【速報】2021/11/27…東京ヤクルトスワローズ、歴史的な激闘を制し、20年振り日本一!!~ | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~

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少々マニアックな事なども書くと思いますが、お暇な方は読んでやって下さい。

東京ヤクルトスワローズと、オリックスバファローズが激突した、

今年(2021年)の「ヤクルトVSオリックス」の日本シリーズは、激闘に次ぐ激闘となったが、遂に決着の時を迎えた。

昨日(2021/11/27)、ほっともっとフィールド神戸で、第6戦が行われ、延長12回の激闘の末、ヤクルトが2-1でオリックスを破り、東京ヤクルトスワローズが、対戦成績4勝2敗で、2001(平成13)年以来、20年振りの「日本一」を達成した。

 

 

前年最下位だった、ヤクルトとオリックスが、一躍、リーグ優勝を達成し、

プロ野球史上初の「前年最下位同士の日本シリーズ」が実現したが、全試合、最後の最後まで、勝負の行方がわからない、激戦の連続であり、まさに全国のプロ野球ファンを熱狂させて来たが、遂にヤクルトに凱歌が上がり、ヤクルトを率いる高津臣吾監督が胴上げされ、宙を舞った。

私も、全試合、それこそテレビに釘付けになって見入ってしまったが、野球ファンとして、これほど面白かった日本シリーズは、あまり記憶に無い。

それだけ、凄い戦いの連続であった。

 

<2021(令和3)年11月27日…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第6戦①~オリックス・山本由伸が9回1失点と力投~ヤクルト投手陣も力投し、今シリーズ初の延長戦に突入>

 

 

私は、このブログで、今回の「ヤクルトVSオリックス」の日本シリーズについて、

現在、既に第1~4戦の内容については、詳しく書いて来たが、

第5戦、第6戦の詳細については、後日、改めて書かせて頂くとして、

ここでは、ヤクルト勝利で決着した、第6戦について、簡単にまとめさせて頂く。

第6戦は、オリックスは大エース・山本由伸が先発し、ヤクルトは高梨裕稔が先発したが、

高梨も力投したものの、何と言っても圧巻だったのは、山本由伸の投球であった。

山本は、5回表に塩見泰隆のタイムリーで、ヤクルトに先制を許したものの、それ以外は完璧なピッチングを見せた。

時には、味方の連続エラーでピンチを招いたりもしたが、その後を、平然とした表情で無失点に抑えてしまうのだから、本当に恐れ入った。

 

 

結局、山本由伸9回1失点、11奪三振という、素晴らしいピッチングで、9回を投げ切った。

ヤクルト打線は、山本の前に為す術も無かったが、私もテレビで見ていて、

「山本というのは、何て凄い投手なんだ!!」

と、圧倒される思いであった。

まさに、山本は「日本一の大投手」であると、私は改めて思ったものであるが、

第6戦は、オリックス打線も、ヤクルトの継投策の前に、なかなか点を奪う事は出来ず、山本を援護する事は出来なかった。

そして、試合は1-1の同点のまま、今シリーズ初となる、延長戦に突入した。

 

<2021(令和3)年11月27日…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第6戦②~延長12回表2死2塁、ヤクルトの「代打の神様」川端慎吾が、値千金の決勝タイムリー~思い出す、あの映画の「格言」!?>

 

 

 

日本シリーズのルールとして、延長戦は12回までであるが、

従って、12回を終わって同点の場合、試合は「引き分け」になる。

そして、1-1の同点で迎えた、延長12回表、ヤクルトは簡単に2アウトを取られたが、あと1人、打ち取られると、この試合でのヤクルトの勝は無くなってしまう。

だが、そこから1番・塩見泰隆のヒットと、相手バッテリーの捕逸(パスボール)によって、塩見は二塁に進み、ヤクルトは2死2塁という、最後のチャンスを作った。

ここで、高津監督は、取って置きの代打・川端慎吾を打席に送った。

「ヤクルトには、まだ川端が残っていたか!!」

私は、テレビを見ながら、友人とLINE「実況」しながら、そんな事を言っていた。

そう、ヤクルトには、川端という最後のカードが、まだ残っていたのである。

そして、川端慎吾はオリックス・吉田凌の投球を捉え、しぶとくレフト前に落ちる、値千金の勝ち越しタイムリーを放った。

「ここぞ!!」

という場面まで、川端を残しておいた、高津監督の作戦勝ちであると、私は思った。

 

 

 

ところで、話は野球とは全然関係無いが、私が念頭に置いている、ある映画の一場面が有る。

それは、あの宮崎駿監督作品の映画『ルパン三世 カリオストロの城』という映画であるが、

最後のクライマックスの場面で、ルパン三世と、悪役のカリオストロが対決した際に、

カリオストロは、ある武器を使い、ルパンを窮地に追い込み、こんな事を言っていた。

「見たか!?切り札は、最後の最後まで、取っておくものだ!!」

その場面を見て、私は、妙に感心してしまい、

「そうか、切り札っていうのは、最後まで取っておく事が、大事なんだな」

という事を学んだ(?)ものである。

これは、私の人生においても、常に念頭に置いている「座右の銘」でもある(?)。

 

 

 

という事で、話を「ヤクルトVSオリックス」の日本シリーズに戻す。

オリックスにも、アダム・ジョーンズという、代打の切り札が居り、

ジョーンズは、第5戦でも、劇的な代打決勝ホームランを放っていた。

だが、第6戦では、オリックス・中嶋聡監督は、1-1の同点で迎えた9回裏2死2塁という場面で、先にジョーンズという「切り札」を切っていた。

だが、この場面ではジョーンズ「申告敬遠」で歩かされ、「切り札」投入は不発に終わった。

 

 

これは、結果論ではあるが、今振り返ってみると、この試合に限っては、中嶋監督は、「切り札」を切るのが、ちょっと早かったなという気がしないでもない。

前述のカリオストロの台詞ではないが、「切り札は、最後の最後まで取っておく事」を実践した高津監督の方が、一枚上手(うわて)だったのかもしれない。

だが、勝負は「時の運」である。

恐らく、中嶋監督も、9回裏は勝負を懸けたのであろうし、たまたま結果が出なかったからと言って、責められるべきものでもないだろう。

私としては、そんな両監督の駆け引きも、物凄く面白いと思いながら、試合を堪能したのであった。

 

<2021(令和3)年11月27日…「オリックスVSヤクルト」日本シリーズ第6戦③~延長12回裏、マクガフがオリックスの反撃を抑え、ヤクルト20年振り日本一が決定!!~ヤクルトの選手達が嬉し涙に暮れる、感動の日本一~激闘を戦い抜いた、ヤクルトとオリックスの皆さんに感謝!!>

 

 

 

そして、ヤクルトが2-1と、遂に1点をリードして迎えた、延長12回裏、

最後は、この試合、3イニング目となるマクガフが、オリックスの反撃を抑え、

ヤクルトが延長12回の激闘の末、オリックスを2-1で破り、東京ヤクルトスワローズの20年振り日本一が決定した。

激戦を制した瞬間、マウンド上には、あっという間に歓喜の輪が出来たが、その後、ヤクルトを日本一に導いた高津臣吾監督は、10度も胴上げされ、宙を舞ったのであった。

 

 

 

そして、私が何よりも胸を打たれたのは、青木宣親も、山田哲人も、村上宗隆も、ヤクルトの選手達が皆、感激の涙を流していた光景である。

ヤクルトは、前年最下位の屈辱から、リーグ優勝を成し遂げ、クライマックス・シリーズを勝ち抜き、そしてオリックスとの歴史的な大激戦を制して、遂に日本一の栄光まで辿り着いたのだから、本当に、感激もひとしおだったのではないだろうか。

私は、号泣するヤクルトの選手達を見て、思わず「貰い泣き」してしまったものである。

 

 

そして、最後は惜しくも敗れたとはいえ、オリックスの戦いぶりも、本当に素晴らしかった。

試合後、高津監督が、山本由伸と握手し、健闘を称えていたが、

毎試合、全力で戦い抜き、全ての試合が大接戦という、本当に凄い戦いを見せてくれた、ヤクルトとオリックスの皆さんには、私は感謝の気持ちでいっぱいである。

 

 

という事で、今年(2021年)の「ヤクルトVSオリックス」の日本シリーズの試合結果は、下記の通りである。

 

2021/11/20 第1戦 ヤクルト●3-4〇オリックス

2021/11/21 第2戦 ヤクルト〇2-0●オリックス

2021/11/23 第3戦 ヤクルト〇5-4●オリックス

2021/11/23 第4戦 ヤクルト〇2-1●オリックス

2021/11/24 第5戦 ヤクルト●5-6〇オリックス

2021/11/26 第6戦 ヤクルト〇2-1●オリックス(延長12回)

 

という事で、どの試合も大接戦ばかりであり、凡戦というのは、一つも無かった。

両チームの気迫と気迫がぶつかり合う真剣勝負に、いつしか私も夢中になってしまったが、

今は、激闘を戦い終えた、ヤクルトとオリックスの皆さんに、本当にお疲れ様でしたという言葉をお贈りさせて頂きたい。

 

 

 

前回、ヤクルトスワローズが「日本一」になったのは、

2001(平成13)年、若松勉監督が率いて、ヤクルトスワローズ大阪近鉄バファローズを4勝1敗で破った時であるが(※その時も、私はテレビ中継で、ヤクルトが日本一になった瞬間を見ていた)、

あれから20年の時を経て、遂にヤクルトが再び頂点に立った。

きっと、この時を20年間、待ち続けたヤクルトファンの皆さんも、沢山居ると思う。

勿論、それ以降にファンになった方にとっても、待ちに待った日本一だったのではないだろうか。

という事で、私から、改めて、御祝いの言葉を贈らせて頂きたい。

 

東京ヤクルトスワローズの皆様、そしてヤクルトファンの皆様、

ヤクルト20年振りの日本一、おめでとうございます!!!!