帰りの箱根登山鉄道は、新しい車両で冷房がきいていて快適だった。



行くとき、すれ違った赤い電車の窓は閉まっていたので、これに乗れば涼しいと分かっていた。



そして、帰りの電車はめでたく



お陰で爆睡してしまった。




お昼に戻り、午後は父の面会。



相変わらず元気そうだった。



そしてかつての父に戻ったと思わず苦笑した。



ドア越しでドアを開けてもらえないので、母に「こっちへ来い」と何度も言っている。



当然行くことはできないのだが、ついに父の口から、



「バーカ!!」



戻ったねぇ。



今までの父に戻った。



母は父の誕生日が近いので、何か持って行ってあげたいと言っていた。



「バーカ」と言われても、怒られても、それでも誕生日のプレゼントを考える。



父はもう直ぐ91歳。



なんとか誕生日を迎えられそうだ。





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観ていた。
が近かったので、お料理番組をやっていた


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