図書館へ行ったら、映画の特集していました。
原節子さんが亡くなったからでしょうか。
「風と共に去りぬ」の解説本がありました。
めくっていたら、アメリカ南部の土の香りが匂い立ってくるようで、
借りてきて、きれいな写真を見ています。
若い方には、なじみのない映画やゲーブルという俳優さんでしょうが、
私にとっては、生まれて初めて、男をかんじる髭の男。レット・バトラー。
バトラー船長は、強烈でした。
映画も、洋画見るのが、初めてで、あのきれいな鮮烈な画面。
50年経っても眼に焼き付いています。
ビビアン・リーの圧倒的な美と存在感。おてんばなスカーレットと、天使のようにやさしく、
おもいやりのあるメラニー。おりびあ・で・ハビラントもすきでしたよ。
何で、何で、あのスカーレットとレット・バトラーは互いに愛し合っているのに、別れないといけないのか。
かといって、私はアシュリーも大好きだったんですね。
ああいう貴公子タイプも好きなんです。大好きなんです。
といって、危険な香りのバトラー船長も大好きなんです。
どうしたらいいんでしょう。
原作は今もって、読んでいませんが。
でも、今、ちょうど時間ができたので、ミッチェルの原作、読んでみようかな、
お正月にちょうどいいかもしれない。
みなさま、昔の映画はいいですよ。映画通ではないけれど、
「ジャイアンツ」のジェームス・デーンに、ロック・ハドソン。
ディーンが憧れるハドソンの妻、えりざべす・テイーラー。きれいですね。
今は、あんな美しい女優さんは海外にもいませんね。
熱狂したゲーブルのひげ。茶色の瞳。もう、きりなくい思い出します。
アラビアのロレンスのピーター・オトール。
あの青い目。白いアラビア衣装に身を包んで、おまー・シャリフとの強烈な出逢い。
そしてスティーブ・マックイーンの男らしさ。もじゃもじゃ頭とくしゃくしゃの笑顔。
拳銃無宿の笑わないヒーロー。クールなガンマン。
もう、きりがありません。
むかしの映画は人間そのものを描いていますが、最近の映画は人間は驚かすさまざまの装置を
動かすピエロ、猿回しになってますね。
人間不在の映画が多すぎるようです。