ネコハラ | horoskooppi tuki

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星のエールをおくります

みなさんは動物好きですか。

私は小さい頃、七夕の短冊に

「亀をかいたい」

「小鳥をかいたい」

「ウサギをかいたい」

「猫をかいたい」

と書いたことがあります。

全て願いは叶い、亀、小鳥、ウサギ、猫と一緒に暮らすことができました。

 

我が家には今、猫がいます。

そしてネコハラを受けています。

亀も小鳥もウサギも私の睡眠を邪魔することはありませんでした。

それぞれ、水槽やかごの中で寝ていて、お互いにお互いを尊重しあえていました。

 

しかし、猫は違います。

私は猫を尊重しますが、猫は私を尊重してくれません。

夏は涼をとりに足の間にべったりくっつき、夜中には突然ケリケリしてきたり。

ケリケリというのは、私の一本の足に両手両足で巻き付き、後ろ足で激しく私の足に連続でケリをいれる行動です。

暑い、痛い。

冬は暖を取りに布団の中に入ってくる、しかも腕に巻き付いて、頭を肩にのせます。

パーソナルスペースはゼロの上、我が家の猫は6キロもあるので腕が痺れてきます。

抜こうとすると小さく齧ったりするので、私の腕は傷が絶えません。

 

猫は夜行性で、何度も何度も布団を出入りするのです。

勝手に出入りすればいいのですが、

濡れた鼻を私の鼻にくっつけることで私を覚醒させ、出入りのために布団をあげさせるのです。

更には、6キロの巨体で私の腹にダイブしてきたことも何度か、

恐怖のあまり仰向けで眠れなかった時期もあります。

ネコハラで、飼い主の夫を訴えたいですムキー

 

私は初代の猫が亡くなったことが悲しくて悲しくて二度と猫との生活はするまいと思っていました。

懇願する夫に負けて、夫が全て面倒を見るという条件で、夫が連れてきた猫なのに。

一方的に睡眠妨害を受けるのは私。

 

思い返せば、私は猫に睡眠を邪魔され続けてきました。

初めて猫と一緒に寝たのは、20代半ばでカナダへ行った時。

ホームステイ先では、いつも猫が私のベッドにいました。

元々の猫の寝場所だったのかもしれませんが、いきなり初対面の猫と一緒に寝るのは厳しいので、

毎回寝る前には部屋の外に出てもらいました。

が、ドアノブを開けられるこの猫は時々開けて入ってきました。

ステイ先1軒目の3匹は比較的諦めてくれるタイプで、1か月と滞在も短かったので良かったのですが、

2軒目は2匹いて、両方ドアノブを開けられる子たちだったので、重いな・・・と思うと足元で寝ていました。

3軒目は最初はヒトだけでしたが、私が滞在して2週間ほどで、子猫が2匹くることに。

新参は子猫の方なのに・・・ 古参の私に何の遠慮もなし。

夜中にうっかりトイレに行くと、その隙に入られてしまうのです。

一匹部屋の外にだしても、もう一匹を出すときに、出した一匹が駆け込んでくる。

これを何度も繰り返し、収拾のつかない状態だったことも。

 

成猫は重いものの比較的じっとしていますが、子猫は元気に大運動会。

全然眠れない。

しかも、私に人生初の金縛り模擬体験をさせてくれたのが、そのうちの1匹。

ある夜、突然体が動かなくなり、胸が苦しい、もしや・・・これが金縛り???

更に顔に何やら柔らかいものがペタペタと、まるで顔に柔らかスタンプを押されているような感じ。

なにこれ・・・怖い。

恐る恐る目を開くと、暗闇に二つ光るものが・・・心臓が止まるかと思いました。

金縛りはなく、ただ単に猫が胸の上にのり、肉球で私の顔をタッチしていたのです。

寝てくれっムカムカ

3軒目は7か月滞在したので、帰国時には2匹の子猫もすっかり大きくなりました。

最終日には名残惜しく感じ、二匹と一緒に寝ましたが、

左右決められると(一匹は私の右側に、もう一匹は左に)、全く身動きが取れず、

早々に後悔しましたチーン

 

私がもらい受けた初代の子も、私の顔を枕にするという図々しさ。

更にいびきと、顔にかかり続ける鼻息、究極のいやがらせ状態でした。

家の中にいる猫には、ことごとく睡眠を妨害され続け、妨害度もあがってきています。

 

私は猫に好かれるのだと以前は思っていましたが、考えが変わりました。

今の猫のネコハラを受け続け約7年、

思うのです、前世、私は猫に何かの嫌がらせをしたのかもしれない。

そして今世、彼ら・彼女らの復讐を受けているのやも。

はたまた、夫が言うように猫流の「猫の恩返し」(人間的には嫌がらせともいう)なのだろうか。