⬆️父のことはすっかり赦しているのだけど、今までに何度か「赦せん!!」ということがあって、その中の一つは、なんと父があやまってくれた。
23年前のこと。
わたしたちは神戸に家を買って住んでいたが,東京に引っ越すことになり年末に東京の家探しに来ていた。
年末だったから,そのまま実家でお正月を過ごす予定にしていたから両親は楽しみにしていたと思う。
ところがそのとき、東京とアメリカに引っ越す可能性があった。
今までにもインドに行くとかアメリカに行くとかいう話はあったが、わたしが英語が全く話せないので全てお断りしていた。
まぁ パパはわたしの意思を尊重してくれていたから,何がなんでも引っ越すっていうことはなかった。
夕飯の後にわたしは母と話しているときにアメリカ行きの話もあるってことを言った。
母は、「あら,ゆうちゃんたちがアメリカに行ったら,1度遊びに行くわ」などと笑いながら話していた。
そのときに父が突然怒り出し言った言葉がこれ。
「おまえたちなんか
いなくなればいい」
突然のことで,どういう意味かよく分からなかったが、
とにかく父が言ったことはそれだった。
「おまえたちなんか,いなくなればいいってどういうことよ!?」
わたしだけでなくわたしの大切な家族が「いなくなればいい」って言ってる。
どんな意味があろうが、
言って良いことと,悪いことがある。
「いなくなればいい」って言ってる人と楽しくお正月を祝うことなどできない。
わたしは翌朝、子どもたちを連れて神戸に帰ることにした。
あの,優しい母が父に対してひどく怒っていた。
翌朝,父はなんの言い訳もせずにわたしにあやまった。
「すまなかった」
頭を下げてそう言った。
それでもわたしは神戸に帰ったが、あのとき,父があやまってくれなかったら,どうなっていただろう。
あやまられなかったら、
赦しようがない
もちろん,それでもあやまってもらえないことはたくさんある。
でも、あやまってもらうことによって,早く、前に進む力がもらえる。
これは,父の良い模範だった。
父はいつも自分が正しいって思っているから、あやまることは,それまでなかったから、すごく勇気のいることだったと思う。
あのときわたしは泣き叫んで言った。
「ひどすぎる。
わたしと,わたしの大切な家族をあなたは否定した。
色んなこと今までガマンしてきたけど今回,あなたが言ったことはわたしたちに、しんじまえって言ったことと同じ。だからわたしは帰ります。
あなたがなんと言おうが帰ります!!」
そして、神戸に帰った。
結局,わたしたちは春に東京に引っ越した。
また、実家に行けるようになったのは,父が心からあやまって頭を下げてくれたからだと思う。
わたしは今まで,たくさんの過ちをおかした。
その,言葉で家族や友人を傷つけたこともある。
特に、子どもたちにたくさんあやまってきた。
意地っ張りのわたしがあやまれるようになったのは,お父さんのおかげかもしれないな。
あやまると
心があったかに
なって泣きそうになるんだよ
それは,多分、天が喜んでいるからだと思う。
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