先日観た舞台「ゴースト&レディ」の主役の一人がフローレンス・ナイチンゲール。
今日読んだ漫画も含めて感じるのは“ナイチンゲールの狂気”。
私はナイチンゲールという女性が歴史的に有名な人物であることは知っていましたが、
詳細までは知らず。
裕福な家に生まれ、戦争にも行き、看護に生涯をささげたという程度。
漫画のあとがきに、ナイチンゲールが行ったことの全てを描いているわけではないとありましたが描かれていることだけでもその功績がものすごい。
なぜ強い信念がここまで続くのか、彼女の体力はどうなっているのか、
なぜ一人の人間にこれほどのことができるのか。
狂気ともいえる極端さから考えると、冥王星がどうにかなっていそう。
粘り強さと、いつまででも働いている感じは、火星と土星は繋がっていそう。
裕福なご家庭の女性が仕事に生きるのは、当時の社会環境を考えると並大抵ではないだろうから、天王星も効いていそう。
評価を受けたことを考えると、木星も関わってくるだろう。
こんなことを予想し、実際はどうかをホロスコープで見てみました。
彼女の名前のフローレンスは、生まれた場所に因んでいるというのも初めて知りました。
イタリアのフィレンツェを、英語よみにしたお名前なのですね。
牡牛座太陽月コンジャンクション(何時にお生まれでもオーブ広くとるならば)
彼女の頑固ともいえる粘り強さの一つに、この牡牛座太陽月に現れているといってもいいのではないでしょうか。
主体的に進みたい方向性と内面も合っていたと読んでもよさそうです。
牡羊座水星が、天王星と海王星とトライン。
水星と天王星が組むと、理解力に優れ、たいへん優秀であるイメージを感じます。
統計を使用してグラフ化、環境や看護を改善し負傷兵の死亡率を下げる場面が描かれていました。
想像力豊かで他者の痛みに自然と寄り添える慈悲深さは、水星海王星の組合せからくるものでしょうか。
蟹座金星が、土星とスクエア
恋愛や結婚より仕事をとったのはこの星の影響もあるでしょうか。
若い頃は自分自身の価値を見出せていない様子もありましたが
経験を積み重ね、確かな自身への価値を見出せたのでしょう。
人々へ誠実に向き合った姿勢、この星の組み合わせから読み取れます。
獅子座火星が、土星とスクエア。
私がイメージしていた火星と土星の組み合わせが出てきました!
スクエアなので、若い頃は空回りしやすかったかもしれません。
ただ、段々と調整できるようになって、「タフさ」へ繋がっていったのでしょう。
魚座冥王星ドラゴンヘッドがコンジャンクション、そこに牡羊座キロンもコンジャンクション。
極端なほど、とことんやる冥王星、ライフワーク的なことを示すドラゴンヘッド、医療を表すキロン。
なるほど、と納得しそうですが、同じ時期に生まれている人はみんなこうであるということになってしまう。そういう特徴をもつ人たちのお一人ではあったのでしょう。
他にネイタルチャートで見つかったのは、金星と天王星がOOBでした。わおー!
ミッドポイント(直接軸の方)では、
太陽/火星=海王星。
これは、行動しようとすると様々な障害により何度も無力感を感じる環境ともいえる。
また同時に、理想に向けて人生をかけて行動できたことでもあるように思います。
そして、太陽/冥王星=火星、木星/土星=冥王星
彼女の狂気ともいえるほどの看護への追求が表れているように思いました。