わたしには弟がいる。
つまり2人兄弟。
しかし,両親の介護のこと,入院,お金のこと‥
そのほとんどをわたしがやっている。
当然,弟には仕事がある。
もちろん,わたしもいくつか仕事をしているが,それでも自由になる時間は弟より圧倒的に多い。
わたしが,面倒なことをほとんど引き受けているのは,わたしの意思。
だいたい,施設や,病院で聞かれることは「キーパーソンはどなたですか?」
そして,そのキーパーソンがやり取りを全てする。
わたしがキーパーソンになっている。
膨大な事務処理,やり取りを複数でやることは難しい。
全て把握していないと,何ができていて,何ができていないか混乱する。
一人でやった方がずっとやりやすい。
ただ,わたしは領収書や頂いたお香典や終わった事務処理を弟のLINEにその都度送っている。
それが記録となっている。
報告する相手がいるということは,ことを進めて行く上で助けになる。
弟からは、「ありがとう」とか「お疲れさまです」という短い返信が来る。
しかし,弟は、ここぞというときにかなりの働きをする。
1年前の父の施設入所のときは弟だからできたこと。
わたしは運転手に徹した。
弟が,父の気持ちをくみながら、優しく説得してくれた。
弟はあのとき言った。
「父さんは全てわかっていて,母さんを頼むと言って施設に行った」
そのときのことを思い出すと,わたしは今でも泣きそうになる。
あのとき,父は家を出て,2度と戻ることはできなかった。
弟もわたしも全部分かっていた。
それでも,その選択しかなかった。
わたしが,実家の大断捨離を何ヶ月やっても,事務処理を全てやっても,弟が父に優しく伝えてくれたことにはかなわなかった。
どんなに大変でも,わたには不満は何一つない。
できることを
できる人が
やればいい
そんなわけで,兄弟がいて良かった♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪