絵本の世界 「星につたえて」 | horoskooppi tuki

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星のエールをおくります

皆さんは、大人になって絵本を読んだりしますか。

お子さん、姪御さん・甥御さん、お孫さんがいらっしゃる方などは読み聞かせなどで絵本に触れることも多いかもしれませんね。

私は、大人になってからは絵本に触れる機会がなく、雑誌で知った「ぴっぽのたび」という絵本を数年前に一度購入して以来、とんとご無沙汰しておりました。

 

先日、「星につたえて」という絵本が、なかなか良かったと夫が買ってきました。

夫が訪れた本屋で、書籍を紹介するショーケースに飾られていたそうです。

興味もないだろうに、天体がどうのこうの、星の角度が、などと占星術の話を日々私から聞かされている夫は「星」という言葉に敏感になっているのでしょう。

また、このブログのトップページの画像(PCで見ると分かるのですが)と色が似ていたからとの事でした。

いい奴。

 

早速、私は意気揚々と我が家の猫に読み聞かせを始めました。

数ページで、読み聞かせは終了。

涙腺が崩壊した為です。

絵本って、こんなだっけ???

子供の頃、絵本を読んで泣いた記憶がない。

大人になって読んだ絵本は「ぴっぽのたび」と「星につたえて」のたった二冊だけど、

両方とも涙が溢れた。

絵本が変わってきているのか、自分の感性が発達してきたのか、

どちらなのだろう。

 

この絵本は、夜の海に漂ういっぴきのクラゲと、ひとりぼっちで旅するほうき星のお話です。

とても切ないので、立ち読みには注意が必要かもしれません。

 

この絵本から私が感じたイメージは、波紋です。

想いを行動にうつしたとき、それは静かな水面に伝わって、少しずつ少しずつ広がっていき

何らかの結果に結びつく。

波紋の始まりは、自分とは異なる世界を生きる他者との出会い

悠久の時の流れの中でも失われないエッセンス

とても素晴らしい絵本でした、ご興味あれば是非読んでみて下さい。