世界中の野球ファンが注目していた(?)大谷翔平選手の移籍先が、本日(2023/12/10)遂に発表され、
大谷翔平は、来年(2024年)からは、ロサンゼルス・エンゼルスからロサンゼルス・ドジャースへと移籍する事となった。
「大谷は、一体、何処のチームへ行くのか!?」
という事で、ここ最近、連日大騒ぎだったが、
「オオタニ狂騒曲」
も、遂に決着の時を迎えた。
ちょうど、そのタイミングで、私がこのブログで、今年(2023年)書いた「連載記事」をご紹介する企画を行なっているが、今回は、「第5回WBC総集編」についての記事を、ご紹介させて頂く。
前回の記事でも書いたが、私は第1回WBC(ワールドベースボール・クラシック)から、
「侍ジャパン」こと野球日本代表の事は、ずっと応援しているが、
今大会ほど、最強のメンバーが揃い、そして日本中を熱狂させた大会は無かったのではないかと思う。
今年(2023年)開催された、「第5回WBC」で、栗山英樹監督率いる「侍ジャパン」は、「投打二刀流」の大谷翔平の大活躍もあり、見事に14年振り「世界一」の栄冠を手にした。
という事で、前回は、今年(2023年)開催された、「第5回WBC」の観戦記の「リンク集」をご紹介させて頂いたが、
今回は、「第5回WBC総集編」の「リンク集」を、ご紹介させて頂く。
そもそも、私は「凝り性」の所が有り、何かの出来事が有ると、その「起源」から解き明かし、その「歴史」を書いてみたくなってしまう癖(?)が有る。
今回の「第5回WBC」についても、改めて、栗山英樹監督と大谷翔平の「出逢い」から描き、「侍ジャパン」で、この2人が共闘し、見事に「世界一」に上り詰める…という「物語」を描いた。
それでは、
「第5回WBC総集編」
を、ご覧頂こう。
<2023(令和5)年・第5回WBC総集編(前編) ~栗山英樹と大谷翔平の物語~>(2023/3/27)
2023(令和5)年・第5回WBC総集編(前編)~栗山英樹と大谷翔平の物語~ | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~ (ameblo.jp)
2012(平成24)年、当時、花巻東高校3年生だった大谷翔平は、
「日本のプロ野球には行かず、高校を出たら、即メジャーリーグに挑戦する」
という事を表明していた。
しかし、栗山英樹監督率いる北海道日本ハムファイターズは、
「日本のプロ野球への入団拒否」
を表明していた大谷翔平を、敢然とドラフト1位で指名した。
そして、日本ハムは、大谷に対し、
「投打二刀流育成プラン」
を示し、
「日本のプロ野球で、投打二刀流の才能を開花させた後、メジャーリーグへ挑戦させる」
というプランを大谷に示し、大谷の同意を取り付け、大谷の日本ハム入団に漕ぎ着けた。
その後、大谷は、栗山監督率いる日本ハムでの5年間(2013~2017)、「投打二刀流」のスーパースターとして大活躍し、
2018(平成30)年、大谷翔平はメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスへと移籍した。
一方、「侍ジャパン」こと野球日本代表の監督として、稲葉篤紀監督が就任し、稲葉監督率いる「侍ジャパン」は、2019(令和元)年11月の「世界野球プレミア12」で優勝した。
しかし、2020(令和2)年、忌まわしい「コロナ禍」が発生し、同年(2020年)開催予定だった「東京オリンピック」は1年延期を余儀なくされてしまった。
翌2021(令和3)年に、改めて開催された「東京オリンピック」で、稲葉監督率いる「侍ジャパン」は、見事に「金メダル」を獲得したが、ここで稲葉監督は「侍ジャパン」の監督を退任した。
そして、メジャーリーグのエンゼルスへ移籍した大谷翔平は、「投打二刀流」のスーパースターとして大活躍し、「コロナ禍」で真っ暗闇だった日本中に勇気と希望を与えた。
2021(令和3)年12月、稲葉監督の後任として、既に日本ハムの監督を退任していた栗山英樹が「侍ジャパン」の監督に就任。
そして、「第5回WBC」開催予定の2023(令和5)年、エンゼルスのスーパースター・大谷翔平が、栗山監督率いる「侍ジャパン」への参加を表明し、ここに、日本ハム時代の2017(平成29)年以来、6年振りに、
「栗山英樹&大谷翔平」
のタッグが実現した。
大谷が参加した事により、「侍ジャパン」への期待は、より一層、高まって行った…。
<2023(令和5)年・第5回WBC総集編(中編) ~栗山監督の下に集いし者達~>(2023/3/27)
2023(令和5)年・第5回WBC総集編(中編)~栗山監督の下に集いし者達~ | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~ (ameblo.jp)
栗山英樹監督率いる「侍ジャパン」は、
「投打二刀流」のスーパースター・大谷翔平が参加し、
2023(令和5)年の「第5回WBC」に挑む事となった。
そして、この「侍ジャパン」には、大谷以外にも、
「侍ジャパン史上最強メンバー」
と言って差し支えない程、物凄い強力メンバーが顔を揃えた。
ヌートバーは、父親がアメリカ人、母親が日本人という「ハーフ」で、セントルイス・カージナルスの外野手として活躍していたが、栗山監督は、日本を「ルーツ」に持つヌートバーを「侍ジャパン」のメンバーに召集した。
また、大投手・ダルビッシュ有も「侍ジャパン」に参加し、ダルビッシュは、自らの調整を後回しにしてまで、
「投手陣のまとめ役」
を買って出た。
そして、ダルビッシュの下、「侍ジャパン」は一致団結し、強固な絆を築いて行った。
ダルビッシュの献身的な姿勢は、今回の「侍ジャパン」において、特筆すべき物である。
そして、「侍ジャパン」の強力メンバー達は、強化合宿や強化試合を行なって行き、2023(令和5)年3月1日、それまで「侍ジャパン」とは別行動で、アメリカで調整を行なっていた大谷翔平が、
「真打ち登場」
とばかり、遂に来日した。
待望の大谷の「来日」に、マスコミは大騒ぎとなったが、それはまるで、
「1966(昭和41)年のビートルズ来日」
に匹敵するような大騒ぎ(?)であった。
(※そもそも、元々、大谷は日本人なのだが…)
という事で、順風満帆に見えた「侍ジャパン」であるが、最大の懸念が、4番に座る事が期待されていた村上宗隆(ヤクルト)が、強化合宿~強化試合を通じて、全くの不振だった事である。
果たして、村上は本番のWBCまでに、調子を上向かせる事が出来るのであろうか…。
<2023(令和5)年・第5回WBC総集編(後編) ~侍ジャパン、「世界一」奪還への激闘~>(2023/3/27)
2023(令和5)年・第5回WBC総集編(後編)~侍ジャパン、「世界一」奪還への激闘~ | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~ (ameblo.jp)
2023(令和5)年3月9日、遂に、
「第5回WBC」
が開幕し、「侍ジャパン」の戦いの火蓋が切って落とされた。
この記事で書いているのが、2023/3/9~3/12に行なわれた、
「1次ラウンド」
の試合についてである。
まず、「侍ジャパン」の「1次ラウンド」の試合結果から先に書くと、下記の通りである。
【2023(令和5)年・「第5回WBC」侍ジャパン「1次ラウンド」】
2023/3/9 日本〇8-1●中国
2023/3/10 日本〇13-4●韓国
2023/3/11 日本〇10-2●チェコ
2023/3/12 日本〇7-1●オーストラリア
…という事で、「侍ジャパン」は見事に「4戦全勝」で「1次ラウンド」突破を果たした。
それぞれの詳しい試合経過は、元記事をお読み頂くとして、私がここで是非とも言っておきたいのが、
各試合の前に、「侍ジャパン」のベンチ前で円陣が組まれ、1人の選手が代表して「声出し」を行なったが、その「声出し」の台詞が、それぞれ大変素晴らしかった事である。
第1戦の「日本VS中国」の試合前の声出し担当は村上宗隆(ヤクルト)、
第2戦の「日本VS韓国」の試合前の声出し担当はヌートバー(カージナルス)、
第3戦の「日本VSチェコ」の試合前の声出し担当は甲斐拓也(ソフトバンク)、
第4戦の「日本VSオーストラリア」の試合前の声出し担当は牧秀悟(DeNA)
…という事であるが、それぞれの選手達の個性が存分に発揮された、名スピーチばかりであった。
詳しくは、元記事に全文を引用させて頂いているので、宜しければ、そちらをお読み頂きたい。
<2023(令和5)年・第5回WBC総集編(完結編)~侍ジャパン14年振り世界一、そして伝説へ…>(2023/3/28)
2023(令和5)年・第5回WBC総集編(完結編)~侍ジャパン14年振り世界一、そして伝説へ… | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~ (ameblo.jp)
私が描く、
「第5回WBC総集編」
も、この記事が「完結編」である。
「完結編」では、準々決勝⇒準決勝⇒決勝…という、
「侍ジャパンの世界一への激闘」
について、書いている。
まず、結果から書くと、下記の通りである。
【2023(令和5)年・「第5回WBC」侍ジャパン「準々決勝」「準決勝」「決勝」】
2023/3/16 準々決勝 日本〇9-3●イタリア
2023/3/21 準決勝 日本〇6×ー5●メキシコ
2023/3/22 決勝 日本〇3-2●アメリカ
準々決勝以降の「侍ジャパン」の戦いは、まさに死闘の連続であり、楽な戦いは1つも無かった。
しかし、「侍ジャパン」は、見事にその死闘を全て勝ち抜き、2009(平成21)年以来、14年振りのWBC優勝、「世界一」奪還を成し遂げた。
それぞれの試合の詳しい経過などは、宜しければ、元記事をご覧頂くとして、
前回の記事でも書いたが、準決勝の、
「日本VSメキシコ」
の試合は、まさに球史に残る激闘であった。
最後は、今大会、ずっと不振に喘いでいた村上宗隆が、あまりにも劇的な逆転サヨナラ打を放ち、「侍ジャパン」が奇跡の逆転サヨナラ勝ちを収めた。
村上の逆転サヨナラ打により、まさしく日本中が熱狂と興奮の坩堝となったが、本当に感動的な一打であり、今、その時の映像を見ても、感動のあまり涙が込み上げてしまうぐらいである。
そして、決勝戦となった、
「日本VSアメリカ」
の試合は、「侍ジャパン」が3-2と1点リードして迎えた9回表2死、
「大谷翔平VSトラウト」
という、ロサンゼルス・エンゼルスのスーパースター同士の対決が実現し、最後は大谷翔平がトラウトを空振り三振に仕留め、「侍ジャパン」の「世界一」は達成された。
…という事で、改めて振り返ってみても、本当に、あまりにもドラマチックな試合の連続であり、「侍ジャパン」の「世界一」達成が、日本中を熱狂させたというのも、当然であると思える。
なお、準々決勝以降の3試合でも、それぞれ、下記の選手が試合前の円陣で、「声出し」を担当している。
準々決勝の「日本VSイタリア」の試合前の声出し担当はヌートバー(カージナルス)
準決勝の「日本VSメキシコ」の試合前の声出し担当はダルビッシュ有(パドレス)
決勝の「日本VSアメリカ」の試合前の声出し担当は大谷翔平(エンゼルス)
それぞれ、素晴らしい名スピーチばかりだったが、
やはり、決勝の「日本VSアメリカ」の試合前の大谷翔平のスピーチは、素晴らしかった。
「憧れるのをやめましょう。…(中略)…やっぱ憧れてしまったら超えられないんでね。僕らは今日超えるために、やっぱトップになるために来たので。今日1日だけは、彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えて行きましょう。さあ行こう!!」
…アメリカ代表は、メジャーリーグのスーパースター軍団であり、ともすれば、「侍ジャパン」のメンバー達も、気後れしてしまう可能性が有った。
そこで、大谷は、
「憧れるのをやめましょう。勝つ事だけを考えて行きましょう」
というスピーチをして、「侍ジャパン」のメンバー達を奮い立たせた。
この言葉は、今やメジャーリーグのスーパースターとなった、大谷翔平が言ったからこそ、非常に説得力が有った。
この言葉が有ったからこそ、「侍ジャパン」は改めて勝利のために結束し、アメリカに勝つ事が出来た…と言っても、過言ではあるまい。
そういう意味では、ちょっと大袈裟に言えば、歴史の教科書に載せても良いような「名言」であった。
…という事で、私が書いた「第5回WBC総集編」を、宜しければ、改めてお読み頂ければ幸いである。