![野坂寺楼門](https://stat.ameba.jp/user_images/20100201/05/horoki/49/2e/j/o0200015010396502468.jpg?caw=800)
緩やかな登り坂の参道は桜並木になっており、正面に大きな黒塗りの重層楼門造りの山門が見える。
明治の末に火災により寺が消失したが、この山門だけが類焼を免れたとのこと。
門の中央には3面のあずかり観音が外向きに鎮座している。また、花頭窓の中には十王像も安置されている。山門を拝観するだけでも興味深いものがある。
![12番野坂寺](https://stat.ameba.jp/user_images/20100201/05/horoki/d8/5b/j/o0400030010396502473.jpg?caw=800)
山門を入るとよく手入れされた庭が広がり、向拝へ通じる道の両脇には円筒形に刈込まれたヒバが門のように植えられている。
「このヒバの手入れは大変で、何回も脚立を昇り降りして形を確認しながら刈込む」と住職が語っておられてた。
![12番野坂寺朱印](https://stat.ameba.jp/user_images/20100201/05/horoki/4c/0a/j/o0180026010396502475.jpg?caw=800)
本堂の賽銭箱左にはふれあい観音が安置されており、参拝者を迎えてくれる。
まだ新しい感じの残る本堂へは、昭和49年(1974)に再建されたもので、中に上がって参拝が出来る。
別棟には十三仏が祀られており、弁財天を祀るお堂もある。
四季折々の花が鑑賞できるので、ゆっくり時間を費やしたい寺院である。
![arrow_red.gif](https://stat.ameba.jp/user_images/20100201/05/horoki/9a/6b/g/o0007000710396502476.gif?caw=800)
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![諸国放浪紀](https://stat.ameba.jp/user_images/20100201/05/horoki/cb/5d/g/o0170003210396502477.gif?caw=800)