天候戦争:中国は、食料、工業材料、消費財の世界的な不足を引き起こす深刻な水の大災害に直面している
2022年8月28日(日) 記:イーサン・ハフ

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中国の多くの地域で、数年に渡る干ばつ状態が続き、国が崩壊寸前まで、追い込まれていると報じられている。

 

深刻化する中国の水危機:中国の干ばつは世界的な大災害となる

 

この様な水による大災害が起きれば、中国の穀物生産と電力生産は破綻する。

 

これは、食糧、工業材料、消費財等の世界的な不足に繋がり、現在の大洪水後のサプライチェーンの問題よりも遥かに大きな規模になるだろう。

中国での水による混乱は、中国が食料、エネルギー、その他の必要な商品や材料の主要生産国である事から、全世界に波及する事になる。

 

現在の世界経済は、安物のスーツの様に崩壊してしまうだろう。

「他の商品と違って、水には代用品がない」

「食料を育て、エネルギーを生み出し」

「人類を維持する為に不可欠なものである」

 

と、フォーリン・アフェアーズ誌は報じている。

 

(関連記事:中国の主要航路である長江が枯渇し、国家経済に問題を起こしている


「中国にとって」

「水は国の急速な発展にも欠かせないものです」

「現在、中国は」

「1日に100億バレルの水を消費していますが」

「これは1日の石油消費量の約700倍に相当します」

 

「40年に渡る爆発的な経済成長と」

「自給自足を目指す食糧安全保障政策が相まって」

「中国北部の水系は」

「持続可能なレベルを超えており」

「中国南部の一部でも同じ事が起こる恐れがある」

 


北京、上海、天津、華北平原の水供給量が国連の定義する急性水不足より50%以上低い状態

 

アジア各地では、以前から淡水が問題になっています。

 

例えば香港では、数十年前からトイレの洗浄に、海水が使われています。

中国では2020年の時点で、華北平原の水の利用可能量が、国連が「深刻な水不足の状況」と見做す水準を少なくとも、50%下回っている。

 

北京、上海、天津の各都市でも、状況は同じか、それ以上です。

華北平原の一人当りの利用可能水量253立方メートルは、北アフリカの国にとって深刻な水不足の年である、2019年のエジプトの一人当り、570立方メートルの半分以下である。

 

エジプトは、中国の様に大規模な製造拠点を維持する必要が無い事を、念頭に置いている。

中国の水事情のもう一つの問題は、持っているものの多くが飲めないものである事です。

 

中国生態環境部の2018年の分析によると、僅かな改善にも関らずず、中国の地表水の20%近くが人間が飲むには汚染され過ぎて居る事が判った。

中国の、利用可能な水の凡そ7%は、如何なる用途にも適さない、と科学者は言う。

「干ばつ時の、水の確保に重要な」

「地下水の質は更に悪く」

「約30%が、人間の消費に適さず」

「16%が、あらゆる用途に適さないと」

「判断されています」

 

と、報告書は更に説明しています。

中国には水資源の過剰使用という問題がある

 

中国の重工業は、危険な化学物質を地中や既存の水源に、直接流し込んで汚染しているのです。

又、工業的農業からの化学物質の流出もあり、これは米国と同様、地下水源に浸透する為、地面と環境を何年も汚染したままにしています。

「国連食糧農業機関のデータによると」

「中国は、耕地面積が25%少ないにも関らず」

「米国の、2.5倍近い肥料と」

「4倍近い農薬を使用している」

 

と、フォーリン・アフェアーズは説明している。

中国共産党(CCP)は、自国を悪く見せるとして、こうした不都合な事実を隠蔽しようとする事で有名だ。

 

しかし、真実はそこにあり、中国と、中国を製造業や貿易のパートナーとして頼りにしている他の国々にとって、将来どうなるかを物語っている。

又、華北平原は長年に渡って酷使され、完全に干上がってしまう危険性がある。

 

中国北部で、最も人口の多い四川省東部から吉林省南部に掛けての長江沿いの地域等、10億人以上が住む地域でも、水の供給が枯渇し、苦境に立たされている。

過去15年間、この地域の多くでは、地下水だけでなく、湖や川の水も減少の一途を辿って来た。

「中国北部の一部では」

「地下水位が年間1mも低下し」

「自然に存在する地下貯水帯の崩壊を引き起こし」

「地盤沈下を引き起こし」

「帯水層の将来の涵養の可能性を損なっています」

 

と、外務省は警告しています。

この問題の緊急性を認識した中国政府は、2003年に600億ドルの「南北水運プロジェクト」を開始した。

 

このプロジェクトでは、長江の支流から水を引き、乾燥した北部に水を補給している。

 

又、降雨量を増やす為に(時には五輪の式典や党の記念行事の為に)、中国は航空機やロケットを配備し、雲にヨウ化銀や液体窒素を混入する「雲種(Cloud seeding)」と呼ばれる作業も行ってきた。

 

 

※Gen

 

翻訳に掛けたものを観なくとも

 

WEATHER WARS:

天候・気象戦争と云いたいのは判る。
 
元記事のライターであるイーサン・ハフは
この「気象戦争」である根拠は示して居ない。
 
が、しかし
 
今迄の気象兵器合戦のシワ寄せが来たのではないか?
と自分は思っている。
 
だから、人為的と云えばそうだし
歪みを受けた上での自然現象と云えばそうだろうなと。
 
間違いないだろうと思える事は
 
中国の起点にした色々な産業や、依存している農産物は
崩壊するだろうと・・・
 
直ぐに頭に浮かぶのは、日本で云うならば
材料の多くを頼って居る外食産業ではないだろうか。
 
日常の生活レベルの話でも、国産ものだけを買おうとしても
100%避け切れるものでもない。
 
100均ものなど、殆ど中国製だろう。
 
食料品だけに留まらず
生活必需品の備蓄を年内に済ませて置ける事が
やはり理想だ。