昨日28日は和暦では師走の二十三夜・下弦の月。

 

先日インフルエンザで沈没デトックスをしてスッキリさっぱりし、私の中では、今がようやく年の暮れ……という感覚。

 

今年は立春翌日に新月があたり、新しい扉を開くサイクルが幾重にも重なります。

 

 

 

そんなタイミングでの今月の月待講

 

一緒に講元をしている太田ひまりさんも、ふた月ぶりに共に。

 

 

 

当日、体調不良の方もいたり、お仕事やご家族行事が入ったりで、小さな輪だったのですけど、冬の古民家ゆえに今回は火鉢を囲んでの対話の場。

 

結果、これはこれで、ちょうどよかったね~と集ったみんなで笑う、ほっこりした場でした。

 

 

いやー!火鉢最高っ!!!

 

古民家ゆえにさぞ寒いだろうと防寒ばっちりで臨んだのですが、火鉢の優しいぬくもりと、身を寄せ合い火鉢を囲む中で、自然とゆるやかに対話の場が整っていく。

 

 

 

 

ボタンひとつで快適なお部屋の魅力は、それゆえに何かを置いてけぼりにしてしまっているのかもしれない。

 

現行のグレゴリオ暦では、1月新年がスタートしたばかりではあるけれど、集ったみんなの心にあるのは、『来し方行く末を見つめる今』でした。

 

 

 

 

思考で整理整頓するのではなく、ゆっくり立ち止まって今、心に立ち上ってくるものを感じて、ぽつりぽつりと言葉にしてみたいものをはなっていく。

 

 

 

 

先にあげたボタン一つで快適空間♪ の例ではないけれど、歓びの高揚感とかは幸せを感じやすいにしても、同時に何か大事なものを見えなくさせるのかもしれない……という感覚をそれぞれが日々のいろいろなことから感じているのが、対話の中で見えてきて。

 

お互いの話の中に、世の中がとか、誰かがではなく、自分は何を美しいと想い、大切にしたいと望み、歩んでいきたいのか。

 

それを見つけるのは誰でもない自分の心であって、それを感じるためにしばしひとりになることも、とても大切なことだね、と。

 

 

 

 

 

それは拒絶でも分離でもなく、葉っぱが一枚一枚健やかであることが、ひとつの樹の健やかさにつながるようなもので、何を自分が感じているのかを知ることって、とても大切ということなのでしょう。

 

 

 

 

 

私はこう感じているの。

あなたはそう感じてるんだね。

 

そっかそっか。

 

別にその後、同じ道を歩んでいくわけでもなく、自分の道を歩むけれど、この束の間のひと時、共にあって、お互いの話に耳を傾け、みずからの心が澄んでいく。

 

 

 

 

冬らしい、深く潜りつつ、でも、春に向けてそれぞれが動いていく気配。

 

なんとも幸せな時間でした。

 

 

 

 

 

すべての答えはみずからの内にあって、芽吹きの時も眠りの時も、ちゃんと自分が知っている。

 

早く何とかしなきゃ、この年齢ならこのくらいできなきゃ、これくらい持ってないと不安とか、その基準は誰のものか。

 

理路整然と説明できる道を歩むことで、自己正当化しているだけかもしれず。

 

誰に言い訳をして生きているのか。

 

そんなものから、優しくほどかれて自由になっていくような。

 

 

 

 

 

でも、たぶん、日常を生きる中で、やっぱり自分で自分を縛ってしまうこともあるでしょうけど、それでも、こうしてみずからをほどいた時間を知っていることは、きっと何かの時に思い出されるんじゃないかな、という希望も個人的に感じて、ああ、毎月の月待講は、宝物のようだなと。

 

 

 

 

そして、月待講のもうひとつの楽しみ、というか、それもまた一連の大切な流れであるお野菜懐石manayaさんのスイーツが絶品で!!!

 

うわーラブラブって、見た目や美味しさからなるだけでなく、いただくことで自分の本質というか、真ん中の部分に立ち戻る、感じることに心が向かわずにはいられない素晴らしいスイーツ。

 

りんご生姜葛湯と、お茶は芍薬堂さんから取り寄せた龍眼花茶

 

大切に大切に慈しむように作られた葛湯の滋味に、対話したことがより深いところに落ち着いていくような。

 

で、これで終わりじゃなくて、次に来たのがヴィーガンのミルフィーユ!!!!

 

 

普通のパイ生地じゃなくて、トウモロコシのパイ生地で、最後までカリッカリ。

 

豆乳のカスタードクリームが、えっらい濃厚で。

 

ヴィーガン、ヘルシーさを好む時、確かにクリームっぽいけど、カスタードクリームの濃厚さに欠けるのはやっぱりちょっと残念だよな……という概念を気持ちよくぶっ壊してくれました。

 

 

 

 

身体にいいから、より良い社会のために、じゃない。

 

いわゆる普通のミルフィーユと並べられたら、間違いなく美味しさとワクワクでmanayaさんのミルフィーユを選ぶ。

 

 

 

ひとくち食べるごとに、湧き上がり満ちていくこの感覚は、一夜過ぎた今もあり。

 

 

今ここに湧き上がるもの、立ち上るものを感じる、という意図に共にあるスイーツ。

 

月待講という場を開く意図を汲んで、毎月楽しませてくださるmanayaの勉さんに感謝、感謝ですキラキラ

 

 

ベル月待講 ~めぐる季節の中で心をととのえる~

2月26日(火)、3月28日(木)  共に13時~16時

かつて月の巡りに合わせて女性がひと月に一度集い、飲食をともにしながら対話した月待講。 

安曇野の豊かな自然に囲まれた古民家で、季節のものをいただきながら、自分の内から湧き上がるもの、

周りで起きるものに耳を澄ませていく時間です。

 ◆場所:お野菜懐石manaya(安曇野市堀金烏川)

 ◆参加費:1500円(スイーツ・ドリンク代)

 ◆お申込み:こちら(←クリック)

 

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