⬆️このお話の続き
この頃は、特にいつもイライラして怒ったり,同じことを言い続けたり、弟たちにもやりたい放題だった。
どんなふうにひどかったかは,書けばキリがないが‥
夏の暑い日,ケントと2人でケントの靴を買いに行った。
せっかく本人を連れて行ってるのだから,サイズがあうかどうか試し履きしてほしい。
ところが,どう説得しても絶対に履かないと言うので仕方なく買って、トボトボと炎天下の道路を歩いていた。
すると,ケントが突然、「ここで履いてみる」と言うので,「ここは地面だから,家に帰ってから履こうよ。
もし履けなくても返せないから‥」と言っても、このときももちろん聞かない。
履けるまで言い続ける。
日陰じゃないから太陽はジリジリと照りつける。
またまた仕方なく履いてもらう。
すると,ケントは一言、言うのだ。
「ちっちぇーから履かない」
この時のわたしの精神状態がどんなものかご想像頂けるだろうか?
ちなみにそういう類のことが日々繰り返される。
ところが,高熱を出した時のケントはまるで別人。
すっごく優しくて、良い子になる。
怒鳴る力もないのだろうけど,それだけじゃなくて、
わがままを言うこともなく,「ママ,ありがとうな」とやたら素直になる。
表情も優しい。
本人には申し訳ないが,ケントが熱を出すたびに,わたしはすっごく楽になった。
熱を計らなくても、ケントがいつものように戻れば,熱は下がっている。
束の間の穏やかな生活は終わりを告げる。
そんなケントにわたしはちょっと残酷な質問をした。
続く
次回、ケントとの無料zoomお話会は6月28日金曜日,20時半からです。
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