~ということで奥日光に向かうことになった。 (前編はこちら
)
いろは坂を駆け上がり目指すは中宮祠。 路肩に雪のあるコーナーもあったが2車線を有効に使って無事到着。
中宮祠は男体山の登山口の一つでもあり、山頂にある奥宮へと続いている。
山内の本社、奥宮の中間にあるので中宮祠という名称であるとも聞いた。
本殿の右奥に登拝門という門がある。ここが男体山への入口になっていて、5月5日~10月25日の期間開いている。
男体山は信仰の対象となっていて、男体山、女峰山、太郎山の三山の神を「日光三所権現」として祀る信仰が鎌倉時代に定着したようである。
その三所権現が輪王寺の三仏(本地仏)である千手観音(男体山)・阿弥陀如来(女峰山)・馬頭観音(太郎山)に結びついているという、神仏習合時代の信仰形態であろう。
登拝門から中を覗くと長い石段が見える。ここから登拝料500円を納めて、約3時間半、標高差1,200mを直線的に登るきついコースのようだ。楽なコースは裏側の志津小屋から登る約2時間50分のコースだそうだ。
次に訪れたのが中禅寺。この寺院は輪王寺の別院になっていて、勝道上人による創建だそうだ。別称「立木観音」として坂東三十三観音霊場 18番札所でもある。
本尊の千手観音は桂の立木をそのまま刻んでおり、根が付いたままだとか。
裏手の高い場所には五大堂が建ち、観音堂の裏から階段が続いている。
五大堂は不動明王を中心に五大明王が祀られている。
境内からは雪を頂いた男体山が間近に見える。