116 LINKIN PARK マニア

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こんばんは、音じいやです。

 

気がついたらもう1月も終わりに近づいていますね。

 

恐ろしい

 

年末年始をゆっくり過ごした反動からか、年始早々仕事がキツい😓ですが、今日も頑張って書いていこうかなと思います。

 

結構聴き溜めた音源はあるのですが、なかなかタイムリーにご紹介出来てませんね💦

 

とりあえず、昨年にリリースされたLINKIN PARKの新譜を十分に聴き倒せましたので、過去作との比較や採点なんかもしていこうかと思います。

 

 

 

 

 

LINKIN PARKについては紹介含めて過去に記事を書いていますので、詳しくはそちらを見ていただければと思います。

 

34 Linkin Park 道半ばで伝説になったバンド

 

 

ということで、まずはこれまでのLINKIN PARKのアルバムの個人的な採点を付けてから、最新作をご紹介していこうかなと思います。

 

 

とりあえず、既発のオリジナルアルバムは以下の通り8作品ですが、ボーカリストの交代が2024年にありますので、基本的には2017年のOne More Lightまでが前期LINKIN PARKとでも呼ぼうと思います。

 

2000年 Hybrid Theory

2003 年 Meteora

2007年 Minutes to Midnight

2010年 A Thousand Suns

2012年 Living Things

2014年 The Hunting Party

2017年 One More Light

2024年 From Zero

 

アルバムの作風は、その時々で変わっているので一様に全作品がロックアルバムとは言えませんし、何だったら2017年リリースのOne More Lightは完全にポップミュージックです。

 

ですからこの後の採点は、ロック好きな自分の好みで点数つけているだけですので、必ずしも作品の良し悪しを示しているわけではないことはご了承ください。

 

(本ブログをそれなりに見ていただいている方であれば、自分の音楽的嗜好もご理解頂けるかと。。)

 

 

それではデビュー作から

 

 

LINKIN PARK (Hybrid Theory)

採点:85/100

 

 

記念すべきデビューアルバムであり、大ヒット作でもありますね。

リードシングル曲のOne Step Closer をはじめ、複数の代表曲が収録されている作品で、メロディアスなボーカルとラップを組み合わせた歌唱スタイル、ハードなギターサウンドでありながらハードロックやメタル等とは一線を画するメカニカルでダンサンブルな楽曲が印象的です。

 

この作品以降、爆発的にクローンバンドが発生しましたが、当時はオリジナリティが際立っていましたね。

 

今でも聴くくらいの名曲が4〜5曲収録されているのですが、アルバム全体としてはこの点数です。

 

代表曲のOne Step Closer

 

 

 

 

 

LINKIN PARK (Meteora)

採点:95/100

 

 

デビューアルバムの大成功の後、期待を一身に浴びながら制作された作品で、歴史に残る大傑作となったアルバムですね。

 

様々なアーティストやバンドがカバーしているFaintをはじめ、スケールの大きさを感じるSomewhereやNumb、キャッチャーなBreaking The Habitなど、デビュー作よりも洗練された楽曲多数ありながら、無駄な贅肉を削ぎ落としたかのようなコンパクトさで構成された完璧な作品と言って過言ではないと思います。

 

ロックファンには安心してお勧めできるアルバムの一つです。はい

 

LINKIN PARKの5本の指に入る名曲のNumb

 

 

 

 

 

LINKIN PARK (Minutes to Midnight)

採点:89/100

 

 

2作品のリリースで既に世界的なバンドに登り詰めてしまったのですが、ロックバンドとしては良い意味で音楽的進化を遂げたアルバムです。

 

バンドサウンドは前2作よりは丸みのあるロックサウンドですが、アレンジはより洗練された感じの、刺激より深みといった印象ですね。

 

ボーカルは、マイク・シノダのラップよりもチェスター・ベニントンのボーカルパートに比重をかけていますが、それもあって芯の通ったロックサウンドになっているのかなと感じます。

 

ハンドクラップを取り入れたノリの良いGiven UPやBleed It Out、メロディアスなShadow  Of The Skyなど、アルバム前半に特に両曲が集中していますね。

 

どこかで聴いた Shadow  Of The Sky

 

 

 

 

 

LINKIN PARK (A Thousand Suns)

採点:90/100

 

前作でいわゆるモダンながら普遍的なロックサウンドにて、またもや大ヒットを記録した作品の後にリリースされた、ある意味問題作です。

 

テクノロジー満載なアレンジで、一種アンビエントサウンドとも感じられる雰囲気が全編通して感じられる、全く新しいスタイルになっています。

 

いわゆるロックぽい曲はありませんので、本作以前のリンキン・パークが好きな方は違和感感じると思います。

 

いろんなジャンルの音楽を聴くような方であれば、本作の良さは比較的早く感じるかもですね。

 

本作直前あたりに発表し映画トランスフォーマーの挿入歌にもなっているNew Divide(名曲)が収録されていれば、また印象も変わる作品かもしれませんが、あえて未収録にしたところも逆にアルバムの統一感が出て良いですね。

 

アルバムの最注目曲はやはりThe Catalystかと思います。そのほかにもBurning In The SKyやIridescentも非常にメロディの良い曲でお気に入りです。

 

 

リンキン・パーク屈指の名曲ですね。The Catalyst

 

 

 

 

 

LINKIN PARK (Living Things)

採点:85/100

 

ここに来て原点回帰と思ってしまうほど、The リンキン・パークなサウンドに仕上げてきた5作目に当たる作品です。

 

前作、全前作が比較的チェスター・ベニントンの歌に主体を置いた感じの作風だった感じでしたが、本作はデビュー初期の頃を感じるマイクシノダのラップも十分フューチャーされた、キレの良いミクスチャーロックサウンドでファンにとっては安心印のアルバムです。

 

オープニングナンバーのLost In EchoやBurn It Outなど、らしいカッコ良い曲が散りばめられてますね。

 

採点が低めなのは、この手の音楽が比較的世の中に広まってしまったこともあって、リンキン・パークを初めて聴いた頃より刺激が「無くなったからですかね。

 

 

とはいえ楽曲のクオリティは保証できることを証明するI’ll Be Gone

 

 

 

 

 

LINKIN PARK (The Hunting Party)

採点:87/100

 

原点回帰したと思った矢先にまた方向転換したかのように、ギターサウンドを全面に出したハードロックアルバムに仕上がった、個人的には大好きなアルバムです。

 

とはいえリンキン・パーク印なアレンジやサウンドの風味ですので、それほど違和感はありませんね。

 

この辺りになると既に大御所バンドでもありますから、その時々でやりたい音楽をやっているのかなあとも感じますが、楽曲やサウンドのクオリティはさすがです。

 

ハードコアっぽいシャウトがパワフルなKey To The Kingdom、壮大なロックソングのGuilty All The Same、Fainal Masquerade、大好きなギタリストのダロン(システムオブアダウン)とのコラボ曲Rebellionなど充実した収録曲になってます。

 

採点に関しては、リンキン・パークとして聴くならこの点数ですね。といった感じで、個人的な好みも含めて多めに採点してます。

 

 

リフが強烈なRebellion

 

 

 

 

 

LINKIN PARK (One More Light)

 

このアルバムはチェスター在命時の最後のスタジオアルバムになりますが、ジャンルが完全に異なりますのでここでは採点は行いませんのでご了承ください。

 

 

参考でこの曲 heavy

 

 

 

 

LINKIN PARK (From Zero)

採点:87/100

 

突如ボーカリストにエミリー・アームストロングを迎えてリスタートが発表され、間髪入れずにリリースされた新作アルバムです。

 

賛否はあるとは思いますが、個人的にはバンドを継続してくれたメンバーに感謝しつつ、過去作と比較して採点してみました。

 

アルバム全体の雰囲気としてはMinutes to Midnightに近いのかなと感じましたが、The Hunting Partyのようなギターも比較的全面に出した感じもしますね。

 

ニューボーカリストの声質や歌い方はかなりリンキン・パークに合っていると思いますが、本作に関してはリンキンデビューということもあってか、マイク・シノダさんが結構サポートしている感じの歌入れがなされています。

 

非常にリンキン・パークらしいノリの良いThe Emptiness MachineやHeavy Is the Crown、ヘヴィなギターサウンドが特徴的なCasualty、ボーカルオリエンテッドでメロディアスなGood Things Goなど比較的いろんなタイプの曲がバランス良く収録されています。

 

再デビューと捉えれば十分な完成度の作品ですが、デビューから聴いてきた一ファンとしては。もっと出来るだろと少し辛めの採点になってしまいますね。名曲レベルの曲は本作ではみられなかったのが残念でした。

(87点はすごく良い点ですが)

 

折角なので女性ボーカルを全面に出しても良いので実力を十分に発揮した、これってリンキン・パークか?って言われても良いので素晴らしい作品を今後期待します。

 

ちなみにリンキン・パークが好きなら問題なく購入をお勧めできます。

 

 

既に動画などで大拡散されてヒット中のThe Emptiness Machine

 

 

 

ということで、21世紀を代表するバンドであるリンキン・パークの名前をそのまま引き継いだことで、本作以降も非常に期待してます。

 

まだ聴いていないロックファンは是非一度聴いてほしいですね。