父が入院しているので、母を一人にすることはできず、わたしは連日、実家に泊まっている。
しかし、わたしにも仕事があり、週の後半は実家に泊まることはできそうになかった。
しかし、すばらしいケアマネさんが、一時的に母を預かってくださる施設を紹介してくださった。
キリスト教系の施設で、こんなに緊急なことにも対応してくださった。
ほんとにありがたかった。
しかし、母は家を離れるのが嫌で涙ぐんでいた。
買い物のついでに、母の大好きなハンバーグをお店で食べながら話したが、わたしがドリンクバーに行くたびに
母はこっそり泣いている。
そこで、わたしが孫ちゃんの写真を見せたら、母は「かわいい❣️」を連発した。
そして、なんだか元気になった。
「長生きしたくない」と弱音を吐いたので、「長生きしたから、こんなにかわいいひ孫たちの写真を見れたんでしょ」と言うと、「ほんとにそうだわ」と笑顔になった。
わたしは母の衣類に名前を書きながら、「お母さんの修学旅行の準備をしているみたいだわ」と言った。
「母はこの家に帰れないかもしれない」などと思ったら、号泣になるので、わたしは施設で母がたくさんの方と楽しそうにしていることを想像して、喜ぶことにした。
背中をかゆがるので、クリームにたっぷりエッセンシャルオイルを入れたものを背中に塗ったら、母は「気持ちが良い」と言って、その後背中をかかなくなった。
このクリームをどうしても塗ってあげたいと思っていたら、施設の方が「毎日、必ずぬりますのでご安心ください」と言ってくださった。
本当に嬉しかった。
これ以上書くと、泣きそうなのでこの辺で‥