2018年秋 法政優勝への道⑥(3/3) ~慶応と早稲田が勝ち点を奪取!V争いの行方は早慶戦へ~ | 頑張れ!法政野球部 ~法政大学野球部と東京六大学野球について語るブログ~

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少々マニアックな事なども書くと思いますが、お暇な方は読んでやって下さい。

2018年秋の東京六大学野球の第6週、

慶応-立教と、早稲田-明治(早明戦)の対戦は、

慶応-立教は1勝1敗、早稲田-明治(早明戦)は早稲田の1勝1分で、

両カード共に、3回戦へと持ち越された。

 

この10/15(月)の3回戦で、慶応と早稲田が、それぞれ敗れた場合、

法政は、第7週の東大戦に連勝すれば優勝、という状況となる。

 

法政としては、第7週の東大戦での自力優勝のためには、

立教と明治には是非とも頑張って欲しい状況ではあるが、

 

果たして、法政の思惑通りに、事が運ぶのか、

それとも、慶応・早稲田の両校が勝ち、両校ともに優勝の可能性を持ったまま、

優勝争いの行方は早慶戦に持ち越されるのか!?

 

こうして、優勝争いの行方を大きく左右する大一番が、幕を開けようとしていた。

 

 

<10/15(月)、慶応が立教を破り、勝ち点4を奪取!!>

 

1勝1敗で迎えた、慶応-立教の3回戦は、

慶応・高橋佑樹、立教・田中誠という両先発で始まった。

 

慶応の高橋佑樹は、ここまで今季4勝を挙げ、エースとして慶応を引っ張っているが、

この試合でも、高橋佑樹は素晴らしい投球を見せ、立教打線に、全くツケ入る隙を与えず、

立教のスコアボードに、0を重ねて行った。

 

一方、立教の先発・田中誠も、

4回裏2死満塁のピンチで、慶応の7番・嶋田を三振に打ち取るなど、

ランナーは出すものの、要所を抑える投球で、慶応に得点を与えなかった。

 

そして、0-0で迎えた7回裏、

慶応は6番・小原のヒットをキッカケに、2死2塁のチャンスを作ると、

8番・瀬戸西がセンター前へタイムリーを放ち、慶応が1点を先取した。

 

更に、慶応は8回裏1死3塁のチャンスを作り、

3番・柳町の代打で打席に入った正木が、立教の2番手・川端健から、

ライトへキッチリと犠牲フライを打ち上げ、慶応は2-0とリードを広げた。

 

慶応の高橋佑樹は、この2点の援護を最後まで守りきり、

9回を3安打無失点に抑え、高橋佑樹今季5勝目、リーグ戦初完封勝利を達成。

結局、慶応は高橋佑樹の完封により、立教を2-0で撃破。

 

慶応が、このカード2勝1敗で、勝ち点を奪取、これで、開幕から4カード連続で勝ち点を取り、

慶応は勝ち点4に伸ばし、最終週の早慶戦を迎える事が決定した。

 

この結果、この時点で法政の第7週の東大戦での自力優勝の可能性は消滅し、

慶応は、早慶戦で勝ち点を取れば、文句無しに完全優勝達成、という所まで漕ぎ着けた。

 

慶応が、いよいよ優勝まであと一歩という所まで来たが、

慶応の躍進の原動力は、何と言っても、今季5勝を挙げる大活躍で、

エースに成長した高橋佑樹の見事な投球であろう。

 

そして、慶応は開幕の東大戦こそ連勝したものの、

その後は、明治、法政、立教との3カードの対戦を、それぞれ1勝1敗の3回戦に持ち込まれながら、

3カード連続で3回戦に勝ち、勝ち点をもぎ取るという、非常に粘り強い戦いを続けている。

 

慶応もまた、法政と同様、チーム全体で結束し、優勝まで手が届く所までやって来たが、

ともあれ、慶応は1971年秋~1972年秋以来、46年振りの三連覇達成をかけて、

最終週の早慶戦に臨む事となった。

 

 

<早稲田が明治に大勝、早明戦は早稲田に軍配!早稲田も優勝の可能性を残し、早慶戦へ>

 

早稲田-明治(早明戦)の3回戦は、

早稲田・小島、明治・森下暢の両先発で試合開始。

 

1回戦では、小島森下暢の両投手が素晴らしい投球を見せ、

共に9回1失点で完投、1-1で引き分けるという投手戦となったが、

この日の早明3回戦は、早稲田の一方的な展開となった。

 

1回表、早稲田が4番・加藤の2ランホームランで2-0と先制すると、

3回表には、早稲田は1番・福岡のホームラン、5番・岸本のタイムリー三塁打などで、

一挙3点を追加し、早稲田が5-0とリードを広げ、明治の森下暢をノックアウトし、

序盤から早稲田が優位に立った。

 

更に、7回表には、早稲田は3番・檜村のタイムリー三塁打、4番・加藤のタイムリーなどで、

もう3点を追加し、8-0と、早稲田が大量リードを奪った。

 

投げては、早稲田の小島は、9回を僅か3安打、9奪三振という見事な投球で、

小島は、今季3度目の完封勝利で、今季4勝目、

結局、早稲田が8-0で大勝、明治に連勝し、早稲田が勝ち点を挙げた。

 

小島は、早明1回戦での1-1の9回完投を含めると、

何と、5試合連続完投(3完封、1完投勝利)で、その間に僅か2失点という、

まさに、大エースの名に相応しい、圧巻の投球を見せている。

 

この結果、早稲田にも優勝の可能性が残り、早慶戦を迎える事となった。

 

<2018秋 東京六大学野球 第6週の結果>

 

10/13(土) 慶応〇4-1●立教、早稲田△1-1△明治

10/14(日) 早稲田〇2-1●明治、立教〇4-3●慶応

10/15(月) 慶応〇2-0●立教、早稲田〇8-0●明治

 

 

<2018秋 東京六大学野球 勝敗表(第6週終了)>

 

①慶応 8勝3敗 勝ち点4 勝率.727

②法政 7勝3敗1分 勝ち点3 勝率.700

②早稲田 7勝3敗1分 勝ち点3 勝率.700

④立教 4勝6敗 勝ち点1 勝率.400

⑤明治 3勝6敗3分 勝ち点1 勝率.333

⑥東大 0勝8敗1分 勝ち点0 勝率.000