにしています。
シリアルは日本よりも食べきりサイズがたくさんあるのが嬉しいです。
断水時でも食べきりサイズのシリアルならパッケージを器代わりにして食べられます。
牛乳や豆乳があるとより食べやすいでしょう。
(牛乳などの紙パック飲料については後述)
フィリピンではウォーターサーバーを使っている家庭も多いでしょうが、私は洗浄が不十分なボトルで胃腸炎になったことがあるため過信しないことにしています。
フィリピンには日本では見かけないようなビッグサイズのボトルも売っていますが、実際の扱いやすさや非常持ち出し袋に入れることも考えると500mlなどのボトルも備蓄が必要です。
200mlの小さなボトルは子どもに飲ませやすいですし普段から持ち歩くのにも便利です。
水はキッチンや寝室など各部屋に分散して備蓄しています。
いざという時に備えての携帯型浄水器について本記事の前半に載せています。
フィリピンでは、牛乳は常温保存可能なタイプが主流です。
開封したら要冷蔵なので、一度にたくさん飲むのでなければ飲みきりサイズのパックを備蓄することをお勧めします。
写真右下のネスレの牛乳は1リットルのパックですが、同じものの200mlサイズ(写真左下のリンゴジュースと同じサイズ)がお店にはあります。
フィリピンは物流の過程や商品陳列の際に扱いが雑で、たまに外観に異常がなくても小さな穴があいてしまっていて中が腐敗していることがあります。
紙パック飲料は小さい子が飲む場合は大人が毒味した方が良いと先輩駐在妻の方々の話を見聞きしました。
私自身も牛乳がドロっとかたまっていたり、酸味があるパックを実際に見つけてしまったことがあります。
紙パックに限らず、パウチタイプの商品をまとめ買いしたら、翌日に一つだけパックがパンパンに膨張していたり…
日本の有名メーカーのカップ麺がパンパンに膨張していたり…
日本で生活していれば賞味期限が多少過ぎた食品も問題なく美味しくいただけますが、フィリピンは一年中気温も湿度も高い上に商品の管理にも難ありなので、ストックする場合は賞味期限ギリギリにならないように食べていくことをお勧めします。
私が紅茶にハチミツを入れて飲むが好きなこともあるのですが、我が家ではハチミツは必ずストックしています。
ハチミツは咳や喉の痛みを和らげたり食材を美味しくしたりと色々な使い道があるし、火や水がなくてもそのまま食べられエネルギー源になります。
ハチミツは乳児に与えるとボツリヌス中毒の危険があるので、1歳未満の子には与えないでくださいね。
ゲータレードはスーパーやコンビニでも手に入るスポーツ飲料です。
いろんなフレーバーがありますが、日本のスポーツ飲料に近い味は写真の青いラベルのボトルです。
輸入食材を扱う店ならポカリスエットを売っている店もあるので、ゲータレードかポカリかお好みの味の方をどうぞ。
余談ですがゲータレードは残念ながら他のペットボトルとキャップの口径が違って少し大きく、握力の弱い私はうまく開けられず他の人に開封をお願いすることが何度かありました…
防災グッズは定期的に点検しないとダメですね。
海外で子育てしていると、色々と不安がいっぱいです。
備蓄品の詳細や、
フィリピンのコンドミニアムで子どもと一緒に避難訓練に参加してみた話もそのうち描きたいと思っています。
前回の話
今後の予定(たぶん)
お風呂とプール②は我が家がフィリピンのプールで遭遇したトラブルと北海道の寒いプールの話
お風呂とプール③は我が家が実際に折りたたみ簡易浴槽で入浴してみた話
気まぐれに内容を変更することが今後もあると思いますけどね。
更新は不定期で深夜早朝も時差の考慮も関係なく気まぐれにやってますので、もしうっかり間違えて読者登録されてしまった方は、フォローをはずすかメール通知・プッシュ通知設定をオフにすることをお勧めします。
(いつもこれ書いてますからね。だから今日は夜中に更新しちゃいましたよ)
このブログは、一般の主婦が個人的趣味で書いて(&描いて)楽しんでいるものです。
転勤族の妻として引っ越した先々の土地での出来事や日々の家事育児などの何気ない出来事を、故郷北海道の話題や好きな特撮・漫画・アニメなどの話題に無理矢理つなげて強引に書いていく、はんかくさいことをやるのが目的のブログです。
(※「はんかくさい」は「あほらしい・ばからしい・みっともない」といった意味の北海道弁)
北海道の話、フィリピンの話、特撮やアニメや漫画の話、転勤族の話、育児の話、お弁当写真、自作イラスト…等、全部ごちゃ混ぜハロハロスタイルで、どの話題を中心に描くかは気分次第です。
(※「ハロハロ」はタガログ語で「混ぜこぜ」という意味。フィリピンでは、かき氷とミルクと果物・豆・芋・トウモロコシやナタデココやアイスなどを盛り付けて混ぜて食べる「ハロハロ」というパフェのようなデザートが有名)
フィリピンと日本の時差は1時間です。
(例えばフィリピンが午前0時の時、日本は午前1時です。)
ブログに記載してある更新日時は基本的にフィリピンの現地時刻です。
今日のブログは東胆振地震の日に合わせて、日付けが変わる前に本当は更新しておきたかったのですが、間に合いませんでした。
私自身はアメーバからの通知をオフにしておりログインも常時している訳ではありませんので、コメント・メッセージ・リブログ等は時間帯を気にせずしていただいて構いませんが、返信が遅くなることはご理解ください。
昨年末から新千歳ーマニラ直行便がフィリピン航空で就航されてます。
遠いようで近くなった北海道とフィリピンの話をこれからも書いていきたいなと思います。
転勤族と結婚して北海道内で引っ越し、内地へ引っ越し、今年から海外転勤族になってフィリピンのBGC(フォートボニファシオ、ボニファシオグローバルシティ)へ引っ越してきた道産子な母ちゃんでした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
Maraming salamat po.
したっけねー
(※「したっけ」は「そうしたら」という意味の北海道弁。会話の最後に「そうしたらさようなら」の意味でも使う)

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