昨日(5/18)、私は友人のAさん(男性・横浜DeNAベイスターズのファン)と、その奧さんのBさん(北海道日本ハムファイターズのファン)ご夫妻と一緒に、神宮球場のヤクルト-DeNA戦の観戦に行って来た。
試合開始時間は18:00だったのだが、Aさんが「神宮で試合をやる時は、早目に行けば選手のサインを貰えるチャンスが有る」という情報を仕入れたため、私達は神宮球場に11:00頃に待ち合わせして、現地で落ち合った。
<横浜DeNAベイスターズの選手のサインのゲットに挑戦…そこへ、三嶋・石田の「法政コンビ」現る!!>
なお、この日(5/18)の神宮球場では、昼間は東京六大学野球の、早稲田-法政、慶応-明治の試合が行われていた。
神宮は、学生野球が行われるシーズンでは、プロ野球との併用が行われる場合は、
昼間が学生野球の試合、夜がプロ野球の試合という順番で行われる。
ちなみに、夜にプロ野球の試合が有る「プロ併用日」の場合、学生野球の試合は延長戦には入らず、9回で打ち切りとなるわけである(※従って、9回が終わって同点の場合、そのまま引き分けで試合終了)。
私は、この日は六大学野球の試合は見ず、Aさん・Bさんご夫妻と共に、ベイスターズの選手のサインを貰う事に挑戦し、
三塁側のクラブハウス付近に、他の多くのベイスターズファンと共に陣取っていた。
そこには、色々な選手が自家用車で乗り付けて来ていたが、三嶋一輝、石田健大の「法政コンビ」も間近で見る事が出来た。
もしかしたら、彼らは母校の法政の試合を、少し見ていたかもしれないと、私は思った。
そして、三嶋、石田の先輩後輩は、どうやら普段から仲が良いようであるが、
ベイスターズ投手陣にとって、2人の活躍は欠かせないので、今以上に頑張って頂きたいと、私は思っている。
「もしかしたら、今日は三嶋も石田も、リリーフで投げるかも」
と、Aさんに話を振ったら、「2人が出るような展開なら、ヤバイんじゃないか」という返事であった。
確かに、この日(5/18)に先発予定の、ルーキーの上茶谷大河が、もしも早々と降板してしまうような展開になってしまえば、
それは、ベイスターズが苦戦するような展開である事を意味している。
ちなみに、三嶋も石田も、法政時代は大エースとして活躍した、素晴らしい投手であった(その事は、以前、別の記事にも書いたので、ここでは繰り返さない)。
<好投すれども、なかなか勝ち星が付かない上茶谷大河…今度こそ報われるか!?>
それから程なくして、この試合に先発予定の、新人・上茶谷大河も姿を現した。
「上茶谷くん、頑張って!!」「今日こそ、絶対勝てよ!!」
集まったファン達から、一斉に大声援が起こった。
上茶谷は、まだまだ学生っぽい佇まいだったが、心なしか緊張した表情に見えた。
上茶谷大河は、新人ながら先発ローテーションに入り、ここまで、ベイスターズの先発投手陣の一角を担い、好投を続けて来ている。
しかし、現在まで6試合に先発し、0勝3敗と、未だに勝ち星が付いていない。
上茶谷の、これまでの投球内容は、下記の通りである。
4/02 vsヤクルト 7回1失点
4/09 vs阪神 6回3失点
4/16 vs中日 4回5失点
4/23 vs阪神 4.2回6失点
4/29 vs巨人 5回3失点
5/11 vs広島 6回2失点
5/18 vsヤク 5回2/3 3失点
充分、素晴らしい投球内容を見せているのに、これで1勝もしておらず、0勝3敗とは、一体どういう事なのだろうか?
そもそも、上茶谷が投げる試合は、上茶谷が勝ち投手の権利を得て、降板した後に、リリーフ陣が打たれて、信じられないような逆転負けをしてしまうというような展開も有り、今まで、本当に惜しい所で、勝ち星を逃し続けて来た。
例えば、上茶谷のデビュー戦となった、4/2のヤクルト戦では、
上茶谷は7回1失点と好投し、8回表にDeNAが逆転したため、後はリリーフ陣が抑えれば、上茶谷に勝ち星が付く所であったが、
8回に登板したパットンが打ち込まれ、DeNAは逆転負けを喫してしまい、上茶谷は惜しくも、プロ初登板での初勝利を逃した。
なお、開幕当初、パットンは本当に絶不調で、連日のように信じられないような逆転負けを喫し、ベンチでガックリと肩を落とす姿が目立った。
いや、内心、上茶谷はもっとガッカリしていたに違いない。
上茶谷のデビュー2戦目となった、4/9の阪神戦(甲子園球場)は、もっと酷かった。
上茶谷は、6回3失点と好投し、試合を作った上、DeNAは7回表を終わって8-3と、大きくリードしていた。
ところが、またしてもパットンらのリリーフ陣が、この大量リードを守り切れず、
最後は、ソトが2死満塁から、痛恨の走者一掃の逆転タイムリーエラーをやらかし、ベイスターズは、悪夢の大逆転負けを喫してしまった。
いや、それこそ上茶谷にとっては、「これこそが、まさに悪夢だ…」と言いたい心境だったに違いない。
こうして、上茶谷は、デビューして2試合続けて、勝利投手目前で、惜しくも勝ち星を逃してしまった。
その後も、上茶谷は好投を続けていたが、そうこうしている内に、段々と調子を崩してしまった。
投球内容も、徐々に悪化して行ったが、立浪和義(元中日)の解説によると、
「開幕当初に比べると、上茶谷は、下半身の粘りが無くなった」との事であった。
そして、上茶谷は、遂に一軍登録を抹消され、一度、二軍に落とされてしまった。
その後、一軍に復帰したが、未だに勝ち星は挙げられていない。
今度こそ、上茶谷には勝って欲しいと、ベイスターズファンなら、誰もが願っていた筈である。
私も、この日(5/18)の試合を見に行く前日、Aさん・Bさん達に、
「今度こそ、上茶谷の初勝利が見たいね!!」
と、メッセージを送ったところ、「うん、見たい!!」という返事が、すぐに返って来た。
というわけで、私は、この日(5/18)の試合が、上茶谷にとって、記念すべきプロ初勝利の試合になる事を、強く願っていた。
<鶴岡一成コーチから、サインを頂く…鶴岡一成コーチの「神対応」>
さて、選手からのサインは貰えたのかどうかと言えば、
結論から言えば、鶴岡一成コーチにのみ、サインをして頂く事が出来た。
実は、私達はクラブハウス前に居たり、球場の表通りに面した方に出たりと、ウロウロしていたのだが、
球場の表通りに居た時に、車から出て来た鶴岡一成コーチに、有り難くも、サインをして頂いたのであった。
色紙を渡したところ、
「何?これ全体に書けば良いの?」
と言って、物凄く丁寧にサインをして頂いた。
そして、鶴岡コーチが、私だけではなく、Aさん・Bさん達にも、同じようにサインをしていた。
「どうも、有り難うございます!!」
サインを頂き、大感激の私達は、鶴岡コーチに、御礼を伝えた。
というわけで、鶴岡コーチには、改めて、この場をお借りして、御礼を申し上げたい。
「鶴岡一成コーチ、本当にどうも有り難うございました!!」
なお、鶴岡コーチが現れる少し前、実は、Bさんは「番長」こと、三浦大輔・投手コーチと、遭遇していたようである(私は、ちょうどその時、別の所に居て、その場には居合わせていない)。
Bさん曰く、三浦番長と、普通にすれ違ったようであるが、「何だか、えらいガタイの良い人だな…。何か、三浦番長に似てるけど、まさかね…」と思ったそうだが、近くに居たDeNAファンの男性に、「あれ、番長だよ」と言われ、「えーっ!?」と、振り向いたところ、彼は既にクラブハウスの方に、入って行く所だった、との事である。
「あんな、至近距離に居たのに…。でも、人生で一番、三浦番長に近付いた」
結局、サインも貰えず写真も撮れなかったが、三浦番長と接近(?)出来て、Bさんは大感激の様子であった。
もう一つ、私としては、手痛い「ニアミス」が有った。
その表通りに居た時に、私はDeNAファンの男性から、「さっき、そこを木塚コーチが通ったよ」という情報を聞かされていた。
「何だ、さっき木塚が居たのか…」
と、残念がっていたところ、それから暫くして、球場の駐車場の方から、クラブハウス方面へ、トレーニングウエアを来た、一人の男性が歩いて来た。
「おいおい、あれ木塚じゃないか!?」
Aさんはそう言っていたが、私は「まさか…。だって、さっき木塚はもう来たっていうし…」と言って、その人を、そのままスルーしてしまった。
しかし、後から思えば、その人こそ、木塚敦志・投手コーチその人だったのである。
木塚敦志といえば、かつて明治大学のエースとして活躍した後、2000~2010年にかけて、横浜ベイスターズのリリーフとして大活躍した、名投手であった。
その木塚と、あんなに接近していたのに…。
という事で、三浦、木塚という両投手コーチに、私達はサインを貰い損ねてしまったのであった。
<明治大学のチア、ベイスターズファンに団扇を配り、明治の宣伝(?)に励む!!>
なお、三塁側のクラブハウス前で並んでいた時は、とても日差しが強く、大変熱かったのだが、
そんな中、明治大学のチアリーディング部の女の子が、
「ベイスターズファンの皆さん、宜しければ、ベイスターズと一緒に、明治大学の応援も宜しくお願いします!!」
と元気良く言って、居並ぶDeNAファンに、明治の野球部の団扇を配っていた。
「ベイスターズの佐野恵太さんも、明治大学OBですので、応援宜しくお願いします!!」
と、その子は言っていたが、六大学の応援団やチアは、そうやって健気に集客を頑張っているんだなあと思い、大変印象深った。
暑い中、その団扇の差し入れは大変有り難かったと、この場を借りて、お伝えさせて頂きたい。
(ちなみに、以前、法政の団扇も貰っていたので、上記の画像では明治と法政の団扇を並べて写しておいた)。
<「山崎康晃のサイン未遂事件」…その後、外苑前のステーキハウスで、腹ごしらえ>
その後も、私達は粘ったが、14時頃、「ファンへの対応が素晴らしい」と評判の、山崎康晃投手が現れ、
私達は、遂にサインを貰える寸前まで行ったのだが、ロープで仕切られた所に、後ろからファンが殺到してしまい、
山崎康晃は、私達にサインをしてくれる寸前で、サッと私達をスルーすると、クラブハウスの方へと行ってしまった。
正直、私達もガックリ来たが、あれはとても危険な状態だったので、仕方が無い。
今度こそ、もっと落ち着いた所でサインを貰おうと、私達は気持ちを切り替えた。
そして、私達は漸く、遅めのお昼ご飯を食べに行った。
そこは、東京メトロ外苑前駅近くの「ステーキのくいしんぼ」なる店だったが、
店内には、所狭しと、ヤクルトの選手の湯のフォームなどが飾られる、「ヤクルトファン御用達」のような雰囲気であった。
しかし、少し甘めの味付けのステーキは、とても美味しく、私達は大満足であった。
という事で、この場を借りて、外苑前の「ステーキのくいしんぼ」という店の事も宣伝させて頂きたい。
(つづく)