西洋占星術の勉強を始めた方へ
YOD(ヨッド)とよばれる複合アスペクトについて、占星術を独学していた頃、本を読んでも理解できず、ネットで色々情報を検索していたことがあります。
神の手だか、神の指という意味で、逃れられない宿命的なもので、不吉だというような記述も見ました。
正直、「冗談じゃない!」と思いました。
苦しい時の神頼み的な事はしてしまったりしますが、人生を指し示されても困るし、お断りだ。
強気の裏側で、おおいにびびった私もいました。
どうしよう・・・ヘンテコなものを背負わされているなんて。(勝手にヘンテコ認定)
しかも、頂点の星、土星。
厳しい道しか見えないと、土星を一方向からしか見ていなかった当時の私はそう思っていました。
こういうモヤモヤ、師事する先生が全て吹き飛ばしてくれました。
昨年、講座の中で教わったYODの意味。
宿命を背負うというのは、あくまでも比喩、本当に背負っているわけではない。
YODを持つ人は、YODを構成する三つの天体のハウスのことをメインに活動するのが良い。
三つを全部かけあわせるとなお良い。
大きく成功をおさめるには、それが手っ取り早い。
つまり、YODとは、3か所を重点的にやると、うまくいくよ!とホロスコープに示された図形というわけです。
え・・・早く言ってよ~(笑)
とはいえ、私がもっともっと若かったら、決められているイメージがあって嫌だと感じたかもしれません。
エネルギー有り余ってたし。
しかし、木星期の今、できるだけ体力は温存し効率的にいきたい。
あちこち頑張るのではなく、3か所集中でいいなら、助かるよ、ありがとう♪って感じ。
では、一例として9ハウス土星、4ハウス火星、2ハウス海王星の場合。
2ハウスが含まれているので、この三つのサイクルが上手く回れば職業になりやすいかもしれません。
専門的なことを勉強する(9ハウス)、知識や経験を蓄積する(土星)
家で(4ハウス)、集中する(火星)
稼ぐ(2ハウス)、使っちゃうけど(2H海王星は湯水のごとくお金を使ってしまいがち、一方で、よく分からないけどお金がある!みたいな)。
つまり、9ハウス土星、4ハウス火星、2ハウス海王星のYODは、うまくサイクルを回せると、
家で好きなことを勉強していたら、お金になってきた、お金は使っちゃうけど。
このような解釈であると教わりました。
YODは宿命的なものを背負わされているのではなく、3か所連携させて頑張ると発展できますよ!という星からのメッセージだったわけです。
発展や成功するには、一筋縄ではいかないでしょう、でも、3か所です。
不吉どころか、ラッキーではないか。
若い方はエネルギーが有り余っているから、YODが示すところ以外を頑張るのも良い経験でしょう。
(YODがある人は、YODが示すところ以外は苦労したり報われないことが多いようです)
若くない方や、エネルギーが有り余ってない方は、YODを前向きに捉えられるのではないでしょうか。
心配していた頂点土星も、9ハウスにとっては強みです。
というか、土星はどのハウスでも強み、努力すれば報われるから。
努力は継続しないとならないという条件付きですが。
もし、YODの構成天体に土星が入っている方、ビビる必要はありません。
共に頑張ろうではありませんか。
YOD、なんだかよく分からないな、という場合。
YODの頂点にある天体のオポジション(180度)に、何らかの天体が巡ってきた時、
あるいは、その度数の天体を持った人との出会いによって、自分の進む道を見つける人が多いそうです。
友人と私は、共に後者でした。