(コメント、質問のところだけにカットさせてもらったよ。)

 

アカサカサカアさん

毎日のようにコメントくれて

ありがとうね。

 

 

 

さて、君のこの質問で

目に留まった

「投手の監督」という言葉

 

 

 

例えば

投手(出身)の監督と

野手(出身)の監督での

「投手交代のタイミング」

 

 

 

俺の感覚だと

野手の監督は

交代のタイミングが早く

投手の監督は遅い

そう感じるんだよね。

 

 

 

時と場合によるので

早い遅いの

良い悪いの話は

横に置いてもらうとして

 

 

 

その理由とすればね

投手の監督は

ピッチャーを信じちゃう。

 

 

 

なんとかしてくれるだろう

なんとか抑えてくれるだろう

だからタイミングが遅くなる。

 

 

 

それにシーズンは長い。

 

 

 

早い交代ばかりだと

中継ぎに負担がかかるし

連投なんかももちろん

頭に入れている。

 

 

 

そうやって常に

ピッチャー側の視点で

見ちゃうところがあるから

先発なんかは少しでも長く

もたせようとするだろうね。

 

 

 

では、長嶋茂雄さんが監督で

俺がヘッドや

ピッチングコーチだった時の話

 

 

 

長嶋さんは

ご存じ、野手の監督

投手のことに関しては

「ホリに任せた」と

言ってくださっていてね

 

 

 

ブログにも書いたけど

伝説の10・8

にも象徴されるように

 

 

 

最後決断するのは監督だけど

俺のコーチとしての意見に

しっかりと耳を傾けてくださる

監督さんだったよ。

 

 

 

ただねぇ…

ピッチャーをすぐに

代えたがるのよ(笑)

 

 

 

代えたい時はね

まず俺の顔を見るんだ。

 

 

 

ピッチャーが打たれだすでしょ。

「そろそろこっちを見るかな?」

 

 

 

その空気を感じたら

俺もさりげなく横を向くんだな。

絶対に目を合わせないようにしたよ(笑)

 

 

 

こういう時の長嶋監督は

無視するに限る(笑)

 

 

 

そうは言っても

監督が勢い余って

グラウンドに出ちゃったら

もうおしまい。

 

 

 

こちらも先を読んで

リリーフ陣に肩を作らせてはいるから

大丈夫は大丈夫なんだけど

 

 

 

長嶋監督の場合

次に予定してるピッチャーと

違う名前を

審判に告げたりするんだな(笑)

 

 

 

まぁ、それは

俺が現役の頃からあったけどね

 

 

 

ベンチから電話があって

リリーフに出ようとした小川邦和さん

 

 

 

マウンドに向かって歩いていたら

全然違う名前が球場にコールされて

そのまま引き返してきたよ(笑)

 

 

 

たしか高橋善正さんも

やられたはずだよ。

 

 

 

でもね

俺、現役の頃から

長嶋さんを

ずっと見続けてきて思うんだ。

 

 

 

長嶋さんの目、感覚からしたら

うちのピッチャー陣の球なんか

全部打てちゃうだろうからね

 

 

 

そういうバッター目線で見てるからこそ

いつ打たれるか

いつ打たれるかと

不安で仕方がなかったんじゃないのかなぁ、って。

 

 

 

 

長嶋さん

昨年末に退院され

今はご自宅でリハビリをされている

先程、そのような報道を耳にし

とても安心いたしました。

 

 

 

でも、まだまだ寒い日が続きます。

 

 

 

「もう外に出てもいいだろう?」

そうこちらを見られても

私は目を合わせませんからね(笑)

 

 

 

どうぞ、お身体を大切に

暖かくなる頃

どこかでお目にかかれますことを

楽しみにしております。

 

 

 

 

それでは

今日はこの辺でバイバイ