6年前の丁度今日、次男が話したこと。


質問って、時々残酷だ。


そのことを次男から言われて、それから質問についてちょっと考えるようになった。



‥‥‥



今日はのんびりしていた次男。

そういうときは何やら色々、考えるらしい。

「ベジタリアンの方にどうして、野菜しか食べないんですか?と質問します。
そうすると、命を奪いたくはないからと答えます。
それに対して、相手の人が聞くんです。
野菜だって命があるでしょうと……
するとそのベジタリアンの方はどうにも答えられなくなってしまいます。
だって、本当に野菜だって生きていますから……
でも、野菜も食べなかったら、食べるものがなくなってしまう。
それでは死んでしまいます。
どうしようもないんです。
聞く方にも悪気はないと思います。
でもそれは、そのベジタリアンの方にとっては残酷な質問です。
そんなこと言われたって困るだけです。
そして、そのベジタリアンの方の、命を奪いたくないという純粋ですばらしい思いや願いまで、くじいてしまうようなものになったりします。

だから、私は決めたんです。

人に質問するときは、そういう人の思いや願いをくじいてしまうようなことは言わないと、固く心に決めました」

強烈な印象

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次男と話していて、私も「野菜にだって命はあるよなぁ」と思った。

だから、なんの悪気もなく私は、そういうふうに言ってしまうだろうと思った。

次男は言われた人の気持ちをずっと考えていた。

考えたからこそ、そういう言葉は、その人の気持ちを傷つけるものだと理解した。

「私は決して、そういう質問をしないと決めました」

その言葉に強い意思を感じた。

そうやって、次男は一つ一つのことを考え、理解し、決めて現在の次男になったのだなぁとしみじみ思った。

次男は今まで、初めて会った人から「君のことは一生忘れません」と何度か言われたそうだ。

本人はなぜそのように言われるのか、分からないらしい。

次男は、会う人に強烈な印象を残すのだろう。

あんなに控えめで、静かで、自己主張しないのに誰の心にも刻まれる。

不思議な子だ。




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