母が、父のいるデイサービスに行くための契約のときだった。
デイサービスに持って行くものリストを見ながら確認をしていた。
持ち物リストの一番上に書かれていた持ち物は薬
「薬はありません」と言うと、「えっ?」と、なんだかすごく驚かれていた。
「この7.8年、母は薬を飲んでいません」と付け加えると、その方は「わたしはこの仕事をするようになって、薬を飲んでいない方に会ったのは初めてです」とおっしゃった。
そして、「薬を飲まなくても大丈夫なんですか?」と質問をされたので、「はい。薬を飲まなくなって、
母は、とても元気になりました。
薬を飲んでいるときは、いつも具合が悪かったんですけどね」と言うと、「そういうこともあるんですね。
勉強になりました」とおっしゃった。
以前も書いたが、母は子どもの頃からずっとあらゆる病気をした。
そのため、学校にもあまり行けなかった。
結核や癌にもなった。
その度に医療のお陰で命を繋いできた。
ペースメーカーも入っているから、身体障害者手帳も持っている。
それでも、91歳で一人暮らしをして、毎日、歩いて1回か2回買い物に行き、毎月旅行に行き、食事はほとんど残さず食べる。
今月、3つ目のジグソーパズルを仕上げた。
Taku Nagaokaさん「秋の花かご」より引用
風邪もほとんどひかない。
たまに、体がかゆいというくらいなので、クリームにエッセンシャルオイルを入れて塗るようになってから、かゆみもほとんどなくなったと言っていた。
このクリームはデイサービスでのお風呂上がりにも付けて頂いている。
母がこの歳でも健康でいられる理由はたくさんあるが、一番の理由は薬を飲んでいないことだと、わたしは思っている。
ちなみに、薬をやめたのは、わたしが言ったのではなく、母が自分の意思でやめていた。
わたしは、ある時から母が病気にならず、ご飯をよく食べるようになって、元気なので、「お母さん、最近、すごく元気だけど、なんかやってるの?」と聞いた答が、
「薬を全部飲むのをやめた」だった。
母は、心臓も良くないので、それまでは、たくさんの薬を飲んでいた。
なんでやめたのか理由を聞いていないが、なかなかの勇気だ。
しかし、わたし自身も薬を長いこと飲んでいないし、健康だし、薬を飲まなくなった母に「薬を飲まなきゃだめだよ」とは言わず、「それは良かったね」と言った。
自力で元気でいられるのは
何よりのことだ。
わたしの友人は余命宣告されるような病気になり、薬を飲んでいたのだけど、自然豊かな地に引っ越してから薬を飲むと、その度に吐くようになって、仕方がないので飲むのをやめたら、そこから知らない間に元気になって、今も元気に暮らしていると教えてくれた。
体は、何が必要で、
何が要らないものか知っている。
以前、歯周病で痛みに苦しんだとき、カロナールのお世話になった。
薬は必要なときは、大変ありがたいものだと思っているので、薬を否定したいわけではないので、
あしからず(*^^*)