昨日は父の命日。
一年前の今日は,もっと桜🌸が咲いていた。
父が亡くなる前に会えたのは、大学病院からホスピスみたいな病院に移った時だった。
入院するということで、検査のため,鼻に綿棒みたいなものを入れられて苦しかったのか痛かったのか、顔をしかめていた。
それが,生前の父の最後に見た顔だった。
昨日,父と話したときに、父が「こっちは楽だ」と言っていたことが印象的だった。
生きてるときは,こだわりも強かったし、すごくきっちりまじめだったし、思い通りにいかないとよく怒っていたから,そういうことから解放されて楽になったんだと思った。
そして,肉体がない分,それも楽なんだと思う。
話は変わるが,つい先日実家のお隣さんからメールと写真が送られてきた。
フェンス越しにきれいなボケの花が咲いているのが見えたからと,わざわざ送ってきてくださった。
母が施設に入る日も,3人のお子さんたちといつまでも「元気でねぇ」と手を振ってくださっていた。
両親はお隣さんの3人の男の子たちに,クリスマスプレゼントのお菓子を持って行ったり,声をかけたり,まるで自分たちのひ孫のようにかわいがっていた。
たくさん喜びをもらっていたのだと思う。
お隣の奥さんは父が亡くなったときも,母が施設に入るときも、「寂しい」と泣いてくださった。
子どもや孫たちにはたまにしか会えないけど,お隣さんとは毎日顔を合わせる。
お隣さんが優しい方で,両親が家で最後に過ごす時間が柔らかで楽しいものになったと思うととても嬉しい。
二人そろって90代だったし,認知症だったけど,それでもそういう関係を両親は築いていた。
きっと,トンチンカンなこともいっぱいあったと思うけど、周りの方におおらかに見守って頂いていたんだと思う。
ありがたいなぁ╰(*´︶`*)╯♡