昨日に引き続きYODとクインカンクス | horoskooppi tuki

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星のエールをおくります

昨日に引き続き、YODのことです。

YODは、二つの天体がセクスタイル(60度)を組み、もう一つの天体が、それぞれ二つの天体とクインカンクス(150度)を組む複合アスペクトです。縦に伸びる細長い二等辺三角形です。

 

2ハウス海王星、4ハウス火星、9ハウス土星を例にします。

YODを天体のみで考えると

「ああなりたいな、こういうのもいいな」と、現実無視して、

イメージや夢・希望を膨らませる海王星

海王星が膨らませたイメージや夢・希望に向けて、行動する火星

そのイメージや夢・希望を現実にするために、行動を継続・蓄積する土星

個人的な経験からは、この3天体をこんな感じで使っているかなと思います。

 

YODを形成するクインカンクス(150度)の意味は、「妥協」とか「訓練」とか「調整」とか言われます。

分かるような、分からないような。

師事している先生の説明「クインカンクスは、上位単体が無視する」が私には一番分かりやすかったのでシェアします。

この3天体では一番強いのは海王星、次が土星、最後が火星になります。

海王星は土星を無視、土星は火星を無視。

海王星と火星はセクスタイル(60度)なので、何かの時は協力できる関係性です。

こうした3者の関係性、私なりの理解としては、こんな感じ。

 

***YOD劇場***

出演者:

海王星(次元の違うところにいるよく分からない人、際限なく夢を広げる、3者の中で一番強い力を持つ)

土星(現実主義者、2番目に強い)

火星(行動力抜群、一番下っ端)

 

「ああいうのもいいな、こういうのもいいな」、現実(土星)を丸無視して、イメージを膨らませていく海王星

「よっしゃ、じゃ、そうなるよう動こう」と張り切る火星

「ちょっと待てぃ、現実を見ろ、やみくもに動いてはならん」と火星のやる気を無視する土星

むっとする火星(下っ端なので、イライラしつつも動けず)

一人、別の次元でイメージを際限なく広げていく海王星

「また海王星さん始まっちゃっているよ、これだから地球外の人は困るよ、希望ばっかりいいやがって」

全く聞こえていない海王星、土星を無視し、イメージ広げる広げる海王星

むっとする土星(一番強いのは海王星のため、逆らえず)

土星は渋々、海王星の描くイメージを現実にするための算段を始める

土星は、無軌道になりがちな火星をけん制しながら

火星は、自分が思うようには動けず、土星が示す軌道を外れない範囲で動く

土星は、海王星のイメージを現実にするべく、自身が持つ常識を広げ、努力を積み重ねていく、火星を見張りながら

 

これが、いわゆる本に書かれていた「妥協」「調整」「訓練」なのではないか。

結果として、火星は自由には動けないものの、軌道は外れない

土星は、今ある現実は溶かされてしまうものの、夢を形にする、新たな現実にする

YOD、クインカンクスの一例でした。