いきなり小学校2年のときに戻る。
ケントの奇々怪界な行動の原因がなんなのかは分からなかったが、それでも従順でないケントは、案外たくましいおとなになるという思いは随分とわたしを励ました。
しかし、ケントの行動が変わったわけではないので、相変わらず色んなことが起きた。
1年生のときの先生は、とてもおおらかな方だった。
引っ越しをして、北区に来ても先生はとても穏やかで愛情深い方だった。
つまり、西区でも北区でも1年生のときはまぁ まぁ 伸び伸びと過ごせたのではないかと思う。
参観日の度に、ずっと消しゴムで何かを消していたり、服から出ているヒモを引っ張っていたり、なんかしらやっていたが、一応席には着いていた。
ところが2年生になって先生が変わると、様子は一変した。
ケントのことで、先生からお電話をたくさん頂くようになった。
「宿題やってきません。
プリントを持ってきません。
話を聞いていません。
机の中がひどいことになっています。
忘れ物だらけです‥」
「お母さん、なんとかしてください」
なんとかなるものだったらなんとかしたい。
だいたい、毎朝筆箱に鉛筆も消しゴムもちゃんとわたしが入れておくが、帰ってくると、ほぼ空になっている。
これについては先生も分かっていて、「確かに朝は入っています」と先生もおっしゃるのだが、いつのまにかなくなっている。
しかし、先生はあきらめることなくわたしに言い続けた。
ケントと先生の板挟みで、わたしはストレスをためた。
そんなわたしに助けの手が差し伸べられた。
つづく
☆☆☆☆☆
ケントが直接、皆さんの質問にお答えします❣️
思いもよらない答えが返ってきます。
ぜひ、ご参加くださいね(o^^o)
次回、zoomお話会のテーマは「働くことに向けて」です。(残り2回となりました)
9月10日金曜日🌠午後9時から10時まで
参加費 1000円