「なんで,普通が良いと思うんだろう。

ゲームやってて,村人Aとか村人Bが良いって思うかな?

ゲームの主人公の方が良いのに,ゲームじゃなくて,実際に生活する中では、普通の方が良いってなる」



「オレは理解されたいよ。

だから,オレは理解する努力をする。

だから、質問をどんどんする。

分かりたいから‥

そうすると責められているような気になるって言われる。

本人に聞かなくちゃ分からないから聞いているだけなんだけど‥」



「オレを理解できる人間には会ったことがない。

昨日,おふくろに話したみたいに,高速で次々話されたら,ついてくることができない。

理解されているって感じたことがない」



「オレがしていることは通訳なんだ。

オレは2ヶ国語しゃべれるみたいなもんなの。

発達障害の人の考えを,日本語に通訳して伝えてるだけ」



昨日は,わたしの質問にどういことか分かりやすく説明してくれた。



たくさんの質問に答えてくれた。



何を聞いても答える。



自分の言葉で説明する。




ケントは言った。




マイノリティが

マジョリティを

助ける時代が来た


と、言うか、その事実に気がついたらしい。




そして,具体的にその例を話してくれた。



なるほどって思って聞いていた。




それにしても、



ケントは気付きがあるとわたしに電話をしてくる。




それを,だ〜〜っと伝えて,わたしが「なるほどね」って言うと、「オレ,忙しいから電話切るわ」と言って電話が切れる。



ケントは,わたしが否定しないことを知っているから安心して話してくれるんだと、




なんだか今,分かって嬉しくなった。



それは、



本当に嬉しいこと╰(*´︶`*)╯♡