"最後の夏への意気込み"
トレーナーリーダー 田中玲衣
最後のリーグ戦開幕はもう目前。
三年前、とても大きく見えた先輩と同じ年齢になったのかと思うと、本当にあっという間だったなあと感じます。
一年生の時に初めて経験した4年生の引退試合は、夕日に照らされてキラキラしていて、自分たちの代のリーグ戦など遠い先のことに感じたのを覚えています。
実感のないまま、いつの間にか全てに「最後の」が付き、最後の赤羽も、冬の丸子もとっくに過ぎ去り、遂に最後の夏が来ました。
4年生になった今、強く感じるのは、周りにとても恵まれたということです。
マネージャーとして入部し、トレーナーとなり、分からないことや受け入れられないことも多く、正直苦しいことばかりでした。一人で孤独だと思った時期もありましたが、そう思う度に、気にかけてくれ、支えてくれる仲間の存在に気付かされました。
そんな仲間と迎えられる大学最後のリーグ戦は、とても楽しみであり、同時にいよいよかという不思議な感覚です。
リーグ戦が始まれば毎週のように試合があり、恐ろしい速さで時間が流れていくのだろうと思います。その速さに飲み込まれずに、トレーナーとして何ができるのか、残り限られた時間を大切にしながらリーグ戦に挑みたいと思います。
試合の期間は一番伸びるチャンス。一番吸収できる時期。どこかで耳にした言葉です。
どんなに残された時間が少なくても、もう遅いとは思わずにこれからの期間を過ごしていきたいと思います。
大学生活最後の試合、最後の瞬間に何を思うのか、後悔なのか達成感なのか、今は想像できませんが、恵まれた選手やスタッフみんなと笑顔でいたいというのが今の素直な想いです。
たくさん大変なことはありましたが、それを乗り越え、最高の形で来年以降に繋げていければと思います。
最後に、個性が強く、最後まで何が起こるか分からないこのチームだからこそ粘り強く、日本一という目標に向かって、選手・スタッフ全員で進んでいきたいと思います。信じています。
