2018年秋 法政優勝への道⑧(1/5)~運命の早慶戦(1) 慶応が先勝!慶応が優勝に王手!!~ | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~

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少々マニアックな事なども書くと思いますが、お暇な方は読んでやって下さい。

2018年秋の東京六大学野球の優勝の行方は、

いよいよ、第8週(最終週)の早慶戦へと持ち越される事となった。

 

早慶戦の結果次第により、慶応・法政・早稲田の3校に優勝の可能性が有るのだが、

早慶戦を前にしての、3校の優勝争いの行方を整理しておくと、下記の通りである。

 

・慶応が勝ち点⇒勝ち点5で、慶応が優勝

・早稲田が2勝1敗で勝ち点⇒勝率の差で、法政が優勝

・早稲田が連勝で勝ち点⇒早稲田・法政が同率で並び、早稲田-法政がプレーオフ(優勝決定戦)

 

慶応が勝ち点を挙げれば、慶応が文句無しに優勝、

早稲田は、連勝して初めて、法政とのプレーオフ(優勝決定戦)に持ち込む事が出来るが、

早稲田が2勝1敗で勝ち点を挙げれば、先に全日程を終了し、結果待ちの法政に優勝が転がり込む、という状況である。

 

ちなみに、早稲田の高橋広監督は、今季限りでの退任が決まっており、

この早慶戦が、高橋監督の監督生活最後の試合となるが、

慶応の大久保秀昭監督としても、1971年秋~1972年秋以来、46年振り、慶応史上2度目の3連覇達成がかかっている。

両監督としても、早慶戦にかける思いは強く、共に、絶対に負けられないという心境だった事であろう。

 

このような状況で、10/27(土)の13:00、「運命の早慶戦」は、プレーボールの時を迎えた。

 

<10/27(土)、早慶1回戦、慶応・高橋佑樹、早稲田・小島の両エースの先発で、試合開始>

2018年秋の、早稲田-慶応(早慶戦)の1回戦は、

慶応が、ここまで今季5勝を挙げている高橋佑樹、

早稲田が、今季4勝(3完封、1完投勝利)を挙げている小島という、

両校が誇る、左腕の大エース同士の先発で、幕を開けた。

 

慶応の高橋佑樹、早稲田の小島は、

共にエースらしい素晴らしい投球を見せ、

両校ともに、ゼロ行進が続いた。

 

そして、早慶ともに得点を奪えず、

試合は0-0のまま6回裏を迎えたところで、

慶応は、無死満塁という大チャンスを迎えた。

 

<6回裏、慶応が2点先取!7回裏にも追加点を挙げ、慶応が3-0とリード>

 

0-0で迎えた6回裏、慶応は早稲田・小島に対し、

無死満塁という絶好のチャンスを作った。

この場面で打席に入った、慶応の6番・内田は、

カウント3-2のフルカウントから、小島の投球を冷静に見極め、押し出し四球を選び、

慶応が、1-0と先取点を奪った。

 

慶応は、なおも続く無死満塁のチャンスから、

7番・嶋田が三遊間を破り、レフト前にタイムリー安打を放ち、

6回裏、慶応が早稲田・小島を攻略し、2-0とリードを奪った。

 

更に、慶応は7回裏、2死1塁の場面で、

5番・小原が左中間を深々と破る、タイムリー二塁打を放ち、

慶応が貴重な追加点を挙げ、3-0とリードを奪った。

 

早稲田の小島は、この回で惜しくも降板となったが、

実は、小島は試合前に捻挫し、足を痛めていたとの事である。

それでも、チームの勝利のために、気力を振り絞って投げていた小島だったが、

無念の降板となってしまった。

 

ともあれ、慶応は3-0とリードを広げ、試合を優位に進める事となった。

 

<慶応が早稲田の反撃を振り切り、早慶戦に先勝!!慶応が遂に優勝に王手!!>

 

慶応・高橋佑樹は、味方の3点の援護を受け、

8回まで早稲田を無得点に抑える、素晴らしい投球を見せ、

慶応が3-0とリードしたまま、9回表を迎えた。

 

9回表、0-3とリードされた早稲田は、先頭の3番・檜村が、

三塁線に、当たり損ないのゴロを打ったが、この当たりが三塁線に緩く転がり、フェアとなる間に、

檜村は1塁へ駆け抜け、セーフ。檜村が内野安打で出塁し、早稲田は無死のランナーを出した。

 

その後、1死2塁となった後、早稲田の5番・岸本のレフト前ヒットで、1死1、3塁とチャンスを広げた後、

続く6番・黒岩が、レフト前へタイムリーを放ち、早稲田が1点を返し、1-3と2点差に迫った。

 

なおも1死1、2塁と、早稲田のチャンスは続いたが、

慶応・高橋佑樹は、7番・小太刀を打ち取り、8番・金子には、三遊間に鋭いライナーを打たれたものの、

慶応の遊撃手・瀬戸西が、この当たりを横っ飛びのダイビングキャッチで捕る超ファインプレーで、直接捕球。

 

結局、早慶戦の1回戦は、慶応が終盤の早稲田の反撃を振り切り、慶応が3-1で先勝。

慶応・高橋佑樹は、9回1失点の完投勝利で、今季6勝目を挙げた。

 

慶応・高橋佑樹、早稲田・小島のエース対決は、高橋佑樹に軍配が上がり、

遂に、慶応が優勝に王手をかけた。

一方、敗れた早稲田は、この結果、優勝の可能性が消滅するという、無念の結果となってしまった。

 

<2018秋 東京六大学野球 第8週(10/27)・早慶1回戦の結果>

 

慶応〇3-1●早稲田

 

<2018秋 東京六大学野球 勝敗表 第8週(10/27 現在)>

 

①法政 9勝3敗1分 勝ち点4 勝率.750

①慶応 9勝3敗 勝ち点4 勝率.750

③早稲田 7勝4敗1分 勝ち点3 勝率.636

④明治 5勝6敗3分 勝ち点2 勝率.455

⑤立教 4勝8敗 勝ち点1 勝率.333

⑥東大 0勝10敗1分 勝ち点0 勝率.000

 

<慶応が46年振りの三連覇達成に王手!早稲田は優勝の可能性が消滅>

 

早慶戦の1回戦は、慶応が3-1で勝ち、

この結果、慶応はあと1つ勝てば優勝、翌日(10/28)の2回戦に勝てば、

勝ち点5の完全優勝で、慶応は46年振りの三連覇達成となる。

 

一方、敗れた早稲田は、優勝の可能性が完全消滅。

この結果、早稲田-法政の優勝決定戦(プレーオフ)の可能性も消滅し、

優勝争いは、慶応か法政の2校に絞られる事となった。

 

慶応は、あと1つ勝てば優勝だが、

早稲田が、早慶戦の2~3回戦に連勝した時は、法政が優勝という状況である。

優勝に王手をかけた慶応が、そのまま優勝を決めるのか、

それとも、早稲田が意地を見せ、1勝1敗で3回戦に持ち込まれるのか!?

 

早慶戦の結果を待つしかない法政としては、非常に厳しい状況であるが、

それでも、早稲田が連勝してくれる事を祈り、引き続き、早慶戦の経過を見守る事となった。