ケントは恐怖心がとても強かった。



寝ると目が覚めないんじゃないかと思って寝るのが嫌だった。



なので、いつも限界が来て、気絶状態で寝る感じだ。



怖いので電気もつけっぱなし。 

 


このブログの中でもケントの恐怖心について書いている。


堀内祐子『ADHD と出会った』4年生の運動会は、みんなでロックソーランを踊る。この写真はそのときたのものだ。なかなか良い笑顔をしている。あんまりリズム感がないので、少々ぎこちないのだが、一…リンクameblo.jp


 多分、今のケントを知っている方は、むしろ恐れを知らない、大胆な印象をもたれると思う。



しかし、子どもの頃のケントは兄弟の中で一番の怖がりだった。




話は戻るが、暗闇が怖いことから、蛍光灯が煌々と灯る中、寝ていた。




もちろん、寝入ってしまえば、消せばいいのだが、夜中に目が覚めたときに暗いと嫌なわけで、勝手に消すのもためらわれた。




そんなことを友人にちょっと話した。




すると、電気をつけっぱなしで寝ると、白血病の罹患率がアップするという、文献だか、論文だか忘れたが、そういう資料をわざわざ届けてくれた。




もう20年前のことなので、今はそれについてどのような論文があるのか分からないが、とにかくその資料をケントに見せた。




確か、小学校の6年くらいだったと思う。




それを読んだ日からケントは電気を消して寝るようになった。




暗闇の怖さより白血病の怖さが増さったのだと思う。



こんなふうに自分で納得すれば、自分から動いたり、

変わったりすることができた。

 


ケントは子どもの頃から、ものごとを深く考える。



わーわー文句ばっかり言ってるとずっと思っていたが、よーくケントの言っていることに耳を傾けると、ケントなりの理屈がちゃんとあった。




この子は何が嫌なのかな?



それはなんでかな?



どうしたいのかな?




しっかり話を聴くことは大切だ。




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