荒ぶるおじさん | 二十六夜待ち

二十六夜待ち

50代半ばの男です。四捨五入すれば還暦なのでそろそろ終活と思い、人生で起きた出来事を書き残して行くことにしたのですが、煩悩が衰えず、昔の人が"月待ち"で興じたように"待ち"を楽しむ日々です(苦笑)

昔、新宿の場末のストリップ小屋に潜入したことがあります。

(もうその小屋はありません)

 

踊り子さんが一踊りして、一旦幕に下がると、

数人の漢達が立ち上がりジャンケンを始めます。

 

どうやらジャンケンで勝てると舞台にあがれるシステムらしいです。

漢達の中には「滋養強壮剤」を飲みながらジャンケンしている

荒ぶるおじさんもいました。

 

もの凄い世界観です。

 

荒ぶるおじさん。

「滋養強壮剤」効果もあってか(?)、じゃんけんも勝ち抜き

いざ舞台上へ。

 

戻って来た踊り子さんと、そのまま舞台の上で。。。

 

ものすごい世界です。

その世界観に圧倒された20代の頃の私でした。

 

 

その荒ぶるおじさんは、見事仕事を完遂しましたが、

別の踊り子さんの舞台の時には舞台上でフニャってなってしまう輩もいて、

そんな時にはジャンケンに敗れた敗者達が

「そんなお粗末なナニだったらジャンケンに参加すんじゃねぇ!」と野次ったりしていました・・・・

 

 

その小屋。

踊り子さんは、全員南米のお姉さまでした。

 

 

 

その数年後、チリ人妻ア○ータが話題になった

「青○県住宅○○公社巨額横領事件」をきっかけに

ストリップ劇場に一斉摘発が入り、そういう舞台もなくなったようです。

(アニー○は元ストリップ嬢)