原作ゴースト&レディ | horoskooppi tuki

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星のエールをおくります

引き続き、ゴースト&レディです。

昨日の劇団四季のゴースト&レディの観劇から、私の頭はゴースト&レディのことでいっぱい。

原作を読んでみました。泣きました。笑

舞台は時間の都合上、どうしても端折る必要があるので、内容は少し違うところもありましたが、

本質的なところは同じだと感じました。

原作は端折ったところが丁寧に描かれているうえに、観劇である程度の流れもわかっているので、違い自体も、また、それぞれの気持ちの細部のようなものも楽しめました。

個人的には、読まずに見て良かったと思います。

観劇→漫画の順番が、私にとっては良かったです。夫のすすめを無視して正解。

どちらも素晴らしい。

あの漫画をよく、約3時間という舞台に美しくまとめられたな・・・と別の感動もわきました。

 

なぜ、私はこの漫画を無視していたのか。
その理由は絵が苦手だったからです。(藤田和日郎さんファンの方、ごめんなさい)

ところが読んだ後は、どうして絵が苦手だったかも思い出せないくらい、素晴らしいと感じる。

ちょっとなぁぁって思っていたグレイも今では最高にかっこよく思える。

主人公たちの表情が上下巻では全然違う風に描かれていて、

読んだ方はおわかりと思いますが、あの最終盤はねぇ・・・。

胸を射貫かれます。

Something fourに関しては、ミュージカルと漫画と、甲乙つけがたい。

(何か古いもの、何か新しいもの、何か借りたもの、何か青いもの、の4つを結婚式で身につけると、幸せな結婚生活を送れるという欧米の伝統)

 

シンプルに物語が素敵なこと以外に、物語のあちこちにシェイクスピアの引用が散りばめられていることもお薦めのポイントです。これまで知らなかったことを色々と知ることができます。

人が人に悪意を持つときにうみだす“生霊”という視点も興味深いです。

私には見えないけれど、現実にはその通りかもしれないと感じました。

人と対していて苦しいと感じる時、コントロールはできないながらも“生霊”の描写を思い出してみると少しだけ、何かが変わるかもしれないなと思いました。

 

劇団四季のゴースト&レディを見た後、

「絵がちょっと・・・」とか言わずに是非とも漫画の方も読んでみて下さい!