⬆️このお話の続き
いつもは、エネルギー満タンで、あふれんばかりな感じでイライラしていることが多いが,熱を出すたびに,穏やかになるケントにした残酷な質問。
「けんちゃんさぁ いつもなんかイライラしているじゃん。でも熱があるときってすごく穏やかで優しくなるでしょ。
ケントにとって,どっちが楽なの?」
「両方しんどいよ。
いつもしんどいし,熱があるのも体がしんどい。
だから、どっちもしんどい」
その答えを聞いて「そりゃそうだ」って思った。
なんか、酷な質問をしてしまった。
ところが,これには続きがある。
ケントがおとなになってから、このことについて更に詳しく語った。
ケントが,熱を出しているときに優しくなる理由。
その理由を聞いて「そうだったのかぁ」って切なくなった。
「熱があってしんどくて動けないじゃん。
そんなときに,お袋から見放されたら困るって思った。
だから、いつもみたいなわがままを言わなかった」
自分の名誉のために言うが、子どもがひどいことをしたからと言ってご飯をあげないとかそういうネグレクト的なことは一度もしていない。
それでも、子どもは親のひごのもとに育つわけで、親から見放されたら,どうにもならない。
一人で生きていくことが難しい子どもにとって、親から見放されることは恐怖だ。
いつも,好き勝手なことをしていても平気でいるケントだが、具合が悪くて動けなくなると,心細くなるのだろう。
ケントの言葉を聞いて「そうなのか‥」と思ったものの,実はわたしには他に感じていることがあった。
続く
次回、ケントとの無料zoomお話会は6月28日金曜日,20時半からです。
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