もう何年も前に、DVの加害者と被害者両方の支援をしているステップというNPO法人で講演をさせて頂いた。



ステップは加害者の支援をすることによって被害者の支援をするという取り組みを,日本で初めてしたところだと聞いた。





そこでの講演は、なんと4時間。



少し休憩を挟んではいたが4時間というのはさすがに初めてのことだった。



聴いてくださった方は、DVの加害者と被害者。



ご夫婦で一緒に座って聴いてくださっている方もいらっしゃった。



もう随分と前のことだから何を話したのかは、よく覚えていない。



でも最後の方でずっと下を向いて泣いておられた方が,顔を上げておっしゃった。



「まだ,やり直せますか?」


わたしは、「はい」と答えた。



そして,わたしが帰っているとき、どこかのお店の前にいらした数人の男性がニコニコと手を振りながら「ありがとうございました」と大きな声で言ってくださった。




加害者の多くが,自分も子どもの頃に虐待にあっている。



加害者だけど,被害者でもあるのだ。



ステップの加害者更生プログラムによって多くの方が救われている。



加害者を責めるのではなく、彼ら自身がまず癒される必要がある。



その取り組みを2011年の4月からステップは始めた。



わたしが伺ったのは,ステップができてまだ数年の時だった。



そこから,たくさんの家族が再生したのだと思うと,心があったかになる。



きっと,そこにはたくさんのが込められているのだろう。




なんで,急にこのことを思い出したのか分からないが,きっと必要な方がいらっしゃったのだと思う。



ステップの理事長の栗原さんはあったかで、すばらしい方だった。



このことが、心にとまった方はぜひ,連絡してみてくださいね。




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