【野球コトバ辞典・特別編】2020/4/7…「緊急事態宣言」発令の日に贈る、野球名言集 | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~

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法政大学野球部を中心として、東京六大学野球についての様々な事柄について、思いつくままに書いて行くブログです。
少々マニアックな事なども書くと思いますが、お暇な方は読んでやって下さい。

本日(4/7)、遂に安倍晋三首相が、史上初の「緊急事態宣言」を発令した。

留まる所を知らぬ、新型コロナウイルスの脅威に対し、

「これ以上、一刻の猶予も無い」という事で、安倍首相が重大な決断を下したという事である。

 

 

このブログを、後で読み返した時のために、

私も、この日(2020(令和2)年4月7日)、「緊急事態宣言」が出されたという事を、

記録として、しっかりと残しておこうと思っているが、

それと同時に、今こそ、日本国民が一丸となって、この未曽有の危機を乗り切る時であると私は思っている。そのためには、「団結力」「チームワーク」こそが、何よりも大事である。

そこで、今回は、皆が力を合わせ、この危機を乗り切るための、野球に関する名言を、いくつか、ご紹介して行く事としたい。

 

<川上哲治(巨人をV9に導いた名将)「野球はチームワーク。お互いを補完し合いながら、チームワークを達成させる」>

 

 

1965(昭和40)~1973(昭和48)年、巨人を、空前絶後の9年連続日本一(V9)に導いた川上哲治監督は、

「勝負に勝つためには、何よりも、チームワークが第一である」と、説いている。

川上哲治は、こう言っている。

「野球はチームワークだ。もちろん、一人一人の選手に対し、とことんその技を極めさせることも必要だが、それだけでは勝てない。いかにしてお互いを補完し合いながらチームワークを達成させ、チームパワーを出させるか。そこに勝負の分かれ目がある」

つまり、お互いが助け合い、補完し合うからこそ、強力なチームが出来るという事である。

まず、今の日本に求められているのは、この「チームワーク」であろう。

「勝負の鬼」と言われた川上の言葉だからこそ、しっかりと胸に刻んで行きたいものである。

 

<西本幸雄(大毎・阪急・近鉄を優勝に導いた名監督)「みんなが心底から力を合わせるべし」>

 

 

大毎オリオンズ、阪急ブレーブス、近鉄バファローズと、パ・リーグ3球団を優勝に導き、

「闘将」と称された西本幸雄も、「みんなで力を合わせる事」の大切さを訴えている。

「いわしも大群になると力が出る。みんなが心底から力を合わせることによって、何かが可能になるんや」

西本幸雄は、それまで弱かったチームを、丹精込めて指導し、強力なチームに育て上げたが、

彼は、「みんなで力を合わせる事」の大切さを、何よりも信じていた。

「コロナショック」に襲われ、大変な事になっている今こそ、みんなの力を合わせ、一人一人が出来る事をやって行くのが大切だと、私は思う。

川上哲治も、西本幸雄も、言葉の表現こそは少し違うが、言いたい事は同じであろう。

今、我々日本人の「団結力」「チームワーク」が求められている。

 

<イチロー(言わずと知れた、スーパースター)「確実に出来る事を、確実にやろう」>

 

 

野球界のスーパースター、イチローも、チームとして立ち向かう大切さについて語っているが、

イチローは、一人一人が、確実に出来る事を、確実にやって行く事が、チームとしての目標達成に繋がると言っている。

「びっくりするような好プレイが勝ちに結びつくことは少ないです。 確実にこなさないといけないプレイを確実にこなせるチームは強いと思います。」

そう、こんな時だからこそ、一人一人が、コツコツと確実に、出来る事をやって行くべきであろう。

「不要不急の外出を避ける」「3つの密(密閉・密集・密室)を避ける」「うがい・手洗いの徹底」

など、とにかく、一人一人が出来る事を、コツコツと確実にやって行くこそが、コロナへ打ち勝つ道へと繋がるであろう。

 

<渡辺元智(横浜高校・監督)「目標がその日その日を支配する」>

 

 

 

高校野球の強豪・横浜高校を率いた、渡辺元智監督は、

「目標がその日その日を支配する」という言葉を好んだ。

これは、「人は、目標を立てるからこそ、自ずと行動が決まる。漫然と行動してはいけない」という事であるが、

今、日本が大目標として掲げるのは、「コロナを終息させ、平和な日常を取り戻す」という事である。

その目標を立て、目標から逆算して行動する事が、今こそ、とても重要なのではないか。

現在、日本は非常事態にあるが、その非常事態を乗り越え、我々が、今、やるべき事は何か、

そして、最大の目標が何なのかを、常に忘れずにおきたいものである。

 

<鶴岡一人(南海ホークスの名監督)「指揮官が悪い部隊は全滅する」>

 

 

この記事では、前向きになれる名言を集めているが、

敢えて、こんな「名言」も記しておく事とする。

南海ホークスを率いた名将・鶴岡一人監督は、1962(昭和37)年、チームが低迷した際に、

「指揮官が悪い部隊は全滅する」

という言葉を吐いて、シーズン途中で「休養」してしまった。

これは、軍隊経験が有る鶴岡監督ならではの言葉であるが、これは、読んだままの意味である。

部隊の命運を握る指揮官が、判断を誤ると、最悪の場合、その部隊は全滅してしまう危険性が有る。

 

 

今、こんな事を言っても仕方無いが、中国の武漢でコロナウイルスが発生した時、

中国の習近平・国家主席は、その封じ込めに失敗し、

中国の息がかかった組織に成り下がったWHOテドロス事務局長なる人物は、

「コロナは大した事がない」「パンデミックにはならない」

などという「楽観論」を言っていた。

その結果、世界中でコロナは猛威を奮い、世界中の人達が酷い目に遭っている。

これは、まさに「指揮官が悪い部隊は…」という話そのものではないだろうか。

過去を振り返っても仕方ないし、今、目の前に有る危機を乗り越える事が最優先ではあるが、

この危機を招いた「元凶」は何なのかを、我々は決して忘れてはなるまい。

 

 

では、我が国のトップ、安倍晋三首相は、どうであろうか。

ハッキリ言って、安倍首相はコロナ危機に右往左往するばかりで、場当たり的な対応が多く、不信感を持っている人も多いであろうが、

今は、そんな事を言っている場合でもないので、国民が皆、力を合わせてやって行くしかないという所であろう。

先程、チームワークについて述べたが、トップが多少ダメだとしても、チームのメンバーがトップを盛り立てて行く事も、時には大事である。

ましてや、今は未曽有の国難であるので、私も、色々と文句を言いたい事は有るが、

今は、日本国民として、覚悟を決めてやって行くしかないと思っている次第である。

 

<星野仙一(阪神タイガース監督時代)「ネバー・ネバー・ネバー・サレンダー」>

 

 

という事で、ちょっと辛口の事を書いてしまったが、前向きな名言を、もう一つ、ご紹介させて頂く。

2003(平成15)年、「燃える男」と称された星野仙一が、

あの「ダメ虎」と称され、長年低迷していた阪神タイガースを18年振りに優勝に導いた時に、阪神のスローガンとして掲げた言葉、

「ネバー・ネバー・ネバー・サレンダー(never never never surrender)」を、この危機的状況だからこそ、思い出したい。

これは、「決して、決して、決して、諦めるな!!」という、「不屈の精神」を表したものである。

皆で一丸となり、決して諦めず、この苦境を乗り越える事が、今こそ、何よりも大切である。

 

<最後にダメ押しで一言…「一人は皆のために、皆は一人のために(All for one, One for all)」>

 

 

 

 

 

最後に、野球とは少し離れるが、この「名言」をご紹介しておく。

それは、「一人は皆のために、皆は一人のために(All for one, One for all)」である。

この言葉は、ラグビー「三銃士」などで、あまりにも有名であるが、

「一人は皆のために、皆は一人のために」という意識を、一人一人がしっかりと持ち、

団結心を強め、コロナという「強敵」に勝利しよう!!と、私は言いたい。

そして、平和な日常を取り戻し、また野球や他のスポーツを、平穏に楽しめる日が来る事を、心から願っている。