新進演奏家育成プロジェクトのワークショップ。 

今年度より、私はオーボエ講師をつとめております。



今回の課題曲はMozartのヴァイオリンソナタK.304でした。Mozartの室内楽作品が非常に少ないオーボエ奏者にとって、今では重要なレパートリーの一つとなっています。



梯さんが、このシンプルに書かれた楽譜に対して、非常に多彩で明確な、時に面白おかしく、時に神秘的なまでのイメージ、溢れ出るファンタジーをお持ちなのが驚異的でした。 



私はつい、まず和音やら音型やら理論的な面から楽譜に向き合いがちで、もちろんそれは大事なのですが、本質はそこでは無い、と強く印象づけられました。

とても良いワークショップだったと思います。