1992~1996年のサザンとユーミン③~1993年『エロティカ・セブン』と『悪魔のKISS』~ | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~

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少々マニアックな事なども書くと思いますが、お暇な方は読んでやって下さい。

1992(平成4)~1996(平成8)年といえば、サザンオールスターズ松任谷由実(ユーミン)のキャリアの中でも、特に華やかな時期であるが、サザンとユーミンは、主にテレビドラマとのタイアップで大ヒット曲を連発した。

また、その頃は私が10代の中高生の時期であり、私がリアルタイムで、音楽やテレビドラマを浴びるように堪能していた時期でもある。

という事で、その頃のサザンとユーミンの活躍にスポットを当てた、

「1992~1996年のサザンとユーミン」

というシリーズ記事を、書かせて頂いている。

 

 

この連載記事は、これまで2回分を書いて来ているが、

 

①1992年『涙のキッス』と『ずっとあなたが好きだった』

②1993年『真夏の夜の夢』と『誰にも言えない』

 

…という、佐野史郎賀来千香子のコンビでのTBSの大ヒットドラマと、

そのドラマの主題歌だった、サザンオールスターズ『涙のキッス』と、松任谷由実『真夏の夜の夢』について書いた。

そして、3回目となる今回は、1993(平成5)年7月~9月にかけて放送された、フジテレビのドラマ『悪魔のKISS』と、そのドラマの主題歌だった、サザンオールスターズ『エロティカ・セブン』について、ご紹介させて頂く。

それでは、「1992~1996年のサザンとユーミン」の「第3回」、「『エロティカ・セブン』と『悪魔のKISS』」を、ご覧頂こう。

 

<1992(平成4)年7月18日…サザンオールスターズ、『涙のキッス』『シュラバ★ラ★バンバ』を同時リリース~『涙のキッス』がオリコン初登場「1位」、『シュラバ★ラ★バンバ』がオリコン初登場「2位」の、ダブル大ヒット>

 

 

1992(平成4)年7月18日、サザンオールスターズは、

『涙のキッス』『シュラバ★ラ★バンバ』というシングルを、2枚同時リリースした。

この2曲は、『世に万葉の花が咲くなり』というアルバムからの先行シングルだったが、

2枚同時にリリースするという事は、サザン陣営としても、よほどの「自信作」だったという事であろう。

そして、『涙のキッス』『シュラバ★ラ★バンバ』は、『涙のキッス』がオリコン初登場「1位」、『シュラバ★ラ★バンバ』がオリコン初登場「2位」を記録し、共に大ヒットとなったが、これにより、サザンの何度目かの黄金期が幕を開けた。

当時、中学生だった私が、サザンのファンになったのも、大ヒット曲の『涙のキッス』を聴いた事がキッカケであるという事は、既に述べた。

『涙のキッス』は、所謂「冬彦さんブーム」を巻き起こした、1992(平成4)年7月~9月期のTBSドラマ『ずっとあなたが好きだった』の主題歌として起用され、その相乗効果も相俟って大ヒットしたという事も、以前の記事で書いた。

という事で、1992(平成4)年のサザンのもう1つの大ヒット曲、

『シュラバ★ラ★バンバ』

について、ここで改めてご紹介させて頂く。

 

<桑田佳祐の天才ぶりが遺憾なく発揮された『シュラバ★ラ★バンバ』~妖艶な楽曲と、「桑田節」が全開の「怪作」>

 

 

私は、『涙のキッス』は勿論大好きだったが、

『涙のキッス』と同時リリースだった『シュラバ★ラ★バンバ』にも、「どハマリ」してしまった。

『シュラバ★ラ★バンバ』は、それまで聴いた事が無かったような、妖艶な楽曲という印象が有り、何故だかわからないが、何度も聴いてみたくなるような魅力が有る、

「癖になってしまう曲」

という印象が有った。

しかし、最初は確か、CDをレンタルして聴いていたので、ボーカルの桑田佳祐が何と歌っているのか、全くわからず、

「一体、何て歌っているんだ?」

と、私はよくわからないまま聴いていた。

しかし、改めてCDを買い、その歌詞カードを見てみると、私が想像もしていなかったような、何とも不思議な歌詞であり、私はそれに圧倒されてしまった。

まさに「桑田節」全開という感じである。

という事で、その『シュラバ★ラ★バンバ』の歌詞を、ご紹介させて頂こう。

 

 

『シュラバ★ラ★バンバ』

作詞・作曲:桑田佳祐

唄:サザンオールスターズ

 

★修羅場穴場女子浮遊

憧れのPARADISE☆PARADISE

愛乃場裸場男子燃ゆ

"身を寄せりゃカモ"なる無限大

 

★★修羅場穴場女子浮遊

ときめきのPARADISE☆PARADISE

愛乃場裸場男子燃ゆ

恋人は美味なる多面体

 

My Baby 呼ぶ声が見にしむ

ちょいと淫らな胸は悶☆MOAN

性というサクセス焦がれど

浮気な瞳(め)はルール違反

 

美少女に深紅のメロディを

そしてTOKIOの夏は悶☆MOAN

愛撫というアクセス通らねど

その身体(からだ)はルール違反

 

★★★そりゃ大好きなERIKO☆ERIKO

I'm so blue tonight.

Xがすごいじゃない

Yが上手いじゃない

この胸に情熱炎上(フレーム)

 

★Repeat

 

夢見る頃は過ぎても

ちょいと刹那な風に悶☆MOAN

性というサクセス交せば

君と犯すルール違反

 

そりゃ大好きなERIKO☆ERIKO

Don't be Cruel tonight.

Xがいいじゃない

Yが黒いじゃない

燃え上がる情熱炎上(フレーム)

 

★★Repeat

★★★Repeat

★Repeat

 

When she said to me that she just had to leave.

my baby knew that she needs a change

and it could not stay the same.

Un hun, un hun

But I wanna make her feel so good.

Nothin' I can do till she wanna do for me,

Un hun,

and it makes me shout.

Play that funky music

Gotta keep on Dancing

Play that funky music

My baby's gonna make me feel it

 

★Repeat

 

修羅場穴場女子浮遊

ときめきのPARADI-DI-SO☆

PARADISE OF YOU

愛乃場裸場男子燃ゆ

恋人は美味なる多面体

 

 

…という事で、いかがであろうか?

一つ言えるのは、こんな詞と曲は、桑田佳祐でなければ、絶対に書けないという事である。

改めて、『シュラバ★ラ★バンバ』の歌詞を知った私は、

「何だか、すげーな…」

と、とにかく圧倒されてしまった。

そして、『シュラバ★ラ★バンバ』は、楽曲としての完成度も恐ろしく高い。

桑田佳祐は当時36歳、まさにアーティストとして、乗りに乗っている時期であり、『涙のキッス』と共に、『シュラバ★ラ★バンバ』は、世間に改めてサザンの凄さを見せ付けた曲となった。

なお、率直に言えば、当時、中学生だった私には、この曲はちょっと刺激が強すぎた。

しかし、先程も述べた通り、こんなに「どハマリ」してしまった曲も、なかなか無い。

というわけで、『涙のキッス』『シュラバ★ラ★バンバ』の大ヒットから、ちょうど1年後、1993(平成5)年7月に、サザンはまたしても、2枚のシングルを同時リリースする事となる。

それが、『エロティカ・セブン』『素敵なバーディー(NO NO BIRDY)』という、2曲である。

 

<1993(平成5)年7月21日…「デビュー15周年」のサザンオールスターズ、『エロティカ・セブン』『素敵なバーディー(NO NO BIRDY)』を2枚同時リリース~『エロティカ・セブン』はオリコン初登場「1位」、『素敵なバーディー(NO NO BIRDY)』はオリコン初登場「3位」の大ヒット>

 

 

1993(平成5)年、サザンオールスターズは、記念すべき「デビュー15周年」を迎えたが、

その「デビュー15周年」の夏、1993(平成5)年7月21日に、サザンオールスターズは、

『エロティカ・セブン』『素敵なバーディー(NO NO BIRDY)』

という2枚のシングルを、同時にリリースした。

ちょうど1年前の時と全く同じだが、サザン陣営は、

「2枚同時にリリースしても、絶対に売れる」

というぐらい、自信が有ったという事であろう。

そして、結果はその目論見どおりとなった。

 

 

『エロティカ・セブン』はオリコン初登場「1位」、『素敵なバーディー(NO NO BIRDY)』はオリコン初登場「3位」の大ヒットとなり、前年(1992年)と同様に、ダブル大ヒットの快挙を達成した。

なお、『エロティカ・セブン』は、『シュラバ★ラ★バンバ』の路線を引き継いだような、妖艶な楽曲であり、

『素敵なバーディー(NO NO BIRDY)』は、往年のサザンの名曲『栞(しおり)のテーマ』を彷彿とさせるようなバラードである。

そして、『エロティカ・セブン』が主題歌として起用されたドラマこそ、

1993(平成5)年7月~9月にフジテレビで放送されていた、『悪魔のKISS』というドラマである。

ちなみに、ユーミン『真夏の夜の夢』が主題歌として起用されていた『誰にも言えない』と同時期であるが、

『誰にも言えない』の放送時間が毎週金曜日の22時~だったのに対し、

『悪魔のKISS』の放送時間は毎週水曜日の21時~であった。

 

<テレビドラマ史上に残る(?)衝撃の問題作『悪魔のKISS』~あまりに刺激が強すぎる内容で、地上波では殆んど再放送されず、DVD化もされなかった「幻のドラマ」>

 

 

 

では、『悪魔のKISS』とは、どんな内容のドラマだったのかというと、

奥山佳恵・深津絵里・常盤貴子の3人が、静岡県の中学校時代の同級生であり、

彼女達が上京して来た後、彼女達は、それぞれ悪戦苦闘しながら、様々な「罠」に嵌って行き、

やがて、性地獄・宗教地獄・借金地獄に墜ちて行く…というようなストーリーである。

「よく、こんなドラマを放送出来たな…」

と、当時から思ってしまったが、やはり色々と物議を醸す内容であった。

 

 

なお、一応、『悪魔のKISS』の主役は、当時、大人気だった奥山佳恵であるが、

当初、脇役扱いだった、当時21歳の常盤貴子が、身体を張った演技で話題を集め、

常盤貴子が、主役の奥山佳恵を食ってしまうぐらいの存在感を見せた。

つまり、『悪魔のKISS』は、常盤貴子の「出世作」でもある。

私も、『悪魔のKISS』を見て、常盤貴子という女優の存在を知った。

なお、桑田佳祐も、常盤貴子の事は気になる存在だったようで、後にラジオで、

「『悪魔のKISS』の時の常盤貴子は、凄かった」

という趣旨の発言をしている。

 

 

 

 

では、『悪魔のKISS』のメインキャラクターである、奥山佳恵・深津絵里・常盤貴子の3人が、

それぞれ、どんな役だったのかというと、下記の通りである。

 

・斉藤みさを(奥山佳恵)…イラストレーターを目指しているが、憧れの作家・北原れい(黒田福美)はレズビアンであり、その北原れいに無理矢理に関係を迫られ、苦悩する。

 

・朝倉幸子(深津絵里)…上京した後、出版社に勤務していたが、「まごころの家」という新興宗教にハマる。そして、その教団の信者・佐渡研(西島秀俊)という既婚男性と「不倫」をしてしまう。

 

・柘茉莉子(常盤貴子)…女子大生だったが、多額のショッピングでカード地獄・借金地獄に堕ち、借金返済のため、やむなく風俗店で働く。その風俗店の客だった加藤明夫(寺脇康文)という客が、後に茉莉子の「ヒモ」になる。

 

 

 

 

…という事であるが、3人ともなかなか物凄い人生を送っている。

奥山佳恵が、レズビアンに関係を迫られたり、

深津絵里が入信した新興宗教団体で西島秀俊「不倫」したり、

常盤貴子が、借金返済のために働いていた風俗店に、多数の女に手を出す「クズ男」寺脇康文が客として現れ、彼に弱味を握られてしまい、寺脇が「ヒモ」になってしまったり…。

とにかく、「これでもか」というぐらい、彼女達は酷い目に遭う。

「この子達は、一体どうやったら、この地獄から抜け出せるのか?」

と、視聴者はハラハラしながら(?)見守っていた筈である。

 

 

なお、『悪魔のKISS』は、あまりにも内容が過激だったためか、

地上波では、1度しか再放送されておらず、今に至るまでDVD化もされていない。

従って、リアルタイムで見ていた私は、ある意味、幸運といえば幸運(?)だが、

「これは、ちょっと刺激が強すぎる…」

と、当時の私は思っていた。

ただ、常盤貴子だけは、物凄く印象に残った。

事実、この後、常盤貴子は次々に話題作に出演し、やがて「大女優」として成長して行く事となる。

『悪魔のKISS』は、1990年代らしい、刺激ばかりが強い「怪作」ではあったが、

「大女優・常盤貴子」

を生み出した作品として、テレビ史に残っていると言って良い。

 

<『悪魔のKISS』の主題歌、サザンオールスターズの『エロティカ・セブン』が大ヒット!!~『TSUNAMI』が大ヒットするまでは、サザン史上最高のヒット曲だった『エロティカ・セブン』>

 

 

…という事で、お茶の間に「衝撃」を与えた『悪魔のKISS』というドラマであるが、

この『悪魔のKISS』の主題歌として起用されたのが、

サザンオールスターズ『エロティカ・セブン』である。

『悪魔のKISS』のオープニングでは、毎回、『エロティカ・セブン』が流れていたが、

ドロドロの内容のドラマには、まさにピッタリの楽曲であった。

 

 

 

なお、『エロティカ・セブン』のPVでは、

サザンは「ドラキュラ伯爵」のような衣装を着ており、

妖しい雰囲気の中、サザンは『エロティカ・セブン』を歌っているが、

そもそも、『エロティカ・セブン』とは、どういう意味の楽曲なのであろうか?

当時、サザンが「ミュージックステーション」に出演した際に、桑田佳祐は、下記のような趣旨の発言をしていた。

 

 

「戦後、日本のオヤジ達は、家庭のために一生懸命に働いて来た。しかし、オヤジ達は、どうにも家庭で邪険にされて来たようなフシが有る。そこで、オヤジ達の逆襲という意味で、『エロティカ・セブン』という曲を作った」

桑田は、「Mステ」の司会のタモリに対し、そのように言っていたが、『エロティカ・セブン』の歌詞を読むと、「エロ全開」という感じである。

これは、「オヤジの逆襲」であり、或いは「オヤジの妄想」と言うべき物かもしれない。

 

 

 

 

なお、『エロティカ・セブン』を引っ提げ、サザンが「Mステ」に出た時、

桑田佳祐は、何故か金髪でロン毛のカツラを被り、

「かまやつひろしです…」

というギャグ(?)をかましたりしていたが、

「エロ全開で、思いっきり弾けるサザン」

を表現するため、敢えてこんな恰好をしていたのかもしれない。

なお、『エロティカ・セブン』のサビの部分で、

「我はエロティカ・セブン」

という箇所が有るが、その箇所で桑田佳祐が、ウルトラマン「スペシウム光線」のポーズを取っていた。

そのポーズは、以後、サザンが『エロティカ・セブン』を歌う時の「定番」になったが、

これは勿論、『エロティカ・セブン』とは、「ウルトラセブン」が「元ネタ」(?)である…という所から来ているのであろう。

「ウルトラセブンは、スペシウム光線は使わない。スペシウム光線を使うのは、初代ウルトラマンだろう」

という声も有るかもしれないが(?)、そんな事はどうでも宜しい。

桑田は、敢えてわかりやすくするために、このようなポーズを取っているのである。

 

 

なお、『エロティカ・セブン』は、爆発的な大ヒットを記録し、

『涙のキッス』以上に売れた『エロティカ・セブン』は、それまでのサザン史上最大のヒット曲となった。

そして、後に『TSUNAMI』(2000年)が大ヒットするまで、『エロティカ・セブン』はサザン史上最大のヒット曲であり続けていた。

「もしも、『エロティカ・セブン』が、『悪魔のKISS』の主題歌ではなかったら、ここまで売れたかどうか?」

という事を、私も時々考えるが、それはわからないが、一つ言えるのは、当時のサザンは本当に絶好調の時期であり、多分、『悪魔のKISS』の主題歌ではなくても、大ヒットしていただろうと思う。

しかし、ドラマの主題歌だったからこそ、多くの人達にインパクトを与えたというのも、また確かである。

1990年代の日本の音楽界とテレビ界は、それだけ密接な関係であり、

「1990年代はタイアップの時代である」

と言われる所以である。

 

<サザンオールスターズ『エロティカ・セブン』の歌詞~『シュラバ★ラ★バンバ』の路線を更に進化させた妖艶な楽曲>

 

 

では、最後に『エロティカ・セブン』の歌詞をご紹介させて頂き、今回の記事の締めくくりとさせて頂きたい。

『エロティカ・セブン』は、『シュラバ★ラ★バンバ』の「エロ路線」を更に進化させたような妖艶な楽曲であるが、

全体を通して、トランペットの音色が非常に印象的であり、全体的にとても妖しい雰囲気でありながら、とてもアップテンポで聴きやすい楽曲である。

そして、1番の歌詞を読めばわかるが、「促音」を多用して、韻を踏んでいるので、それがテンポの良さの秘訣になっている。

そういう歌詞のテクニックも含め、『エロティカ・セブン』も、桑田佳祐にしか書けない楽曲であるというのは、間違い無い。

という事で、『エロティカ・セブン』の歌詞は、下記の通りである。

 

 

『エロティカ・セブン』

作詞・作曲:桑田佳祐

唄:サザンオールスターズ

 

夢の中身は風まかせ

魚眼レンズで君を覗いて

熱い乳房を抱きよせりゃ

自分勝手に空を飛ぶ

 

惚れたはれたの真ん中で

電気ショックを味わいながら

濡れた性(さが)ほど妖しげに

五臓六腑を駆けてゆく

 

恋人同士だから飲む

ロマンティックな あのジュース

涙を見せぬように生きていたいだけさ

 

抱きしめて私は私 喉がカラカラ

そんな愛こそすべて

女は女 夜もバラバラ

我はエロティカ・セブン

 

黒い悪魔がやって来て

ハード・コアな気持ちにさせる

一度キメたらやめられぬ

中途半端な不良(ワル)じゃない

 

もう一度だけ二人して

殺し文句のフル・コース

奥歯も凍るようなキスをしたいだけさ

 

誰よりも私は私 生命(いのち)からがら

愛の嵐の中で

女は女 化身(ばけ)てギラギラ

君もエロティカ・セブン

 

恋人同士 鬩(せめ)ぎ合う

期待どおりのデキ・レース

いつかは燃えるような恋をしたいだけさ

 

魅せられて地獄の果ては恋路の都

墜ちたアダムとイブか

刃を剥いた夏の淫獣(けだもの)

真面(まじ)と狂気のヘブン

 

抱きしめて私は私 喉がカラカラ

そんな愛こそ好きさモンスター

女は女 夜もバラバラ

我はエロティカ・セブン