高校生のとき、倫理の先生のことを次男は大好きになった。



ちっとも人気のないお年を召された男性の先生だった。



その当時も、次男がその先生のことを好きだということは知っていた。



でもなんで好きなのか昨日分かった。



その頃の次男は最初の学校をやめて,自分に自信がなく,それでも自分は何か役に立ちたいという思いから,良いことをし続けていた。



つまり,良い人になろうとしていた。



倒れている自転車を見れば必ず起こしたし,ゴミが落ちていれば拾っていた。



あるときは電車からホームにゴミが落ちているのが見えだがドアが閉まったので,次の駅で降りてまた引き返してゴミを拾う。



そういう自分に嫌気がさしていた。



そんなときに出会ったその先生は飾り気がなく,生徒に媚びることもなく,まっすぐそのままの自分でそこに立っていた。



その姿を見て、「自分をよく見せようとせず、ありのままの自分でいて良いんだな」ということを次男は知った。



それから,すごく生きやすくなったと言っていた。



卒業式のとき、わたしはその先生にお会いすることを楽しみにしていた。



先生は次男が言う通り地味な感じの方だった。



ごあいさつをして、「息子は先生のことをとても尊敬していました」と言ったら、その先生はおっしゃった。



「息子さんは,多分生きにくいと思いますが、それでも、すばらしい息子さんです」



なんだか,胸がいっぱいになった。



その先生は担任ではなかったが、倫理の授業の中で次男をそんなふうに静かに見守ってくださっていた。




ありのままの

自分でいて良い




それは、次男を随分と楽にした。




今思い返してみて,次男は小学校,中学,高校,大学全てですばらしい先生と出会っている。




ありがたきこと╰(*´︶`*)╯♡






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