小さい頃から読書が大好きな息子。
どんな本でも短時間で読み終えて、「次のちょうだい」と言ってきました。
そんな息子ですが、知識のインプットは得意でも、言葉や文章にしてアウトプットすることはとっても苦手でした。
小学校4年生の頃の話。
学校の作文の宿題。原稿用紙とにらみ合うこと数十分。
「何から書いていいかわからない・・・」と言っては、またにらみ合うこと数十分。頭の中には、たくさんの言葉がつまってるのにね。つらいね。
この頃の模試は、まだ記号選択問題や抜き出し問題が多かったので、そんなに点数に響くことはありませんでした。でも、入試本番はたくさんの記述がある。特に、息子の志望校は記述多め。なんとかしてあげたい。
そこで、こちらを購読することにしました。
朝日小学生新聞です。
毎日ポストに届きます。
ただ、これを読むだけでは、今までと変わりません。
私は息子に言いました。
「この新聞記事の中から、一番興味のある記事を選んでね。そして、どんなことが書いてあるのかお母さんにわかるように、簡単にまとめてちょうだい。それから、自分の感想も書いてね。3行ずつでいいよ。」と。
小学生新聞には、記事の他にも、漫画やイラストがたくさん載っています。子供の興味を幅広く網羅して、飽きないように作られています。
だから、まとめる対象は漫画でもいいよ、と言いました。
それを私が毎日添削しました。
文字表記、要約の仕方、自分の考えを持てたか、の3項目で評価。満点だと3ポイント。
これが100ポイントたまったら、ご褒美に大好きなパズルね!と馬に人参作戦もとりいれつつ・・・。
息子は、文字が雑だったので、丁寧に書く練習も兼ねていました。せっかく書けても、採点する人が読めなければ意味ないので・・。
そのような練習を3か月続けました。
私ははじめ「3行でいいよ」と言っていました。しかし、何も言わなくても5行、6行と自然に増えていき、文章を書くことそのものへの抵抗がなくなっていくのがわかりました。
そして、半年くらい続けたところで、この学習は卒業しました。
受験が終わり、息子は「あれはきつかったけど、やってよかったかな。文章書くの、苦痛じゃなくなった気がする」と言っていました。
6年生から通い始めた塾でも、記述をバンバンさせられたけど、対応できたみたいです。
自分の中にあるものをアウトプットする、ということは、ある程度練習が必要なんだと思います。裏を返すと、練習すればするほどその技術は磨かれていくのだと思います。「練習したけど無駄だった」は絶対にありません。
大人の英会話もプレゼンも、そうだと思います。
例えば、子供たちと映画を観た時、旅行した時、面白いネット記事を読んだ時なども、私は必ず自分で感想を言う前に「どうだった?」と聞くようにしています。事実をとらえて、自分なりの感想をもつ、考察する、という感覚を大切したいです。
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★新聞に公告が出ており、購入しました。親子で何度も読みました!★
★こっちをやるか迷いました・・・。★