父が育てていたカニサボテンの花が今年もきれいに咲いた。



ところで,このところちょっと大変。



母がデイサービスで熱を出したので,迎えに行かなくてはならず、仕事を休んで迎えに行った。



熱は36度台に下がっていたが,時々咳が出て倦怠感がある様子。



できるだけ寝ていてほしいが、夕方になると「雨戸を閉めなくちゃ」ってなるみたいでシャッターを閉める音がする。



「その前に雨戸は閉めないでね」って何度もお願いしている。



「具合,悪いんだし閉めないでね」と言うと、「分かりました」って言うが、なんと寝る前にまた閉めだした。



寒いのに、具合悪いのに、閉めないでねって言われても

それでも雨戸を閉める。



そして,その晩夢を見た。



父が前回と同じ白の大島紬の着物を着て出て来た。



穏やかに雨戸を閉めている。



また、わたしはここでも「あー お父さんだ」と言って父を抱きしめる。



それから,母を呼んで「お母さん、お父さんが来てくれたよ」と嬉しそうに言っていた。



そして,心の中で思う。



「そうだったよな。

雨戸を閉めるのはお父さんの役割りだった。

歩けなくなるギリギリまで雨戸を閉めていた。

雨戸を閉めてようやくお父さんの一日が終わるんだろう。

だから、雨戸を閉めなくちゃいけなかった。

お父さんにとって大切な習慣だった。

それを母が父に代わってやっている。

それだけのこと‥」



きっと,夢というかたちだったけど,父が本当にそれをわたしに伝えたくて現れたのだと思う。



今回、母が具合が悪くなる前に,わたしの調子が悪く実家に行けないのでデイサービスにお願いをしていた。



今まで奇跡のように母もわたしも元気だったので,いろんなことがなんとか回って来た。



でも,今回のようなことがあると、途端にその日常が崩れて,いろんなところに歪みが出てくる。



わたしがやっている仕事の一つはシフト制なのだ。



それで,わたしが休むことによって他の職員さんに負担がかかる。



でも,家族として母の面倒は当然見なくてはならない。



だから、今年はもうこの生活にピリオドを打たないといけないと思っている。



母の気持ちを考えると,それは極めて難しいことなんだけど,よく考えて,情報収集して、母に納得してもらわなくてはならない。



ずっと変化して来たが,今年も変化の年になりそうだ。



それにしても、



父はこのタイミングでまた姿を現した。



「お母さんのこと、よろしく頼むよ」ってことなんだろう。




今、思い出した。



丁度2年前の1月、雨戸を閉めていた父は雪で滑って転んだことで入院した。



それが,全ての始まりだった( ̄^ ̄)ゞ






🍀次回zoomお話会は2月16日金曜日20時30分からになります。

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