頭蓋骨骨折だったが、当然、首もおかしくなっていて、下を向くと吐き気がするようになった。



つまり、授業を受けるどころではない。



三男は保健室で休むことが多くなった。



おかげで、保健室の先生とは仲良しだった。



好きで通っていたそろばんも剣道もやめてしまった。




ちなみに、交通事故にあった理由を書いていなかった。



その日、三男はそろばんに行く日だった。



忘れて遊んでいたが、今日はそろばんに行く日だと思い出した。



思い出した瞬間、道路に飛び出した。



横断歩道だったが、そこで車にはねられた。



つまり、衝動性の強さが関わっていた。



実は、三男はADHDだと思っていたが、診断を受けていなかった。



このことをきっかけに診断を受けることとなった。



診断名は「ADHD 」



思った通りだった。




そして、その吐き気やもろもろの症状に対してどうして行くか、考えなくてはならなかった。




つづく