東京大仏、高岡大仏...とマイナーな大仏を見てきたけれど、宇都宮にも大仏さんがあった。
3.6mとやや小さいけれど、しっかり大仏してる。
それは、JR宇都宮駅から15分くらいのところにある善願寺という天台宗の寺院の境内にありました。
大通りではなく、狭い道路を入っていったところなのでちょっと分かり辛い場所です。
「大豆三粒の金仏」と言って宇都宮では結構有名な大仏らしい。
大豆三粒の金仏というのは、昔、仏像を建てるのに資金が不足して困っていると、旅の僧が大豆三粒を寄進し、「これを撒いて増やせばいつか資金ができる」と伝え。これで得られた収益で大仏が建ったので大豆三粒の金仏と呼ばれたとのこと。
この金仏は宇都宮市の文化財に指定されています。
善願寺は下野三十三観音霊場 17番札所になっていたのでご朱印を貰ってみました。
福寿海山 善願寺 天台宗 本尊:如意輪観世音菩薩
創建:延暦15年(796) 開基:坂上田村麻呂
所在地:宇都宮市南大通り1-8-19
宇都宮といえば餃子だ。
餃子を食べさせる店は多い。中心街ではなく大谷に向かう途中にあった店に立寄ってみた。
この店の餃子は1口では食べられない大きなサイズ。
もっちりした皮だが、焦げ目の部分はパリッとして美味しい。中は火傷する程に熱い具がたっぷり。
一気に2つ食べてから慌ててカメラに。食べかけでゴメンナサイ........。
餃子とラーメンで満腹になったところで一走り、大谷石で有名だった大谷町へ。
"だった"と書いてしまったが、大谷石はよく塀や蔵の外壁などに建材として用いられたが、軟らかく脆いのが難点。最近はすっかりコンクリートブロックに置き換わってしまった。
大谷石は軽石凝灰岩の一種で、大谷町付近の埋蔵量は10億トンといわれているから凄い。
ここにも大きな仏像があった。
平和観音といって、大谷石採石場跡の凝灰岩層壁面に彫られた磨崖仏。すべて手彫りで製作されており、像高26.93m、胴回り20mの石造観音菩薩立像である。
竣工は昭和29年(1954)というからかなり経っている。
因みに大谷観音と呼ばれる磨崖仏は近隣の大谷寺にあるもので、この観音像とは関係ないらしい。
今日は大仏をよく見る日であった。