"最後の夏への意気込み"
DFリーダー #11 平野優
「そんなんでAチームに居れると思うなよ」
忘れもしない。2017年度新チームになって冬の赤羽練で中しょうさんに1on1でボコされた後に掛けられた言葉だ。
当時、新チームになってからはもうAチームには安定して居られるだろうと安堵していた自分にとって痛烈な一言だった。
何も返す言葉が無かった。
いや、出来なかった。
見返すにはプレーで勝つしかない。
この言葉が常に自分を掻き立ててくれ、全ての行動の原動力となった。
いつも心には中しょうさんを含め1on1で負けて来た他大の相手を思い浮かべてプッシュアウト、ボールダウンして完封する事をイメージして筋トレをしてきた。
先輩方にアフターを何本も付き合ってもらった。
全てはプレーで認めてもらう為に。
中しょうさん。感謝しています。この言葉が無ければ今の自分はありませんでした。
今では自他共にストイックに追求して、他人に良い意味で刺激を与える事を意識している。
最初は誰しも指摘されて気持ち良くないだろう。
だが、それでいい。
そこから、「なにくそ」という不屈の精神で行動に移して小さな成功体験を積み重ねる事で進化する。
自他共に求めるからこそ、各々がその期待に応える事で本当の意味で信頼関係が生まれてくる。
この信頼関係がここぞと言う時に最も力強く作用してくる。
開幕まであと少し。そして開幕してからも。
まだまだ求めていける。
年齢や役職は関係無く、
同じポジションのやつ、
違うポジションのやつ、
マネージャーに、
トレーナーに、
コーチに、
そして
自分に対して、強く求めていこう。
リーグ戦中にも必ず強くなる。
また、俺たちには「勝つ」使命がある。
チームの為に選手からコーチ、運営に変わってくれた仲間の為に。
怪我で離脱し同じフィールドで戦えない仲間の為に。
これまでの法政ラクロス部を築き上げ一部の舞台を用意して下さった先輩方の為に。
様々な面で支えてくれ応援してくれた家族の為に。
その人たちの想いを背負って、最後の最後まで全身全霊で戦い抜く。
「法政ラクロス」全員で戦い、最高の夏にしよう。
Go,orange.
平野 優