欧州各国政府、ワクチン未接種者を対象とした封鎖を実施
2021年11月22日(月) by: Mary Villareal

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ヨーロッパの政府は、武漢コロナウイルスのワクチンを完全に接種していないという理由で、何百万人もの市民を軟禁しています。

 

専門家は、完全なワクチン接種者でもウイルスを拡散し続ける可能性がある事を認めており、この動きに公衆衛生上の正当性はありません。

 

言葉にならないものに戻る:ヨーロッパが「不潔」未接種者を封鎖

 

言葉では言い表せないものに戻る:欧州は「汚れた」未接種者を封鎖

 

COVID-19の感染者は、寒さの為に再び増加しています。

 

欧州各国は、ワクチン未接種者の為の外出禁止措置や、特定のサービスへのアクセス制限等、様々な方法で感染者の増加を抑え様としています。

 

又、ワクチンの接種率の向上も求められています。

西ヨーロッパでは約60%の人がワクチンを接種していますが、東ヨーロッパでは、その半分しか接種されていません。

世界保健機関(WHO)は、11月7日の週にヨーロッパでのコロナウイルスによる死亡者数が5%増加したと報告しており、死亡率が増加した世界で唯一の地域となっています。

ワクチン未接種者へのプレッシャーを強める欧州各国

 

ヨーロッパの国々は今、ワクチン未接種の国民に更なる圧力を掛けています。

オーストリアでは、11月22日(月)より、COVID-19の再流行に直面している為、全般的な封鎖措置がとられました。

 

 

 

保守派のアレクサンダー・シャレンダーグ首相は、2022年2月1日からワクチン接種が義務化されると述べました。

この発表は、同国がワクチンを接種していない国民に対して全国的な封鎖を実施した数日後に行われました。

 

12歳以上の個人は、仕事や授業への出席、食料品の買い物、運動等の必要不可欠な活動を除き、家から一歩も出る事を禁止されました。

 

欧州におけるCOVID:ドイツで警告が発せられた後、オーストリアが封鎖された。

 

この横暴なルールを破った者には、最高で1,450ユーロ(1,636ドル)の罰金が科せられます。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、11月19日の時点でオーストリア人の64%強が完全にワクチンを接種しており、EU平均の65.5を僅かに下回っている。C

 

OVID-19の感染者数も増加しており、11月18日には1日当りの感染者数が15,000人を記録しました。

オーストリア当局は11月17日、旅行者が入国する際、従来はラテラルフローテストが認められていたが、今後はPCRテストの陰性証明書を提示する必要があると発表した。

 

(関連記事:オーストリア、コロナウイルス感染者が2,000人に達した為、国境管理を強化)

 


ドイツも、アンゲラ・メルケル首相によると、ワクチン未接種の国民に対して、COVID-19の規制強化を導入する予定だという。

 

 

 

11月18日、ドイツの下院は、感染者数の増加を抑制する為の新たな規制に賛成票を投じました。

 

ドイツの国会議員は、職場や公共交通機関に対する新たな規制を盛り込む事も計画しています。

保健当局は、1日に65,000件以上の新規症例が報告された際に警告を発しました。

 

ロベルト・コッホ研究所の所長であるローター・ヴィーラー氏は、ドイツは深刻な緊急事態に向かっていると述べています。

 

「今、対策を講じなければ」

「本当に酷いクリスマスを迎える事になるだろう」と。

 

また、ワクチン接種率を現在の67.7%~75%を大きく上回るように大幅に引き上げる事を呼び掛けました。

 

ドイツでは、57.6%という低い率の地域もあります。

更にヴァイラー氏は、バーやクラブの閉鎖を始め、大規模なイベントの中止、その他の場所でもワクチンや回復証明書を持っている人に限定する等、市民の自由を制限するよう求めています。

 

更には、有名なクリスマスマーケットを全て中止する事も検討されています。

ワクチンを接種していない人は、レストラン、映画館、コンサートホール、スポーツイベント等にワクチン接種者しか入れない「事実上のロックダウン」が行われます。

 

また、ワクチン未接種者は、接触者を2世帯5人迄に制限しなければなりません。

一方、ギリシャは、予防接種を受けていない人々に更なるプレッシャーを与えることを目的とした新しい規制を発表しました。

 

 

 

これは、必要のない屋内施設への入場を厳しく制限する事や、60歳以上で未接種者のパスの有効期限を7カ月にする事などを義務付けるものです。

キリアコス・ミツタキス首相は、この極端な措置が、ワクチン接種を躊躇している人々の「助け」になると信じていると述べています。

 

ミツタキス首相は、11月22日以降、ワクチン未接種の成人は、例え検査結果が陰性であっても、映画館、劇場、博物館、ジム等の屋内に入る事ができないと述べました。

ギリシャでは現在、パンデミックが始まって以来、確認された患者の数が最も多く、死亡率も過去6ヶ月間で最悪のレベルとなっています。

 

ギリシャでは、国民の約3分の2がワクチンを完全に接種していますが、その数は国によって大きく異なります。

 

北部の地域では、ワクチン接種率が非常に低く、50%を下回っているところもあります。

全体的に見ると、パンデミックの影響を最も受けているのはやはりヨーロッパであり、WHOは今年、ヨーロッパの人々にとって「厳しい冬が待ち受けている」と警告しています。