樹木葬もいいんじゃないですか? | 星ねこブログ

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夫が田舎へ帰って、弟とはなしたらしい。


「兄さん、墓はどうするの」

高齢になった母親は、弟夫婦がみている。


そろそろ、お墓のことくらい、考えておいた方がいいかもしれない。
永遠の星


そんな思いから、自然と話題がそっちへ向かったのでしょう。


夫婦でお墓の話をする年になりました。


お墓作る気はありません。

年金暮らしで、そんな蓄えもありません。

正直なところ、


子供にもずいぶんむしられました。

「そうだわ、わたし、山や木が

好きだから、樹木葬にしてもらおう」


夫は灰になって、その辺にまいていいぞという、無頓着な男です。


口先では気軽にそんなことを言います。

いりとるる


何だかしみじみしてしまいました。


確かに、気に入った木の下に埋めてもらうのはいいかもしれません。


自分には似合ってる気がします。

富士山を見上げる景色のよい自然の中の、花がたくさん咲く桜の下なんかいいですね。

緑がきれいな、いろんな木がありますね。


土に返る。場所もとりませんね。

子や孫が、時々来て、花盛りの木の下で、お弁当広げたりして、おばあさんの

思い出話をして聞かせる。それで充分じゃありませんか。


あくびねこ
その前に、まだまだ生きて、まだまだやりたいことがあります。


やり遂げなければならないこともあります。

崖問題も、必ず解決したい。

それはどうしても、成就しなければならない。

深く、かかわった以上、もう自分の中で、やり遂げずにはおかない命題となっています。


この年になって、若いころよりずっと大事なことにかかわり、そして頼りにもされている自分がいること。


これは神様に感謝しなければならない。嬉しいこととして、何かに、誰かの役に立つことが、こんなに大事なこととは。

あまり、意識しなかった。若いころは。

今、そのように考えられるだけで、生きて来た甲斐はあります。


星空が、外には広がっていることでしょう。

人生の不可思議さ、考えますね。おやすみなさい。