【欧米流】食料供給101:SHTFの前に身に付けて置きたい食品の保存・保管技術
2021年11月19日(金) 記入者:ゾーイ・スカイ

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※ SHTF:when shit hits the fan:イザと云う時

 

プレッパーは、SHTFの前に、長期的なサバイバルシナリオで家族が食べて行けるだけの食料を備蓄して置く必要がある事を知っています。

 

プレッパー(Prepper)非常事態に日頃から取り組んでいる人


プレッパー初心者の方は、DIYで食事を作ったり、直ぐに食べられる(MRE)や、ペミカンの作り方を学んだりして、自分で食料を確保する事ができます。(h/t to PreppersWill.com)

 

※ MRE:Meal, Ready-to-Eat:食事、直ぐに食べられる

ペミカン携帯保存食:行動食

 

本格的なプレジャーに最適な食材と保存方法


プレパレーションのポイントは、パニックになったり、引き籠りになったりする事ではありません。

 

プレッパーとしては、近所の長期停電等、一般的なサバイバルシナリオに備えることになります。

サバイバル準備では、自給自足の方法を学ぶ事で、SHTF後に他人に頼る事無く生き延びる事ができます。

 

食料を備蓄する際には、生鮮食料品をまとめて購入したり、様々な食料キットを作るのに使えるアイテムを購入すると好いでしょう。

 



MREを作る


MREは保存期間が長いので、プレッパーの間では人気のある選択肢です。

 

しかし、市販のMREは高価なので、予算が限られているプレッパーには敬遠されるかも知れません。

 

MREキットの中には、12食分で約160ドルもするものもあります。

 



お金を節約するには、自分でMREを作り、真空シーラーを購入するとよいでしょう。

 

 

 


自分でMREを作るときは、1食分のカロリーを約1,000キロカロリーに保つようにしましょう。

 

乳製品、脂肪分の多い食品、果物等は直ぐに腐ってしまうので使用しないようにしましょう。

MREには、炭水化物、タンパク質、ミネラルが適切に配合されていなければなりません。

 

 

長期的なサバイバル・シナリオに対応する為には、家族が同じ食事に飽きてしまわない様に、様々なMREの組み合わせを作って置くと好いでしょう。

MREを作る事で、コストを抑えて備蓄品を増やす事ができると考えた場合、脱水機、マイラーバッグ、高品質の真空シーラー、シリカゲルや脱酸素剤などの乾燥剤などのアイテムに投資しましょう。

 

 

 

 

 

 

 


DIY MREに入れることができるアイテムは以下の通りです。

  • インスタントラーメンやフリーズドライの野菜
  • 粉末ココアやミルク
  • グラノーラやエナジーバー
  • 味付け用の砂糖、塩、コショウのパック

 

これらのDIY MREフードの組み合わせを試してみてください。

 

DIYサバイバルフード(自家製MRE)の作り方

 

朝食MRE:

  • シナモン
  • 干しりんごとバナナ
  • オートミール
  • パウダーミルク
  • 砂糖

 

ステーキとマッシュポテトのMRE:

  • マッシュポテトフレーク
  • ホウレンソウ(脱水)
  • カブやセロリの根の粉末の脱水物
  • フリーズドライのステーキ又はビーフジャーキー
  • 味付け用の塩・コショウ


トマトとチキンのスープ MRE:

  • 乾麺
  • ドライトマト、ニンジン、ピーマン(粉末状にしたもの)
  • フリーズドライのチキンビット
  • ハーブとスパイス
  • 粉末ミルク
  • 塩とコショウのパック


古代のサバイバル食料であるペミカン

 

ペミカンは、ビーフジャーキーに似た乾燥肉の一種です。

 

伝統的にはバイソン肉が使われますが、鹿やヘラジカの肉を食品用の脱水機で乾燥させ、真空パックで保存してもペミカンを作ることができます。

ペミカンを作るのに、お金をかける必要はありません。

 

MREをDIYする際に必要な食品用脱水機真空シーラーは、ペミカン作りにも使用できます。

     

 

 


ペミカンのレシピ

 

 

ペミカンは、カロリーが高く、簡単に作れるので、サバイバルフードとして最適です。

 

ペミカンの作り方(簡単な手順と5つのレシピ)

 

脂身を購入する事もできますが、自宅でスロークッカーを使って作ることもできます。

 

  

 

脂身をスロークッカーに入れて低温設定にし、数時間かけてレンダリングする。脂肪が液状になり、上にカリッとした塊が浮かんできたら、獣脂の完成です。

食品用脱水機で肉を乾燥させてから、次のステップに進みます。

材料

  • 赤身の肉・・・狩猟用の肉や牛肉を使う。5ポンドの肉で1ポンドの乾燥肉ができる。
  • 脂肪またはスエット - スエットは獣脂にする必要がある。脂身と干し肉を1:6の割合で使用する。
  • 塩 - 1ポンドの肉に対して小さじ1杯の塩を入れる。
  • オプション - ドライベリー、ハーブ、蜂蜜、スパイスなど。

 

下準備をする

  1. 肉の脂肪を切り落とす。乾燥させる時に、肉に脂肪が付いて無い事を確認する。
  2. 細菌の繁殖を防ぎ、ペミカンの味を良くする為に、肉に塩を振る。
  3. 肉を乾燥させたら、それを粉にする。肉挽き器、ミキサー、フードプロセッサー等を使う。肉挽き器、ミキサー、フードプロセッサー等を使い、大きな塊が入っていない、ほぼ粉状のものを作る。
  4. ベリーも肉と同じ方法で粉末にする。
  5. 粉末にした肉と粉末にしたベリー類を一緒にする。
  6. 脂を液状になるまで加熱する。
  7. 液化した脂肪を粉肉とベリー類の混合物にかける。脂肪と乾燥した混合物の比率は約1:6です。
  8. 混合物を冷まし、ボール又はバーに成形する。
  9. ワックスペーパーやビニール袋で包んでから、備蓄品として保存します。


賞味期限リストの作成

 

MREやペミカンを作り終えたら、備蓄しているすべてのアイテムの賞味期限リストを作成します。こうすることで、整理整頓ができます。

また、賞味期限リストは、備蓄品のすべてがいつまでも使えるわけではないので、食品の無駄遣いを防ぐのにも役立ちます。

 

(関連記事:食品保存のコツ。缶詰を安全に保存する方法)

 

 

半年、1年、無期限の期間別にリストアップすると、整理しやすくなります。

 

  • 6ヶ月 - シリアル、クラッカー、ドライフルーツ、粉ミルク、ポテトなどが該当します。
  • 1年 - 有効期限を確認し、その期限内に消費するように計画する必要があります。果物や野菜の缶詰、ピーナッツバター、ジャム、ゼリーなどがこれに該当し、物資の大半を占めます。
  • 無期限 - このカテゴリーのアイテムも、適切な容器に入れて適切な状態で保存しなければ、長くは持ちません。このカテゴリーには、ベーキングパウダー、小麦粉、穀物、パスタ、米、小麦などが含まれます。コーヒーや紅茶もこのカテゴリーに入ります。
 
賞味期限が不明確な食品を保存する際には、適切な容器を使用し、適切な条件で保存する必要があります。空気、生き物、虫、湿気から物資を守る。

 

 

食品のストックローテーションを行う
 
食料や水の供給をローテーションすることで、サバイバルシナリオで使用する必要がない場合でも、それらが無駄になることはありません。

備蓄している食料や水を定期的にチェックして回転させ、使い切ったものは全て交換しましょう。水も必要に応じて交換しましょう。

MREやペミカンを作るにしても、プレパレーションは自給自足に一歩近づくことを意味します。
 
準備には時間とお金が掛りますが、小さな犠牲を払う事で、1週間の停電でも、自然災害で家に閉じこもる事になっても、何が起きても大丈夫な様にする事ができます。

未来を予測する事は誰にもできませんが、プレッパーである事は、SHTFの際に自分が何を食べ、何を飲むかを少なくともコントロールできることを意味します。
 

 

※Gen

食材の水を抜いて保存に向く様にする・・・

日本で云えば『乾物』に当るんだろう。

 

 

その自家製と云う事で直ぐ連想できるのは

・・・『天日干し』

 

家庭用だったら・・・

 

 

これだろうか・・・

 

 

記事内の『食品用脱水機』

 

そう云う物があるのかと感心してしまったが

天日干しと違って・・・

天気・時間帯・季節に捕われる事なく作れるのは

確かに、便利だ。

 

(干し椎茸なんかで良く云われる)

(乾物は栄養価も上がり)

(味も好くなると云う点は)

(機械でも同じなんだろうか?)

 

にしても、この機会はデカいなぁw

 

(構造考えたら仕方ないと思うんだけど)

 

それでも、

欧米の本気のプレッパーと云われる人達は

「大量に早くできる」と云う点から

当り前の様に導入しているのかも知れない。