ギリシャ:高齢者がワクチン未接種のままで居ると1カ月毎に114ドルの罰金を課す事に
2021年12月6日


ギリシャは、高齢者を対象とした初のワクチン義務化を発表しました。キリアコス・ミツタキス首相は、テレビでの声明の中で、60歳以上の高齢者にコロナワクチンの接種が法律で義務付けられ、未接種の月には114ドルの罰金が科せられる事になったと述べました。

 

キリアコス・ミツタキス首相は、新型のオミクロン株が出現した事で、国内に未だワクチンを接種していない高齢者が大量にいる事を嘆き、今や国民的な「警戒」が必要である事を挙げています。

 

 

  

 

 

コロナ:ギリシャ、Covid-19ワクチンを拒否した60歳以上の人々に罰金を科す

 

しかし、それ以上に驚くべき事は、来年から施行される非遵守の為の罰則である。

 

首相によれば、60歳以上の国民がワクチンを受けていない事が判明した場合、1ヶ月毎に100ユーロ(114ドル)以上の罰金が科せられるという。

「これは罰ではなく『健康保険料』と言ってもいいでしょう」

 

と、語った。

 

 

 

 

首相は、罰金を避ける為には

 

60歳以上のギリシャ人は...1月16日までに」

1回目ワクチン接種予約をしなければならない」

 

と、内閣への声明を発表した。

彼は人口動態の状況を強調しました。

 

「彼らのワクチン接種は今後、義務化される

 

最近、政府関係者が過剰な医療システムに警鐘を鳴らし始めていることから、国会議員は議会の投票後に承認することになるでしょう。

 

 

また、60歳以上の50万人以上の人がワクチンを接種しないままになっているというデータもあります。

 

ギリシャでのワクチン接種率約63%です。

ミツタキス首相は、増え続ける数字に言及し、新たな義務に「苦しめられている」としながらも

 

「例え一瞬でも不愉快な思いをさせてしまうかも知れないが」

「最も弱い立場にある人々の隣に立つ事に重い責任を感じている」

 

と、主張しました。

罰金は1年間で1,200ユーロと非常に高額になります。

 

これは、60歳以上の方には特に厳しいものと思われます。

 

フォーブス誌は、ギリシャのメディアの数字を引用して次のように述べています。

 

ギリシャ、60歳以上の人々にワクチン接種を呼びかけたところ、毎月114ドルの罰金が課せられることに

 

この罰金は、平均的な月々の年金支給額である730ユーロ(830ドル)の「高額な部分」に相当すると同メディアは報じている。

ミツタキス首相は、準備された声明の中で更に次のように述べています。

 

「残念ながら、60歳以上の未接種者58万人の内」

「11月にワクチン接種の予約をしたのは6万人だけでした」

更に・・・

 

「しかし、病院での治療を必要とし」

「悲しい事に命を落としてしまうのは」

「主に60歳以上の方々です」

「これらの死は不必要なものです」

左翼の野党、急進左派連合は、政府がパンデミックへの対応に失敗した責任を一般市民に転嫁し様としていると非難しました。

 

 

同党は声明の中で、アテネは今、

 

「世界の何処にも導入されていない懲罰的で」

経済的に衰弱した措置を60歳以上の人々に課している 」

 

と、述べている。

 

 

 

 

 

ギリシャ、60歳以上の住民にCOVID-19の予防接種を義務化

 

勿論、高齢者に毎月の様に課される罰金は前例がない

 

また、政府当局が、どの様にしてワクチン未接種者を月単位で特定しようとしているのかも不明である。

しかし、このような思い切った政策や法律によって、対象となる年齢層のワクチン接種者数が増加すれば、欧州各国の政府がこれを参考にして、自国で同様の施策を展開する事は間違いないでしょう。

一方、ドイツでは十数人が政府の隔離センターに強制的に連行され、オーストラリアでも数百人が同様のセンターに収容されている。

 

欧米諸国はCOVID-19に終止符を打つという名目で、強制的なCOVID隔離センターを使い続けているのだ。

 

地獄のような生活:ドイツ人とオーストラリア人が強制的に政府のCOVID検疫所に引きずり込まれる