【超速報】2022/10/30…オリックスバファローズ、26年振り日本一!! | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~

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少々マニアックな事なども書くと思いますが、お暇な方は読んでやって下さい。

2022(令和4)年10月30日、神宮球場で、東京ヤクルトスワローズオリックスバファローズの、日本シリーズ第7戦が行われ、

オリックスが5-4でヤクルトを破り、オリックスバファローズが、1996(平成8)年以来、26年振りの「日本一」を達成した。

「オリックスVSヤクルト」という、2年連続の顔合わせとなった日本シリーズは、激闘の末、オリックスが4勝2敗1分でヤクルトを破り、オリックスが悲願の「日本一」を達成した。

 

 

遂に、悲願の「日本一」を成し遂げ、オリックスバファローズを率いる中嶋聡監督が、オリックスの選手達の手で胴上げされ、神宮で宙を舞ったが、中嶋監督は感無量の表情であった。

 

オリックスバファローズの皆さん、26年振りの日本一、おめでとうございます!!

 

<昨年(2021年)に続き、「オリックスVSヤクルト」の対決となった、今年(2022年)の日本シリーズ>

 

 

さて、ここで今年(2022年)の日本シリーズについて、簡単に振り返ってみる事としよう。

今年(2022年)のプロ野球は、セ・リーグは高津臣吾監督率いる東京ヤクルトスワローズが2年連続優勝、

パ・リーグは、シーズン最終戦まで、中嶋聡監督率いるオリックスバファローズと、藤本博史監督率いる福岡ソフトバンクホークスが、激しい優勝争いを繰り広げたが、最後の最後でオリックスが奇跡の逆転優勝を決め、2連覇を達成した。

そして、ヤクルトとオリックスの両球団は、共にCS(クライマックスシリーズ)を勝ち抜き、

その結果、昨年(2021年)に引き続き、

「オリックスVSヤクルト」

という顔合わせの日本シリーズが実現した。

昨年(2021年)、私はこのブログで、日本シリーズの激闘について詳しく書いたが、

今年(2022年)の日本シリーズについては、いずれまた、詳しく書かせて頂くとして、

まずは、第1~第7戦について、簡単に振り返っておく事としたい。

 

<2022/10/22…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第1戦~「ヤクルト5-3オリックス」>

 

 

 

2022(令和4)年10月22日、神宮球場で開幕した、

「オリックスVSヤクルト」の日本シリーズ第1戦は、ヤクルト・小川泰弘、オリックス・山本由伸という両エースの先発で始まったが、試合は序盤から点の取り合いとなった。

しかし、塩見泰隆・オスナ・村上宗隆という3本塁打が飛び出したヤクルトが、5-3でオリックスを破り、ヤクルトが初戦を制した。

なお、オリックスの山本由伸は、この試合で左の脇腹を痛め、途中降板するというアクシデントが有った。

以後、山本は登板出来なくなってしまうという、オリックスとしては、誠に暗雲立ち込めるスタートとなってしまった。

 

<2022/10/23…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第2戦~「ヤクルト3-3オリックス」>

 

 

 

翌10月23日、神宮球場で行われた、「オリックスVSヤクルト」の日本シリーズ第2戦は、

9回表を終わった時点で、オリックスが3-0と3点をリードしていた。

このまま、オリックスが逃げ切るかと思われたが、9回裏、ヤクルトは無死1・2塁のチャンスを作ると、

ここで、ヤクルトの代打・内山壮真が、オリックスの5番手・阿部翔太から、起死回生の同点3ランホームランを放ち、ヤクルトが土壇場で試合を3-3の同点、振り出しに戻した。

その後、両チームに得点は入らず、結局、試合は延長12回、3-3の引き分けに終わった。

オリックスとしては、勝利目前で、まさかの同点に追いつかれるという、痛恨の結果になってしまった。

 

<2022/10/25…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第3戦~「ヤクルト7-1オリックス」>

 

 

 

10月25日、「オリックスVSヤクルト」の日本シリーズ第3戦は、

舞台をオリックスの本拠地・京セラドームに移し、行なわれた。

オリックス・宮城大弥、ヤクルト・高橋奎二という、両左腕投手の先発で始まった第3戦は、

0-0で迎えた5回表、ヤクルト・山田哲人先制3ランホームランを放った。

その後もヤクルトは追加点を重ね、ヤクルトが7-1と快勝、ヤクルトは対戦成績を「2勝1分」とした。

一方、「2敗1分」と追い込まれてしまったオリックスは、苦しい展開となり、

「このまま、ヤクルトが日本一まで一気に押し切るか!?」

と、この時点では思われていた。

 

<2022/10/26…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第4戦~「オリックス1-0ヤクルト」>

 

 

 

10月26日、「オリックスVSヤクルト」の日本シリーズ第4戦は、京セラドームで行われ、

0-0で迎えた3回裏、「ラオウ」の異名を取る、オリックス・杉本裕太郎が、ヤクルト先発・石川雅規から、貴重な先制タイムリーを放った。

その後、オリックス投手陣が、虎の子の1点を最後まで守り切り、

オリックスが1-0でヤクルトを破り、オリックスが初勝利を挙げた。

オリックスは、不振だった杉本が値千金の一打を放ったが、貴重な1点を守り切った、オリックス投手陣の好投が光った一戦である。

 

<2022/10/27…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第5戦~「オリックス6×-4ヤクルト」>

 

 

 

 

 

 

10月27日、京セラドームで行われた、「オリックスVSヤクルト」の日本シリーズ第5戦は、

ヤクルトが4-3と1点をリードしたまま、9回裏を迎えた。

ヤクルト・高津監督は、抑えの切り札・マクガフを投入し、逃げ切りを図ったが、このマクガフが、自らの悪送球などで、オリックスに4-4の同点に追いつかれてしまった。

そして、2死1塁から、オリックスの主砲・吉田正尚が、マクガフから劇的なサヨナラ2ランホームランを放ち、オリックスが6-4とヤクルトに逆転サヨナラ勝ちを収めた。

これで、対戦成績は「2勝2敗1分」となったが、後から振り返れば、ここが大きな分岐点となり、シリーズ全体の流れは大きくオリックスに傾いて行った。

 

<2022/10/29…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第6戦~「オリックス3-0ヤクルト」>

 

 

 

勝った方が「日本一」に王手を掛ける、「オリックスVSヤクルト」の日本シリーズ第6戦は、

舞台を再び神宮球場に移して行われ、ヤクルト・小川泰弘、オリックス・山崎福也という両先発で始まった。

そして、0-0で迎えた6回表、オリックス・杉本裕太郎が、貴重な先制タイムリーを放ち、オリックスが1-0とリードした。

シリーズ前半は不振だった杉本も、大事な場面で仕事を果たし、主砲の重責を果たした。

 

 

 

 

そして、試合はオリックスが1-0と1点をリードしたまま、9回表を迎えたが、

ここで、ヤクルト・高津監督は、1点ビハインドながら、マクガフをマウンドに送った。

しかし、マクガフは、またしても自らの「悪送球」などで、痛恨の2点を失ってしまい、その後、無念の降板となってしまった。

結局、オリックスが3-0でヤクルトを破り、オリックスが「3勝2敗1分」と、「日本一」に王手を掛けたが、ヤクルトとしては、マクガフがまたしても、大事な場面で痛恨のミスをしてしまうという、何とも残酷な結果となってしまった。

「マクガフへの信頼は、変わらない」

試合後、高津監督はそう言って、マクガフを庇ったが、当のマクガフが、どうやら精神的にも大きなダメージを負ってしまったように見え、何とも気の毒であった。

 

<2022/10/30…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第7戦~「オリックス5-4ヤクルト」>

 

 

 

そして、10月30日、神宮球場で「オリックスVSヤクルト」の日本シリーズ第7戦が行われたが、

この試合で、高津監督は、マクガフをベンチ入りメンバーから外すという、苦渋の決断を下した。

ヤクルト・サイスニード、オリックス・宮城大弥の両先発で始まった試合は、

1回表、オリックスの1番・太田椋が、いきなり初回先頭打者初球ホームランを放ち、「日本一」に王手を掛けているオリックスが、貴重な先取点を取った。

 

 

そして、オリックスが1-0と1点リードで迎えた5回表、オリックスは2死満塁のチャンスを作ると、

ここで、サイスニード吉田正尚に痛恨の押し出し死球を与えてしまい、オリックスが2-0とリードを広げた。

続く杉本裕太郎は、左中間に打球を放ったが、ヤクルトのセンター・塩見泰隆が、この打球に追い付き、一旦はグラブに打球を収めたかに見えたが、塩見はこの打球を捕り損ねてしまい、打球を後ろに逸らしてしまった。

その間、オリックスの満塁の走者は、全てホームに帰って来てしまい、オリックスが更に3点を追加、オリックスが5-0とリードを広げた。

ヤクルトとしては、またしても、大事な場面で痛恨のミスが出てしまい、リードを広げられる結果となった。

 

 

オリックスが5-0と5点をリードしたまま、試合は8回に進んだ。

このままオリックスが押し切るかと思われたが、8回裏、ヤクルトは、まずは村上宗隆のタイムリー安打で1点を返すと、

続いて、オスナ3ランホームランを放ち、ヤクルトがこの回、一挙4点を奪い、4-5とヤクルトが1点差に迫った。

こうして、オリックスの楽勝ムードは一変し、試合は緊迫した展開となった。

 

 

 

だが、ヤクルトの反撃もそこまでで、その後はオリックス投手陣が踏ん張った。

最後は、このシリーズでオリックスの抑えを務めたワゲスパックが、力でヤクルト打線をねじ伏せ、

オリックスが5-4でヤクルトを破り、遂にオリックスバファローズが4勝2敗1分でヤクルトを制し、オリックスバファローズが26年振り「日本一」を達成した。

オリックスは、「2敗1分」と追い込まれながら、そこから一気に「4連勝」「日本一」を掴み取るという、見事な勝利であった。

 

 

 

こうして、「オリックスVSヤクルト」の日本シリーズの激闘は幕を閉じたが、

オリックスの選手達から胴上げされた中嶋聡監督は、万感胸に迫るといった表情であった。

何しろ、中嶋監督率いるオリックスは、昨年(2021年)惜しくも日本シリーズで、ヤクルトに敗れている。

中嶋監督としては、その「リベンジ」を果たす事が出来て、感無量だったに違いない。

試合後、オリックス・中嶋聡監督、ヤクルト・高津臣吾監督は、お互いの健闘を称え合い、神宮球場に詰め掛けた、両チームのファンも、それぞれ大拍手で両チームにエールを送っていたが、私としては、

「オリックスVSヤクルト」

という、2年越しの壮大なドラマが、ここに「完結」したのだなという思いがするのである。

私は、一野球ファンとして、その壮大なドラマを、本当に堪能させてもらった。

という事で、改めて、オリックスバファローズ東京ヤクルトスワローズの皆さんには、

「2年連続で、素晴らしい日本シリーズを見せてくれて、有り難う!!」

という言葉を贈らせて頂きたい。