大慈寺が山の東側に対し、常楽寺は西側斜面にあり風景はまったく異なる。
駐車場から参道を登っていくと、左手には間近に工場が見え、砂埃をまいあげて走るトラックの騒音が気になった。
こじんまりした境内には観音堂と庫裏が建てられているシンプルな感じ。
以前は堂々とした伽藍を配した寺院であったそうだが、秩父の大火で類焼してしまったらしい。
それでシンプルな形に再建されたのであろうか.....。
西側斜面にあるためか西日が強く、納経所の前には日除けのよしずが立ててあった。
現在は曹洞宗であるが、以前は天台宗であったため元三大師が祀られており、毎年1月3日には厄除け元三大師の縁日が開かれ多くの参拝者訪れるという。
南石山 常楽寺 曹洞宗 本尊：十一面観世音菩薩