スタッフのSORAです

 

前回に引き続き「がんだけど、素敵な話」について、

紹介させて頂きます。

 

【合せて読みたい!】

■【前回の記事】がんだけど、素敵な話①

 

 


本記事での本書とは「がんだけど、素敵な話」となります


 

  治療を辞め、余生を楽しむ例

 

 患者例

患者さん画像 名前 Jさん(50)
性別 女性
診断

乳がん、肝臓に転移

治療 術前化学療法
全摘出手術
ホルモン療法

 


 

 乳がんの罹患から肝臓に転移するまで

 

(44歳の時に)乳がんとなり、術前化学療法後に全摘出手術を受け、

ホルモン療法を続けていました。

(49歳の時に)肝臓に転移したことがわかりました。

(引用:本書P114)

 


 

 余生を楽しむ為に退職を決意

 

Jさんは色々な抗がん剤治療を行うも効果はありませんでした。

最後と決めていた抗がん剤治療中に、

会社の早期退職者募集をきっかけに退職を決意しました。

 

(本書P114)

 


 

 Jさんへのアドバイス

 

退職して旅行を楽しむJさんに、保坂院長は以下のアドバイスをしました。

 

保坂院長のアドバイス

 

  1. 最期を迎える緩和ケア病棟の予約をとり見学をすること
  2. 在宅ケアの仕組みと申請方法を確認しておくこと
    (※ソーシャルワーカーに調べてもらう)

 

(一部改編:本書P115)

 


 

 Jさんから学んだこと

 

  • 患者さん自ら、治療の効果と副作用を考えて治療方法を選択していること
  • 治療をやめて残りの人生を楽しむことも選択肢であること

(一部改編:本書P115)

 


 

  所感

 

本書の記事と②では、早期退職者の例を紹介させて頂きました。

 

Yさんも、Jさんもがんの罹患が人生の幕間となり、

余生を楽しむきっかけとなったのではないでしょうか?

 

がんの治療を辞めてもすぐ亡くなってしまうわけではなく、
Jさんのように旅行や趣味の落語に興じることは可能である

 

人は死から逃れる事はできません。

しかし、突然死とは違い、がんは人生を楽しむ時間を与えてくれます。

 

やりたいことをやりきる人生を送るためにも、

Jさんの人生の選択は参考にしたいものです。

 


 

  書籍情報

 

がんだけど、素敵な話
【著者】
保坂 隆
【発売日】
2019年12月24日
【購入サイト】
Amazon

 


 

 目次

 

目次を開く

 

第1章 ステージ4編

第2章 夫婦編

第3章 家族編

第4章 メンタル編

第5章 仕事編

第6章 「こうして生きていく」編

 


 

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